あらすじ
つぶれそうな食堂のオリジナル親子丼。涙が止まらない、海の味のスープ。ごはんをお代わりさせる豚キムチ。熱中症を救った牛乳小豆シャーベット。そして、思い出のカラフルゼリー。中森リリーが作る料理には、人の心をつなぎ直す力があふれている。読めばきっと、誰かとごはんを食べたくなる、やさしさに満ちた物語。
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Posted by ブクログ
さらりと読めて、でも心があったかくなる料理小説。
日々のアルバイトと料理コンテストの賞金で生計をたてる中森百合(りりー)。
他人に興味が薄くて、乱暴な言葉遣いでちゃらんぽらんな生き方かと思いきや(自分でもそう思っていそう)
大家のためにシャーベットを作ったり、潰れそうな定食やのためにメニューの整理や新メニューの考案を手伝ったり、
人のために行動できる素敵な一面がどんどん見えてくる。
両親が離婚したとき、母親に選ばれなかったことがずっと傷として残っているが、選ばれた方も大変なんだと悟って成長し、
妹も手作りのカラフルゼリーによって救う。
切なく、でもずっと静かな幸せや優しさが続く小説