あらすじ
つぶれそうな食堂のオリジナル親子丼。涙が止まらない、海の味のスープ。ごはんをお代わりさせる豚キムチ。熱中症を救った牛乳小豆シャーベット。そして、思い出のカラフルゼリー。中森リリーが作る料理には、人の心をつなぎ直す力があふれている。読めばきっと、誰かとごはんを食べたくなる、やさしさに満ちた物語。
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Posted by ブクログ
中学の時、朝の読書で本を読んでも面白いと思えなかったが、やっとちゃんと読めるようになって唯一好きだったのが瀬尾まいこさんの本だった。初めて読んだ良かった本で書けた読書感想文は瀬尾さんの卵の緒だった気がする。ひたすら感銘を受けた箇所を褒めたたえた、瀬尾さんのことが好きなのはわかったけど、読書感想文はそういうことじゃないと言われた記憶がある。
久々に蔦屋書店梅田に行ったら瀬尾さんの新刊が出ていてサイン本があったのと、はじまりのスープ、夏ゼリーだなんて、真夏には最高に惹かれるタイトルで買うしかなかった。
やっぱり読みやすくて、泣けて、爽やかで大好きな話だった
ゼリーもスープも食べたくなった。
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瀬尾まいこさんらしい優しくて暖かな気持ちになる小説。
主婦の家に主人公が料理を作りに行く場面が印象に残った。無理に毎日家事や料理をしなくてもいいんだなって、今まで自分に厳しくしすぎてたんだなって思えた。
若いうちから自由にやっていきたいな〜とも思えた。
主人公とおばあさんが段々交流を深めて仲良くなっていくのも印象的だった。(コントみたいだったけど笑)
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とても読みやすい本だった!
食べる人を思って作る料理、主人公は、これを優しさだとは気づいてなさそうだけど、ものすごく優しい話だと思った。
美味しそうで、優しくて、読み終わった後気持ちいい本!
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なんか、ちょっと疲れちゃったよな、って時に読みたい本。
やっぱり瀬尾まいこさんの文章は読みやすいなぁ。
主人公のリリーちゃん。料理上手な女の子。
すごく好きだな。
周りを思ってまっすぐ行動できる。
そんな風に私も生きたい。
それにしてもリリーちゃんのバイト先が魅力的すぎる。
私も「食堂あらき」で、「老人ホームこもれびの丘」で働きたい。
人のあったかさを感じられる。素敵な環境。
でもそれは、リリーちゃん自身が素敵な子だからだろうな。
料理がキーワードの今作。
料理って、食べるって、人柄が出る。
悲しいときも、嬉しいときも、美味しい食事はちょっぴりでもエネルギーをくれるんだな。
特に誰かのためのものは。
スープに、ゼリー。作って食べたくなった。
大好きな母と一緒に。
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誰かのために料理をし、美味しいね、と言葉にしていただく。誰かのご飯は誰かの大切な記憶に繋がっていて、料理を通してしぼんだ気持ちをふっくらと再生する。美味しいって身体も気持ちも整えてくれる。人との縁が繋ぐ愛おしい物語。ラストに感動した。
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とっても優しいお話でした。
やっぱり瀬尾まいこさんの書かれるお話は、
読んでいてほっとするなぁ…。
主人公のリリーさんがとても魅力的です。
さっぱりしていて、ドライなようでいて、
とても優しい女の人です。
リリーさんの作るお料理は、
どれもとっても美味しいんだろうなあ。
出てくる登場人物、
みんなに愛着が湧きましたけれど、
特に大家のおばあちゃんとのやりとりがツボでした。
遠慮のない感じ、いいなあ。
Posted by ブクログ
今月は沢山東野さんを読んで
ガリレオシリーズを読破したので
ちょっとだけ息抜き。読むのが楽しみだった
瀬尾まいこさんの新刊読めました。
夏ゼリーと、タイトルにもあるので
是非夏の間に読みたかった。
【夏】なんだけど読後はポカポカと
癒されました。ホント瀬尾さんって
家族描写がお上手で号泣するんじゃなくて
じわーって来る感じが重すぎず軽すぎず
ちょうど良くて大好き。
出てくるお料理がどれも美味しそうで
お腹がすくー笑。
Posted by ブクログ
両親の離婚時に、母親に選んでもらえなかったことがトラウマになり、自己肯定感の低いリリーちゃんですが、あなたの作る料理の数々は、いつも食べる人のことを思って作るスペシャルなもの。料理で人を喜ばせたり助けたり癒したりできることってすごいことなんだよ。もっと自信を持って、自分を褒めてほしい。そして周りをよく見て。あなたのことを好きでいてくれる人はたくさんいますよ。かく言う私もあなたのことがどんどん好きになり、応援しながら読んでいました。性格の悪い(?)大家さんとのトークにハラハラしたりニヤニヤしたり。そして、最後のエピソードが素敵すぎて、思わずにっこり!してしまいました。読めてよかったです。中高生にもオススメしたい。
Posted by ブクログ
最後の最後、そうきたか!とうるっとしてしまいました。
大家の守屋おばあさんと中森リリーの掛け合いが途中から楽しくて楽しくて。減らず口をたたきながらも信用し合う2人が良い!
育った家庭環境から自己評価の低いリリー。上手なだけで料理好きではない。上手く作れるからお金を稼ぐ手段にしている。
個性豊かな人たちとの出会いは、リリーの存在や料理が彼らの助けになるだけではなく、リリー自身を少しずつ前向きにさせていく。
帯にある『おいしいが明日の私を連れてくる』、まさにそのとおりでした
私の意欲が落ちてしまい集中できずに読み進めたのが悔やまれるぐらい、大満足の瀬尾まいこさんの世界。
Posted by ブクログ
温かな気持ちにさせてくれるおいしい料理のお話にお腹も満足にさせてくれて、おまけに胸いっぱいって感じ。
中森リリーは、飲食店を転々としながらのバイト生活だったが、家賃を滞納して料理コンテストの賞金を目指したはずが、優勝には至らず…
だがフリーペーパーの編集者である下倉にスープを作ったところ泣かれるほどの感動を与えてしまったり、食堂「あらき」のバイトではお店のメニューを整理して効率よくしたり、看板になるような親子丼を開発したりと貢献する。
大家のばあさんとの掛け合いは毎日の日課のようで楽しいのだが、それだけではなくちゃんとばあさんの体調を気にして作るお粥や牛乳小豆シャーベットなど最高ではないかと。
下倉には、優しいけどやさぐれた感があると言われ、大家のばあさんには、感情も隠さないから裏表がない気がして、安心して悪口言えるとまで言われるリリーだが、ずるくなく人のことを考えて動ける人間だから介護の職場も合っていたのだろう。
最後には、妹のために思い出のゼリー。
彼女が料理を始めた原点はここにあったんだな思い出させてくれた。
「お姉ちゃんの作るものを食べたら全部OK」なんて、泣ける言葉じゃないか…と。
自分の作る味には飽きてるけど、誰かに作るのは好きで、おいしいと言ってくれたらなによりも嬉しいと。
それってどちらも幸せな気持ちになるんだと思った。
Posted by ブクログ
自分を否定的にみてしまう主人公が、色んな人との出会いで少しずつ楽しく生きれるようになってきて、とても温かい気持ちになった。
若い時はいろいろ気にして悩みも多いけど、自由に生きるお年寄りと触れ合うことで、生きていくことも悪くないなって思える気がする。
Posted by ブクログ
久しぶりの瀬尾まいこさん!!
今回もとても良かったです。
主人公中森百合(リリー)の淡々と作る美味なお料理と人との接し方が心地よかったです。
百合の住む大家さんの守屋のばあさんも一味あるお方。
妹さんとの関係にもうるっ。
やはり瀬尾まいこさん良きなり。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの書く人ってどうしてこんなにあったかい人が多いのだろうか。みんな自分がいい人という自覚がないけど、いい人しかでてこなくて安心して読める。世界がこんな人たちだらけなら幸せだなと思う。
Posted by ブクログ
好き。
主人公のリリーと大家のおばあちゃんのやりとりがいい。
一見ぶっきらぼうに見えるリリーだけど、なんだかんだ真面目で優しい。
美味しいものを作れるってすごい才能だよな。
作中に出てくるご飯が美味しそうで食べたくなった。
Posted by ブクログ
お金も人間関係も自己肯定感もない、ないない尽くしの主人公・百合(リリー)。
あらすじから自己再生のストーリーであることが読み取れたが、果たして288頁で再生できるのか不安になるほどである。
傷つくことを病的に避けながら生きているリリーだが、社会で生きる以上、人間関係は否が応でも発生する。
大家のばあさんとは毎日顔を合わせ罵り合う関係だ。
しかしばあさんが部屋から出てこなくなった時、心の中での呼び方が「くそばばあ」になるのが実にツンデレである。
そんなばあさんと、ある出会いがリリーを再生への道へといざなう。
リリーの魅力は料理の才もあるが、手を抜いても構わない場面でベストを尽くす、彼女自身も気づいていない「優しさ」のように思う。
頼まれごとをされたり、困っている人を前にすると持ち前の優しさを発揮して他者を救い、最終的には自分の幸せをも掬い上げる。
288頁での再生に成功したのは、世界が温かすぎるせいでも優しすぎるせいでもなく、欲しい物に触れられるよう手を伸ばした結果だろう。
匿名
優しい味の本でした
優しい味お出汁のような、暖かさがじんわり染みる本でした。
主人公と自分が近くないのに近しい気持ちになったり、作ったことないのにこういう料理が好きなんだよな、という気持ちになったりとても不思議で素敵な時間でした。
似たレシピを作ってみようかな。
Posted by ブクログ
『はじまりのスープ、夏ゼリー』、そのタイトル通り、瀬尾まいこさんの新作は「料理」を軸に、人と人とのつながりを描いた物語。
主人公は、10代を両親の離婚や家族の食事づくりなど、「ケアする側」として過ごしてきた女の子。一般的な家庭の幸せとは少し離れた環境の中で、自分のために生きる余裕もないまま大人になり、アルバイトをしながら、生活できる最低限の暮らしを送っている。
決して特別な不幸というわけではない。でも、だからこそ妙にリアルで、今の時代にもこういう境遇の人はきっといるんだろうな、と感じながら読んだ。
そんな主人公が、自分が身につけてきた料理の腕を通して、少しずつ周囲の人を元気にしていく。そして今度は、自分自身も周りの人に支えられていく。
「料理を作る」という、ごく日常的な行為をきっかけに、人に必要とされることや、人とつながっていることを実感していく。その過程が、とても瀬尾まいこさんらしい。
こういう設定なら、普通は「不遇な主人公が才能を開花させて成功する」というサクセスストーリーにもできると思う。でも、瀬尾さんの作品は、そこまで大げさにはしない。
人生が劇的に好転するわけではない。
ただ、昨日よりほんの少しだけ、生きやすくなる。
「もしかしたら、これから少しずつ良くなっていくのかもしれない」と思える。
そのくらいの幸せの描き方が、すごく好きだ。
人生なんて、ある日突然すべてがうまくいくわけじゃない。誰かとの出会いや、何気ない一皿に救われながら、少しずつ前を向いていく。
料理の湯気のように、じんわりと心が温かくなる一冊だった。 ★4.1
Posted by ブクログ
自己肯定感が低く、とにかく不器用に生きている主人公。でも、ちゃんと考えて一生懸命行動するから、見ている人はちゃーんと認めてくれて、少しずつ歯車が回り出していく。全てが上手くいくことはないけれど、かといって、悪いことばかりが続くわけでもない。人生ってきっとプラマイゼロなんだなとふと思った。それと、大家さんと主人公のやり取りが心地よかった。歯にもの着せぬ憎まれ口を叩き合いながらも、お互いを大切に思う気持ちもじんわりと伝わってきて、温かい気持ちになれた。
Posted by ブクログ
いただきます ごちそうさまでした
時々、口が悪くなるけど誰かのために料理をする ちゃんと相手を思ってることが伝わる
読み終わった時ほっと安心した
続編あってもいいな
Posted by ブクログ
おもしろいし、よみやすかった。
私も頑張って料理しよー
時給とか具体的な値段が書かれてて分かりやすかったけど、
もうちょっと予備費、設定したほうがいいよ、とか思った。
Posted by ブクログ
登場人物みんないい人。悪い人ぶるといいことあるの?というセリフが印象に残った。自己否定せず、誰かのことを考え、自分にできることをするのが大切。
Posted by ブクログ
色々なバイトを転々とする中森百合は料理コンテストで賞金稼ぎをする。たまたま働いた赤字の料理屋での出会い、その後のバイト。
なかなか良かった。彼女の作る料理が実に美味そう。大家のおばあさんとのやりとりもいい。
Posted by ブクログ
妙にやさぐれた口調の主人公と大家のおばあちゃんの掛け合いが心地よかった。
あおきの大将や、編集者の下倉、登場人物がみんな魅力的なキャラで、なんだかほっこりできた本だったな、
Posted by ブクログ
ほっとする小説だった
アサリ汁に親子丼にゼリー…
どれも美味しそうでお腹が減ってくる
料理って自分でつくるのもそれなりに美味しいけど、人に作ってもらったらなんて事ない料理でも凄くおいしく感じるのはなんでだろう
自分の味に飽きてくるってのも一つだけど、やっぱり愛情のスパイスなのか
ひとりより誰かと食べる方がさらに美味しく感じる
大家さんとリリーさんがやりとりが面白かった
憎まれ口を叩きながらもなんだかんだ困った時は助け合い、お祝いなんてこともしちゃう
気を使う事もなく、家族より家族らしいこの関係素敵だなと思う
血の繋がりよりも尊い気がする
親の事情で離れ離れになった妹との対比も興味深い
どちらもどちらを少し羨んでいるふしもあるのだが、
毎日毎日、仕事に行って帰る日々、更にセクハラに嫌気さす妹と幼少期の記憶から軽い付き合いしかできず、気軽なその日、その月必要な分だけ稼いでるリリー
世間や常識では、正社員になって稼いでるのが偉いなんて言われてるけど、生きかたも幸せって人によって違うし、どちらが偉いとか正しいとか本来はない
自分に与えられた時間は限りあるし、なんたって自分の人生なんだから、後悔ないように生きたいなと思う
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの新作という事で購入した。1人の女の子の日常を描いた作品で、劇的な展開はないがとても読みやすかった。
自分では何も上手くいってないように思っていても、他人から見たら要領が良く見えていたりする。逆に、他人が上手くいっているように見えても、裏では苦悩していたりする。
皆それぞれ悩みを抱えて生きてるって思うとちょっと息がしやすくなった。
Posted by ブクログ
ちょっとこじらせていて、ちょっと口が悪い女の子、中森リリー。でも料理は上手くて、その料理の腕でまわりの人を幸せにしていく物語。
定食屋あらきの大将との話が特にじんわりきて良かったです。
ただ、物語とはいえ一人暮らしなのにこんな生活で大丈夫なのかな…とリリーの将来が少し不安に思ってしまいました。