はじまりのスープ、夏ゼリー

はじまりのスープ、夏ゼリー

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

つぶれそうな食堂のオリジナル親子丼。涙が止まらない、海の味のスープ。ごはんをお代わりさせる豚キムチ。熱中症を救った牛乳小豆シャーベット。そして、思い出のカラフルゼリー。中森リリーが作る料理には、人の心をつなぎ直す力があふれている。読めばきっと、誰かとごはんを食べたくなる、やさしさに満ちた物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    はじまりのスープ、夏ゼリー
  • タイトルID
    :
    2291261
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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はじまりのスープ、夏ゼリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトル通りのお料理小説だけど、料理よりまず主人公のキャラクターがとても魅力的だった。

    続かないアルバイトと料理コンテストの賞金で何とか生計を立てるリリーは、口は悪くてどこか素っ気ないけど、自然と相手のことを真剣に考えて動いてしまう性分。

    だから会話がトゲトゲしたり噛み合わなかったりするのに、どこか思いやりを感じて微笑ましい(特に大家のばあさんとの愛情ある罵り合いは最高にいい)。そしていつしか出会う人達を少しずつ幸せにするレシピが出来上がる。

    そしてレシピは味付けも工程もあっさりでシンプルなのがまたいい。肩の力を入れずに、食べるひとも作るひとも楽な気持ちになれることを大事にしていて、嬉しくなる料理の数々。

    家族離散の記憶によって失っていた、「おいしい」って言ってもらいたい気持ちを次第に取り戻していくリリー。でもその「おいしさ」は味の良さのことだけじゃなくて、相手の気持ちに寄り添うことだと伝わってくる。料理の大事なことってそこなのかも。

    でも読み終わってみるとリリーは、ばあさんにも「あらき」にも家族にもまだまだやれることが残っているようにも感じる。これは続編もあるかな。ぜひ期待したい。

    0
    2026年11月02日

    Posted by ブクログ

    何もせずに諦めるのってしんどいです。
    悩みやつらいこともない生活は、楽しいこともない。
    失敗して汚れて、それてああでもないこうでもないって考えればいいのに。あんたは安全なとこでじっとしてる。怖がりすぎるよ。
    気づかないうちに試行錯誤してるんだって。それを人生でやんなよ。傷つかない位置で手を伸ばしたって、何にも届かないよ。

    0
    2026年11月01日

    Posted by ブクログ

    出てくるご飯が全部美味しそう!
    気を衒ったものばっかりじゃなくて、豚キムチ、とかカレイの煮付けとか、こういうの仕事から帰ってきたら食べたくなるよね〜というメニューもあって読んでて嬉しかったです。
    もちろん、冒頭のアサリと玉ねぎのスープもスペシャルな親子丼もビジュを想像しながら読みました。

    主人公が穏やかな良い子じゃなくて、悪態をつきながらもなんだかんだ真面目に取り組んでるのも良かったです。ちゃんと相手の現在だけじゃなくて、強みとか好みとか、これからのことも考えてアドバイスをしたり、メニューを組み立てたり。
    相手を思いやる優しくて真面目な人なんだなあ…と。
    もちろん出てくる人も、完全無欠の善人という訳では無いけど良い人ばっかりなのもストレスフリーで読めた理由のひとつ。
    瀬尾さんの本ってそういう優しさ、とか生活に寄り添ったものがあるイメージです。

    私も自炊をするので、毎日の料理の組み立て方はちょっと参考にしてみます。楽ができる部分が最初から決まってると心理的な負担が減って良いね!
    とりあえずキッチンバサミを買ってみようかな…それと地味に豚キムチを作ったことが無いから作ってみようかな!!楽しみ!

    0
    2026年10月31日

    Posted by ブクログ

    両親の離婚で選ばれなかった自分、をずっと心の重しのように抱えて、自己肯定感が低いが、周りの人への気配りが出来るリリー。
    彼女の対人関係の不器用さに心配しながら、同時に料理や仕事に対する聡明な器用さに感心する。
    誠実な姿勢に好感を抱き、幸せになって欲しいと思う。
    あらきの経営改革、恵実さんへの献立提案など、納得のいくものばかりでスカッとする。
    大家のばあさんとの毒舌の応酬も、お互いを気遣う信頼関係があってこそで、微笑ましい。

    ハッピーな続きの話を想像させる物語

    0
    2026年10月26日

    Posted by ブクログ

    心に、沁みる……



    はい、今回のレビューはどんぐりさんと全く同じ感想なのでそちらをお読み下さいm(__)m(丸パクリ)


    楽ちん楽ちん♪(マジでレビューしない強気の館なの)




    あ!まことさんやmariさんのレビューもご参考に♪

    ちなみに夏、じゃない季節に読んでも大丈夫。
    ゼリーは季節を問いません!

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    自分が社会のどの立ち位置にいるか不安になる人も多い中で大変な事もある中で(金銭面)縛られず自分らしくあろうとする主人公がとても好きだった。
    大家とのお互い素直になれない駆け引きもなんだか居心地の良い空間だったな〜。
    それにしても姉妹はいいね、すごく良かった。

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    あぁあぁぁぁぁぁ


    沁み渡る、、、、




    私には瀬尾さんが不足していました

    1年以上読んでなかったみたい



    久々に読んだら沁みます

    瀬尾さんの優しい世界が沁みます



    たまに摂取しないといけない。
    それが瀬尾さんです




    さて今回ははじまりのスープ、夏ゼリー


    あぁもう秋ですが笑

    やっと読めました(o^^o)





    中森という女性が主人公



    定職につかず、バイトで暮らしているのに


    「パートさんの中でお一人辞めていただくことに、、、」


    とバイト先の人が言い始めると

    「私、辞めます」


    とすぐに言ってしまう

    全てを諦めたような彼女。



    でも育った環境の影響から


    いや違うか、才能ですね


    料理を作るのが上手いんです



    相手のことを考えて
    体調とか気候とか気分とか
    相手に何が喜ばれるか読み取って
    メニューを考えていけるんです




    どのご飯もめちゃくちゃ美味しそうだった、、、(@ ̄ρ ̄@)



    本読みながら一緒に作ったら
    私でも美味しく作れそうなくらい
    丁寧な料理描写でした(о´∀`о)


    こんな風に料理できたら楽しいだろうな〜



    お腹空いてきちゃったなぁ





    料理についてこんな描写がありました


    『時間になれば食事が出てくることを当たり前だと思っている人がいるが、それは違う。

    献立を考え、材料を買い、作って盛り付ける。単に切って炒めてと料理をするだけではないのだ。

    時間も頭も手も使ううえに、どうせならおいしい物を食べさせたいと気持ちまで砕く。
    昨日とメニューが重ならないように、栄養が摂れるように。

    食べる側が何も思っていないとわかっていても、あれこれ気を遣う。

    食事を作ることに費やすエネルギーは大きい。食べるのは日常だけど、人に食事を用意することは生活の一部ではない』



    これにものすごく共感!!

    印刷して家に貼っておきたい!!!笑



    今日も採ったさつまいもを巡って事件が起きたので、本当に貼っておこうかな、、ಠ_ಠ







    読み進めていくうちに
    どんどん中森のイメージが変わっていきます



    私もどうしたらもっと楽になるか
    ちょっと考えたくなりました( ̄^ ̄)ゞ




    物語に出てくる人もみんないい人なんだよなぁ〜


    下倉も、大家さんも
    あらきの人たちも、娘さんも、妹も


    やり取りを見ていると元気が出てきます

    ビタミン本です・:*+.\(( °ω° ))/.:+




    もっと読みたい!まだ書いてないことあるでしょ!って感じです(*゚▽゚*)



    おかわりお願いします〜(^人^)


    0
    2026年10月24日

    Posted by ブクログ

    瀬尾まいこさんの『はじまりのスープ、夏ゼリー』を読んで号泣している。
    ズルいし狙いすぎだと思うけれど、それでも胸を撃たれたのだから致し方ない。
    感情がかき乱され高ぶり、抑えられない。
    でもそれが本当に心地よい。
    瀬尾さんは、やはり稀有な書き手だ。
    大満足の過程、至高の余韻…報われる読書体験。

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    瀬尾さん、また良い本書いたなぁ。瀬尾作品読んだ後は、必ず余韻の残るうちに気持ちを文章で残したくなる。瀬尾さんが何を伝えたくて、私は何に響いたのか。

    料理は食べる人を想い、愛を込めた作業なのに、毎回毎日頼んでもないのに必ず評価されてしまう。好きでシェフやってるわけでもないのにね。恵実さんの気持ちにすごく共感した。
    でもネガティブに考えないで、って聞こえた気がする。
    誰かを祝う時も、慰める時も、弔う時も、必ず食事の場があって、その時の気持ちと味がセットで思い出として残る。この料理を食べたら、あの時を思い出すって、みんな経験することだと思う。料理を出すって、ただ栄養補給として、エネルギー補充するための無機質な作業じゃないんだ。
    作中にでてきた料理、すべて美味しそう。読みながらお出汁の良い匂いや、ジューっていうごま油の音が聞こえて気がした。

    お腹が満たされると心も満たされる。
    今日の夕飯は何を作ろうかな。

    0
    2026年10月19日

    Posted by ブクログ

    やさしさに包まれる物語。栄養を取るということだけに焦点をあててみると、プロテインだったりサプリがある昨今。実際の食事をすることによって思い出だったり、人との繋がりであったり得られるものが多い。こういう作品が心の栄養になればいいなと思わせる作品。ずっと手元に置いておきたい1冊。

    0
    2026年10月18日

はじまりのスープ、夏ゼリー の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    はじまりのスープ、夏ゼリー
  • タイトルID
    :
    2291261
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月29日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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