あらすじ
つぶれそうな食堂のオリジナル親子丼。涙が止まらない、海の味のスープ。ごはんをお代わりさせる豚キムチ。熱中症を救った牛乳小豆シャーベット。そして、思い出のカラフルゼリー。中森リリーが作る料理には、人の心をつなぎ直す力があふれている。読めばきっと、誰かとごはんを食べたくなる、やさしさに満ちた物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
心が温まってホクホクする様なstory。
主人公料理人のちょっと捻くれた感じとか、それを囲む人達の温かさが良かった。
お料理も本当に美味しそう。
美味しい!有難う!と言ってもらえることが料理する人の醍醐味だね。
大家のお婆さんも好きだなぁ〜♡
Posted by ブクログ
とても素敵な話でした!
人と深く関わることを避けて、次々と職場を変えてきたリリー。でも『あらき』でも老人ホームでも皆に好かれ必要とされ、戸惑いながらも嬉しさを感じるリリーの様子がとても良かった。
最後はちょっとウルウル。花梨ちゃんと2人で『あらき』に行ったらいいよ。下倉さんも一緒に。
Posted by ブクログ
どう話が進んでいくんだろう?と思いながら一気読みしました。大家さんとの会話はとても楽しく読みました。中森さんみたいな人に憧れる。というか会ってみたい。
ラストは涙が溢れました。瀬尾さんの本はいつもどこかが刺さります。
Posted by ブクログ
読み終わったー!大好きな瀬尾まいこさんの新作!
飯テロ要素もありつつ、人の優しさに触れる素敵なお話だった。
続編はないのかな?食堂あらきへ再訪したエピソードとか下倉さん、大家さん&孫とのその後のアレコレとか、まだまだリリーちゃんにまつわるいろんなお話を読みたい。
リリーちゃんに幸あれ!
Posted by ブクログ
この著者の作品は全部好きだが今回もよかった。主人公と大家さんのやりとりも面白く、何度か笑わされた。親子丼ぜひ食べてみたいし、自分もリリーに料理を教えてもらいたい!
Posted by ブクログ
誰かのために料理をつくるすべての人に贈りたい1冊です。
私の母は歳をとって、疲れると料理の味が濃くなるようになってしまいました。先日、父に小言を言われて落ち込んでしまった母にこの本を贈りました。いつも家族のことを思って料理を作ってくれてありがとう。たとえ上手くいかない日があっても、私にとってはずっと料理上手な自慢のお母さんだよ、という気持ちを込めたつもりです。
自分のために料理を作ってくれた大切な人を思い出す、そんな小説だと思います。
Posted by ブクログ
人が喜ぶのが見たくて 美味しいものを作る中森百合(リリー)
料理は本当は好きじゃないけどって…
好きと料理が上手はイコールじゃない に納得。
しかしながら
リリーの作る数々の料理や作るときのコツ
めっちゃ参考になった。
リリーは両親の離婚のとき 母親に選ばれなかった
というトラウマがずっと心にあり、
自信の持てない人生を送っているが
料理を通じて周りを幸せにしている
めちゃくちゃ凄い人!
離婚のとき離れた妹とのやり取り
この伏線も大事なストーリーの要になっている。
私の中では、
バイトしてた食堂あらきを最後まで訪れてくれなかったのが残念。
きっとこの後 行ったよね?
瀬尾まいこさんの作品らしい人物がたくさん出てきて、
口が悪かったり何となく周りと距離を置いてしまうリリー。
それでもお互いを思い遣ったり、どこかでずっと繋がっていたり
そんな交流に心が温まる。
リリーのヒントが詰まった料理本がほしい〜
Posted by ブクログ
めちゃくちゃいい話だった。自分の作る料理には興味はないが、相手の状況を慮って作る料理、それを食べて美味しいと言ってくれる人たちのはなし。料理を作りたくなる話だった。
Posted by ブクログ
中学に入学前に両親が離婚。中森百合(リリー)は父親、妹の花梨は母親と暮らすことになり、家事をするようになり、料理が得意に。しかし、母親が妹を選んだというトラウトからか、仕事は長続きせず、バイトと、料理コンテストの賞金稼ぎでギリギリの生活を8年も続けているが…。
大家のおばちゃんとリリーとの会話が最高。ひねくれ者同士で気が合うのか、ないのか。お互いがお互いを心配しているのに、素直に言えない。でも、たぶん、お互いが分かり合えてて、信頼関係が築けている。
私も恵実さん同様、飲食店の娘で小さい頃から店の手伝いをしていたせいか、あまり料理が好きじゃない。仕方なく作っているし、レシピ通りに作るのが面倒でセンスもない。
だから、作る相手の気持ちを読み取り、何を作れば喜んで食べてくれるのかを考えて、パパッとなんでも作れるリリーはすごいとしか言いようがない。
下野さん、あらきのご主人、娘の恵実さん、おばちゃんの孫の守くん、妹の花梨ちゃん、そして、大家のおばちゃん。出でくる人たちみんな素敵な人たちばかりだった。
「ゼリーって、透明で幸せな食べ物」って、わかるわかる。目の前にあったら、フルーツジュースより、フルーツゼリーの方が嬉しくなるもの。
最後のページ、最高によかった。
Posted by ブクログ
母親選ばれなかったという思いは主人公を苦しめ生きづらさを抱えながらも、だからこその料理の腕前はすごい。私も毎日の料理のアイデアが参考になった。大谷さんいいなぁ。口は悪いけど、主人公のことよく分かってて、良さが活かせるように導いてくれていて、こんな出会いも大切にしたいと思った。
Posted by ブクログ
重い過去を抱えながらも、自分のペースで料理を通して人と関わるリリー。少しずつリリーの気持ちにも変化が訪れて、心を開いていく様子が丁寧に描かれていました。テンポ感がとても良く、どの料理も美味しそうで、読んでいて楽しかった。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの本が大好きで今回のお話もとても楽しみにしていました。
題名を見ただけでワクワク、そして案の定、期待を裏切らず一気読み。誰かのことを思いながら心を込めて作る料理は美味しい。人との繋がりが温かい、優しいお話でした。
Posted by ブクログ
瀬尾まいこさんの作品サイコーだった。
特に大家さんとの掛け合いか良かった!人情味があって大家さんとの会話になるとクスクス笑わずにはいられないほどよかった。
こういう、くすっと笑えて、読み進めるうちにじんわりあたたかい気持ちになれる話、やっぱり好き。
Posted by ブクログ
お金も人間関係も自己肯定感もない、ないない尽くしの主人公・百合(リリー)。
あらすじから自己再生のストーリーであることが読み取れたが、果たして288頁で再生できるのか不安になるほどである。
傷つくことを病的に避けながら生きているリリーだが、社会で生きる以上、人間関係は否が応でも発生する。
大家のばあさんとは毎日顔を合わせ罵り合う関係だ。
しかしばあさんが部屋から出てこなくなった時、心の中での呼び方が「くそばばあ」になるのが実にツンデレである。
そんなばあさんと、ある出会いがリリーを再生への道へといざなう。
リリーの魅力は料理の才もあるが、手を抜いても構わない場面でベストを尽くす、彼女自身も気づいていない「優しさ」のように思う。
頼まれごとをされたり、困っている人を前にすると持ち前の優しさを発揮して他者を救い、最終的には自らの幸せをも掬い上げる。
288頁での再生に成功したのは、世界が温かすぎるせいでも優しすぎるせいでもなく、欲しい物に触れられるよう手を伸ばした結果だろう。
匿名
優しい味の本でした
優しい味お出汁のような、暖かさがじんわり染みる本でした。
主人公と自分が近くないのに近しい気持ちになったり、作ったことないのにこういう料理が好きなんだよな、という気持ちになったりとても不思議で素敵な時間でした。
似たレシピを作ってみようかな。
Posted by ブクログ
くすっと笑える瀬尾さん節と、なんだかやる気が出てくるステキな話。
こんな才能があるならもう一歩進んだ未来を追いかけても面白いのでは?と終わり方に惜しさを感じたので星4つ
Posted by ブクログ
食に関する小説
ササッと作れる・ほっこりできる・実際に作ってみたくなる料理がいくつもあった
料理を作るには献立を考え買い物に行き洗って切って炒めたり煮たり…片付けもある
こんなにこんなに頑張って作ったのにって思うことが度々ある
私の気持ちを代弁してくれて嬉しい
きっと私と同じ思いをしている人っていっぱいいると思う
Posted by ブクログ
さらりと読めて、でも心があったかくなる料理小説。
日々のアルバイトと料理コンテストの賞金で生計をたてる中森百合(りりー)。
他人に興味が薄くて、乱暴な言葉遣いでちゃらんぽらんな生き方かと思いきや(自分でもそう思っていそう)
大家のためにシャーベットを作ったり、潰れそうな定食やのためにメニューの整理や新メニューの考案を手伝ったり、
人のために行動できる素敵な一面がどんどん見えてくる。
両親が離婚したとき、母親に選ばれなかったことがずっと傷として残っているが、選ばれた方も大変なんだと悟って成長し、
妹も手作りのカラフルゼリーによって救う。
切なく、でもずっと静かな幸せや優しさが続く小説
Posted by ブクログ
子どもの頃から料理が上手だった中森百合(リリー)は定職につかず、アルバイトと料理コンテストの賞金で生計を立てている。
両親が離婚する際に母親が妹を選び、自分を連れて行ってくれなかったことがずっと心に引っかかり、それ以来、どこか投げやりで諦めたよう生活を送っている彼女だが、相手を思いやる気持ちは忘れてはいない。
リビング川端(タウン情報誌)の下倉のために作った海の味がするアサリのスープ、つぶれそうな食堂
「あらき」のために考案したオリジナルの親子丼、
料理下手の恵美に伝授したごはんをお代わりさせる豚キムチ、大家の熱中症を救った牛乳小豆シャー
ベット、そして妹の花梨との思い出のカラフル
ゼリー。彼女の作る料理はどれも美味しそうで、
そして優しい。
彼女の人との関わりを避けてきた生き方が、
周囲の温かい人々との交流を通じて少しずつ
ほぐされていく過程が読んでいてとても心地
良かった。
「あらき」の鶏の角煮親子丼、恵美さんに伝授した
豚キムチ、カラスカレイの煮物、料理が本当に
美味しそうで、作ってみたくなる。
大家との掛け合いも面白くて何度も笑った。
これは信頼できる間柄からこそか。
後半の老人ホームの話は必要だったのだろうか?
リリーのトラウマとなった母親との関係は?
「あらき」の大将に会いに行かないの?
など、多少モヤモヤしたものも残ったが、
全体的にはやさしさに満ちた物語だった。
下倉の言葉、
「当たり前に明日が来るってすごいことだよ。
それは細心の注意を払ってでも手に入れたい
貴重なことだからさ」
この言葉が、なんだか心に響いた
Posted by ブクログ
料理が上手だが自分の料理を食べることには関心の薄い中森百合。リリーと読む名前は好きじゃない。
両親の離婚に際し、母親に選ばれなかったことがトラウマとなり、常に自己評価が低い。バイトと料理コンテストの賞金稼ぎで暮らしている。
料理コンテストがきっかけで出会ったタウン情報誌の石倉にスープを作ったのが始まり。食堂あらきのメニューを整理し看板メニューを作って立て直し、熱中症の大家のばあさんを小豆シャーベットで救い、あらきの娘に料理と献立の考え方を教える。
彼女は作りたい料理ではなく、相手が食べたい料理を考える。料理を教える時は作る人が第一、相手の技術だけでなく、状況や本人の性格までも含めて、作る人に合わせた料理を教える。合理的で実用的な彼女の料理もアドバイスもとても素敵だ。
そして中森さんは大家のばあさんの紹介で始めた介護の手伝いを案外楽しそうにやっている。
美味しい料理に救われる話と、似ているようで違うような気がする。瀬尾さんの小説の登場人物としてはぞんざいなようにも見える中森さんは、実はとても気遣いのできる優しい女性だ。関わる人たちを少しずつ幸せにし、彼女も愛されている。大家のばあさんとのやりとりがとても楽しい。
最後のページ、下倉グッジョブ!
そして中森さん、食堂あらきに行こう!
読後も気分が良かった。とても良い物語だった。
好きだなこの小説。
一点気になるとすれば
母親がリリーを碌でもない父親に託した理由が、あるとしても納得できない‥かな。そのために娘は選ばれなかったコンプレックスから逃れられない大人になってしまった。仲良しだった妹とも何となく疎遠になってしまっていたし。
Posted by ブクログ
主人公と大家さんの関係が微笑ましい
最近色んなことがうまくいかなくて
なんだか落ち込むことが多かったけど
こんな私でも生きてるだけで丸儲け?て
そんなモチベーションにしてくれた
これからはもっとご飯の時間を大切にしたいと思う
Posted by ブクログ
瀬尾さんの書くもの、ホントに大好き。心地よく入ってきて、じわじわ染み込む。
今回の主人公はちょっと毒舌。おばあちゃんとのテンポのいいやりとりが超絶面白い。そして、毒舌だろうとなんだろうと、根っこがきれいだから、とても気持ちがいい。
今回は料理の話。読んでいると、料理ができるってカッコいいなと思えてくる。食べる人に喜んでもらえる料理っていいなぁ。
瀬尾さんの描くものを読んだら、もう全部OK。笑
終わり方もまた良き。
Posted by ブクログ
親が離婚した時母は妹を連れて行った
姉の百合(リリー)は父親に引き取られ料理上手な娘
しかし母に選ばれなかったというトラウマがあり仕事が長続きしない
大家のオバアさんも憎まれ口をききながらお互い気にかけて生活している
憎まれ口の叩き合いが面白い
料理上手なリリーは料理コンテストに
参加したリ
閉店予定の定食屋でバイトして
老いた店主が働きやすいように整えたりメニューを考えたりして黒字に
変える
母の期待通りに大きい会社で働く妹の
花梨
彼女のSOSに気づいた姉は妹が食べたいゼリーをいっぱい作り
彼女の部屋を訪ねる
心がほっこりする作品
彼女の作品は日常が感じられて好きだ
Posted by ブクログ
「今までで一番おいしい小説ができました!」と著者自身が語っているように、料理を題材にした優しい物語です。まあ、よくあるパターンと言ってしまえば、それまでですが。
主人公は自己肯定感が低く、職場での人との関わりを避け、バイトで暮らす 26 歳の百合(と書いてリリーと読む)。家庭環境から子供のころから料理をしており、金が無くなると賞金目当ての「料理コンテストあらし」に走るという設定です。
この主人公なら、何処でも上手くやっていけそうだし(実際、この話の中では全職場で受け入れられている)、両親離婚時のトラウマがあるにしろ、ここまでは引き摺らないと思うのですが……。
出てくる料理も美味しそうですね。凝ったものでは無いし、最後にはレトルトの加工なんて手抜き料理まで出てくるのも一興です。また、83 歳の大家の婆さんとの、口の悪い同志のやり取りも面白く、安定の瀬尾まいこさんです。
リリーがバイトに入った料理店「あらき」のその後や、フリーペーパー編集者の下倉との関係など未回収の伏線が多いので、続編が出るのでしょうか。
Posted by ブクログ
こんなに食べる相手を思い、考えて作ってあげられるリリーは本当はとても観察力があり優しいのに、どうして口が悪く自分を卑下してしまうのか…
とても勿体ない
下倉との出会いから素敵な人達と次々と出会えていき、きっとリリーは変わっていける
だって本当はとても優しい女性なんだから…
Posted by ブクログ
リリーのように料理上手だといいな〜
口の悪さもなかなか可愛い。
“フリーズドライのお味噌汁に豆腐と乾燥ワカメをプラス”さっそく真似させて頂きました。
Posted by ブクログ
登場する料理がどれも美味しそうで、なんだかお腹が空いてきた。主人公・中森さんのセンスで周りの人を幸せにしていく展開に、心が温まった。
大家のばあさんと主人公の掛け合いが面白く、くすっと笑える場面も多々あった。さくさくと読みやすく、ほっこりした気持ちになりたい人にぜひおすすめしたい。
Posted by ブクログ
なんて読後感の良い本なんだ。花梨が結局仕事を辞められたのかどうかは分からないが、ちょっとでも元気になったこと自体が嬉しかった。
料理が出てくる小説って、何か苦手...と思いつつもつい手に取ってしまった。
読んでみれば、確かに「料理が人の心を癒す」話で、この手の小説は他にも数多ある。
しかし、主人公の中森の「料理は上手に作れるけど別に好きじゃない」ところや意外と口が悪いところに惹かれるし、私の苦手な「こんな美味しい料理を食べれば悩みも解決」という押し付け感がないから気持ちが良い。
私は料理が苦手...を通り越して嫌いなので、美味しいものを作れる中森は神のような存在なのだが、その神に「料理は頑張らなくて良い」と言われるとほっとした気持ちになる。
料理嫌いでも作ったものを美味しいと言ってもらえれば嬉しい。
結局、料理って人を幸せにすることによって自分も幸せになれる手段なのかも。