【感想・ネタバレ】はじまりのスープ、夏ゼリーのレビュー

あらすじ

つぶれそうな食堂のオリジナル親子丼。涙が止まらない、海の味のスープ。ごはんをお代わりさせる豚キムチ。熱中症を救った牛乳小豆シャーベット。そして、思い出のカラフルゼリー。中森リリーが作る料理には、人の心をつなぎ直す力があふれている。読めばきっと、誰かとごはんを食べたくなる、やさしさに満ちた物語。

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Posted by ブクログ

すごく良かった〜。
とても好きな一冊になりました。

中森さんはサバけた、ちょっとやさぐれた感じなのに、他人を観察・思い遣った料理の数々はどれも食べたくなる。
下倉さんは今じゃ時代錯誤な働き方だけど、本人がやりたい事を全力でやっててイキイキとしてる姿はちょっと羨ましさもあった。
あらきにも親子丼食べに行きたいー!

『はじまりのスープ』
『とじないで、親子丼』
『ホワイトリリーの小豆シャーベット』
『作って食べて、力を抜いて』
『夏ゼリー』

瀬尾さんの描く人々は優しくて、ふんわり包まれる読み心地で好きだなと改めて感じました。
すごく口が悪かったりするのに憎めない笑

中森さんがあらきに行ける日が待ち遠しいです。
大将が泣いちゃって、おかみさんと常連さんが大喜びするんだろうなぁって、そんな情景を想像するだけで心がほっこりします。

出汁のきいた透き通ったスープと、色とりどりのきれいなゼリーが食べたくなる一冊でした。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

ごはんや家族に関する描写が「まさに瀬尾まいこさん」と思う作品でした。
何かを食べて「あ〜美味しい、幸せ」と思う瞬間、あります!こんな時間を持つことが日々を生きる上で大切だよなぁとこの本を読んで改めて実感です。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

主人公のリリーは料理のセンスが抜群にあるけど、別に料理が好きなわけでもない。子ども時代のトラウマから自信を持てず、人と深く関わらずに生きている。でも真面目に。

 大家さんとのやり取りはどちらも口が悪くてドキッとするけど、お互いに気にかけてる。バイト先のご主人や娘さん、新しいバイト先のお年寄り、いろいろな人と出会ってみんなに認められて、自分の良いところを認められるようになって温かい気持ちで成長を見守れました。

今までに25冊読んだ瀬尾さんの本の中でベスト3に入るかも?ずっと手元に置いておいて、繰り返し読みたい。ちなみに他の2冊は『ありがとう、さようなら』『おしまいのデート』かな?『あと少し、もう少し』も好きだわ、、、絞れない。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

端的に素晴らしかったと思います。ヒロインの造形、人々との交流描写、物語の主役となる料理のどれをとっても素晴らしく、物語から終始優しさが感じられ、心がじわっと温まる、そんな素敵なお話でした。

本作は、アルバイトをしながら生活する女性の物語。その女性には料理の才能があり、料理コンテストでも優勝するような実力がある。その主人公がある料理コンテストに参加したことをキッカケに物語が進んでいくというお話。

あくまで私の個人的な好みですが、こういうツンデレ系ヒロインはめちゃくちゃ好みですね。憎まれ口を叩きながらも、心の芯の部分で優しいところがヒロインから感じられるのがすごく琴線に触れました。

本作を読むにあたり、ヒロインの魅力が詰まってるのが第2章かなと思ったので、物語が合わなくてもせめて2章までは読んで欲しいかなと思います。主人公が人のために奔走する姿が、しっかりと描かれているだけでなく、本作を象徴するような温かな人との触れ合いという魅力が詰まっているように感じましたので、この章を読まずに終えるのはもったいないかなと思い、オススメさせていただきます。

余談ですが、たまたま本作をサイン本で買えてサインを拝見したところ、瀬尾さんのスタンプがめちゃくちゃ可愛くて驚きました。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

最後はさすがにズルすぎる。泣くしかない。
読み終えて登場人物を思い出して泣いている。
大将、娘、大家、タウン誌の編集長。
父と母がほとんど描かれていないのも斬新。
全体的に人物の強弱厚薄が絶妙な加減。

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2026年08月05日

匿名

購入済み

優しい味の本でした

優しい味お出汁のような、暖かさがじんわり染みる本でした。
主人公と自分が近くないのに近しい気持ちになったり、作ったことないのにこういう料理が好きなんだよな、という気持ちになったりとても不思議で素敵な時間でした。
似たレシピを作ってみようかな。

#ほのぼの #感動する #エモい

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

瀬尾まいこさんの本は、いつもゆっくり読む。読み返したり、手を止めて読んでしまう。

今回もそう。
人間模様とてもいい。
なにより食べてる時のそれぞれのおいしい、嬉しい、て受け取りかたがちがってとてもいい。
自分だったら、こうだなぁて先読みすすめたいのに、ゆっくりしちゃう。

ちゃんと皆をまるっと掬いとってるいい話でした。

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2026年08月05日

Posted by ブクログ

あいてのことを考えるって
たいせつ。忘れちゃいけないね。
ぽかぽかになる読書
たいせつ。忘れちゃいけないよ。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

初夏の風が爽やかに吹いて、夏の訪れを告げるように、軽やかで、それでいて温かい世界観。食が人を救う。食が人を繋げる。おいしい食事と中森さんのやり過ぎない優しさが心に深く染み込む。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

期待を裏切らない瀬尾作品。
料理上手な中森リリー。色々な飲食店を渡り歩いてきたけど、新しい人との出会いや交流が、リリーさんの気持ちをほぐしていく…

リリーさんは料理上手。人を感動させるほどの腕前。美味しそうなスープに、ゼリー、親子丼。私にも食べさせてほしい。
作中、料理を教えている相手に言った言葉が私にも響く。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

料理コンテストで作ったスープをキッカケに人との出逢いが連鎖して、大切なものに気付かされていく主人公。一つ一つの料理が美味しそうで目に浮かぶこと、登場人物が魅力的なこと、それぞれが抱える悩みや思いのどれかが、きっとどの世代にも胸に刺さること、キラキラしたゼリーの透明感、すべて絶妙な塩梅でしみじみ良かったと思う。ただ一つ、「あらき」にまだ行けていないので、これは続編に期待。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

良かった…イッキ読み。料理好きではなく料理上手のリリー。自分では自覚せずに、自然に効率よくも、相手のことをちゃんと考える姿が、いつの間にか人の心を掴んだんだろうな。大家さんや下倉さん、あらきの人々とのやり取りが、クスッと心地良かった。料理って上手く作ればいい訳ではないんだね。手芸にハマって、しばらく読書からはなれていたけど、やっぱり本は面白い!って実感。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

店頭で見かけて読み始めたら手が止まらず、一気に読み終わりました。全部のエピソードが良かったです。読んでて涙が出る場面もあり、特に最後の終わり方とても好きです。自分の居場所を見つけてもそこにしがみつこうとしない主人公に強さを感じました。出てくる料理が全部美味しそうで、いつか食べてみたいです。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

瀬尾さんの作品はみんな可愛い。主人公のリリーちゃんは、ダメな父と母を持ち、でも一生懸命生きていて、本人は気づいてないけど前向き。
夏休みの課題図書によさそう!!


第1話 イタリアンのバイトを人員削減で辞めて、2か月家賃滞納。高校卒業後8年一人暮らし。バイトで繋いでいる。春の料理コンテストに向かう。参加者は10人。結果は審査員特別賞で優勝ではないので賞金をもらえない。副賞の鍋を売っているところを審査員の一人下倉にみつかる。フリーペーパーの編集者だ。スープをもう一度作って欲しいと言われる。

第2話 大家さんに家賃を払いにいく。期間は長くて一か月とあるバイトに募集する。小さなお店でバイトを雇うゆとりはないが、おかみさんがヘルニアで入院している。中ちゃんと呼ばれる。

第3話 今度は夏を呼ぶ料理コンテスト。品数は2つ。参加者20人。優勝した。大家のおばあさんが寿司を取ってくれた。

第4話 あらやの娘の恵美さんに料理の手の抜き方を教える。大家のおばあさんの紹介で老人ホームのバイトに入り、老人に絵を教わる。

第5話 おむつを替えられるようになった。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

思った以上にいい作品でした。
心温まる、人との繋がりであったり、ばあさんに対してのババア呼びですらも何だか愛着を感じる、嫌な印象が何もありませんでした。
食の描き方がとても上手でお腹空いてる時に読んだら辛くなりそうだったのでお腹いっぱいの時に読んでました笑
夏ゼリーがとても美味しそうで夢があります。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「傷つかない位置で手を伸ばしたって、何にも届かないよ」
この一文に、ちょっとドキッとしてしまった。

傷つかないように、失敗しないように無理せず生きる。それは、たしかに楽なことのように思えるけど、意外と人って、傷つかない位置にいるだけじゃ満たされないんですよね。安全な場所にとどまることと、ちゃんと生きること。この二つは、案外別物なんだなと立ち止まってしまった。

主人公は愛想がなく、人と深く関わるのが苦手な中森百合(リリー)、26歳。高校卒業後、定職にはつかずアルバイトを転々とし暮らしている。でも、料理はかなりの腕前。たまたま求人アプリで見つけたつぶれかけの食堂「あらき」で働くことになり、リリーの人生の歯車がゆっくりと動き出す。

とにかくリリーが作る料理が、どれも美味しそうだった。簡単な作り方も載っていて、料理上手な人なら再現できてしまうかもしれない。海の味がするスープ、ごはんがすすむ豚キムチ、熱中症で弱った大家さんを救う牛乳小豆シャーベット。読んでいるだけでお腹が鳴る場面が、いくつもある。

でもこの物語で一番心に響いたのは、料理そのものより「誰かのために作る」ことで変化するリリーやまわりの人々の姿。
リリー自身は多くを語らないタイプなのに、彼女が料理するたびに、まわりの人の心がすこしずつほどけていくのがわかって、それが読んでてすごく心地いい。

食べる人のことを精一杯考えて作る、リリーのごはん。食が人を変えるんじゃなくて、食に込めた誰かの想いが、人を変えていくんだなって。すっと腑に落ちた。

料理が苦手な私は、料理=作業(いかに効率よく作るか)な感覚がどこかにあったけど、この本を読んで少し考えが変わった。

やっぱり瀬尾さんの描く物語はとても澄んでいて、最後まで心地よいなと思った。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

作品名が美味しそう。表紙の絵が美味しそう。絶対に読みたい!と思っていた作品で、あっという間に読み終えてしまいました。

主人公は中森百合(リリー)、26歳
アルバイトで生計をたてています。
得意なことは料理(好きではないそうで)
料理をするようになったきっかけは、父親の会社が倒産して再就職先を探すけれど上手くいかず、母がパートの仕事を始めて少しでも役に立ちたいと思ったことから。その後、両親の仲は悪くなり離婚。百合は父親に引き取られた。母親とは妹が一緒に暮らすようになる。
「何故、私は母親と一緒に行けなかったのか」「何がいけなかったのだろう」
そんな想いを抱き、ちょっぴり自分を卑下する百合。
そんな中、得意な料理で色んな人と交わっていきます。そして、自分に対して頑なになっていた気持ちが少しずつ和らいでいきます。その様子はとても優しくて温かい気持ちになリました。

お料理も美味しそうでした。
アサリのスープ
親子丼
牛乳小豆シャーベット
豚キムチ
夏のカラフルゼリー
どれもこれも相手のことを想ってつくられた食べ物。ぶっきらぼうな百合ですが、食べる人のことを想っての行動はとても素敵でした。

読み終わったときは、目の前にキラキラと輝く色とりどりのゼリーが見えて、ドキドキ、わくわくしていました。
ゼリー、最強です(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠❤
瀬尾さんらしい読みやすくて心温まる素敵な作品でした。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

瀬尾作品の登場人物が好きだ。
少しも気負わずあっけらかんと他人に干渉し、自分のペースに巻き込んでいく様子が心地いい。
気づけば私のそばにも寄り添い、励ましてくれているよう。

食べる人のことを想って作る料理、読者への想いが存分に詰まった小説、ぜひ堪能してほしい!

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2026年07月29日

Posted by ブクログ

読み始めて心穏やかになる作品に出会えた気分になりました。料理を通しての人との出会いに感動すら覚えてしまいました。そしてどの料理も真似したくなるほど美味しそうな料理でした。特に何層になっているゼリーが食べたくなりました。食堂「あらき」での出来事が楽しく和やかな気持ちになってしまいました。こんなにも美味しそうな料理小説は初めての出会いでした。あなたもぜひ読んで美味しい料理を楽しんで下さい。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

瀬尾まいこさんらしい、食べ物がおいしそうに感じる表現、人と人との繋がりを大切にする表現…
なんかほっこり、なんかいいなって思えるお話でした。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

あぁ、やられた。私はこういうのに弱いんだよ。
と思ってしまう作品

定職につかず、料理コンテストとティッシュ配りで家賃を払う生活をするリリー。幼い頃に母親に選ばれなかったという思いが残っている。
料理を通して人と出会い、心を通わせ、また繋がる物語。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

主人公や家族の描写が瀬尾さんらしいなと思いました!

私も料理=義務みたいに考えてしまう事があるので、恵美さんとの料理の回はそんなに気負わなくていいんだと肩の力が抜けました。
大家さんとの会話のやり取りが面白かったです!

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

これはかなり好きだった。瀬尾さんらしい優しい話で、料理の描写も美味しそうでうっとり。表題作の『はじまりのスープ』が1番好きだった。下倉の兄と、その思い出に紐付くアサリのスープ。続きが読みたい。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

毎度毎度瀬尾さんの作品は、私を温かい気持ちでいっぱいにしてくれる。
厳しい現実があっても、それを乗り越えていく力が人にはある。人の弱さと同時に強さを教えてくれる、優しくて力強い物語でした。

大家であるばあさんとの掛け合いがまた良くて。
二人とも口が悪くて素敵です。

そして、今回は見事に料理が中心。美味しそうな料理のオンパレード。お腹だけでなく心をほぐしてくれる、そんな料理たち。食べたい…

とっても美味しい物語でした♪



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2026年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「おいしい」が明日の私を連れてくる。

「食べること」は、お腹を満たすだけじゃない。

人と人の距離を縮め、心まで温めてくれる。
そんなことを改めて感じさせてくれる1冊でした。

物語に登場する料理は、どれも本当においしそう!

読みながら、「これが食べたい!」
と想像するのが楽しい!

私もいつか、中森リリーの料理を味わってみたいなぁ…

そして、心に残ったのは中森の発したこの言葉。

「今後、おいしいって言わないやつに作るのやめましょう。」

“おいしい”のひと言は、料理への感謝でもあり、作ってくれた人への思いやりでもある。

当たり前のようで、つい忘れてしまいがちな大切な言葉を、この物語が思い出させてくれました。

読み終えた頃には、誰かと食卓を囲みたくなる。

暑い夏には、物語に登場するひんやりとしたゼリーが恋しくなること間違いなし。

心までやさしく満たされる、夏にぴったりの1冊。

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2026年07月29日

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