水車小屋のネネ【毎日文庫】

水車小屋のネネ【毎日文庫】

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」
身勝手な母親から逃れ、山間の町で暮らし始めた18歳の理佐と8歳の律。姉妹を見守る蕎麦屋の浪子さん、絵描きの杉子さん、そしてしゃべる鳥「ネネ」。ネネのいる水車小屋で働く青年・聡、水車小屋に現れた中学生・研司......助け合い、支え合う人々が織りなす、希望と再生の物語。第59回谷崎潤一郎賞受賞、2024年本屋大賞第2位など、読書界の話題をさらった感動作! (解説・北澤平祐)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    毎日新聞出版
  • タイトル
    :
    水車小屋のネネ【毎日文庫】
  • タイトルID
    :
    2285345
  • ページ数
    :
    528ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

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水車小屋のネネ【毎日文庫】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ネネ」はヨウムという鳥の名前。50年は生きるという。お蕎麦屋さんの裏の水車小屋で飼われていて、そば粉ひきの番の仕事もしている。水車を使って、蕎麦の実をそば粉に挽く。蕎麦の実が少なくなってきたら、「からっぽ」っと言って、補給のタイミングを教えるのがネネの仕事。3歳児くらいの知能があるそうで、とても賢い。高校を卒業した理佐が妹の律を連れて、この蕎麦屋で給仕兼鳥の世話係として働くためにやってくる。それから40年に渡る、ネネと理佐と律、ネネと彼女たちの周りの人々の物語り。
    この本のよかったところ
    ・装丁と挿絵 ・ネネが水車小屋にいるところ
    ・ネネのおしゃべり ・朝ドラみたいなほのぼの感
    ・ネネがつなげる人々の縁

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    読んでいる間なんども
    鼻の奥がツーンとなって、目がウルウルきて、
    喉がつまった
    誰かの為に頑張る優しい人たち愛おしい
    ねねも優しい仲間だね
    この本に出会えてよかった

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    描写や心情が丁寧に描かれていた。
    8歳の妹を連れて、初めての街で 
    生きる決断をした18歳の姉。
    そこで出会った人たちに支えられて、
    月日が経つと、ささえる側になったり 
    街に馴染むようになって
    40年にもわたる人生の話だった。

    家庭環境に問題を抱えた人が多く出てきたけど
    みんな真っ当に真面目に成長していた

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    いろんな評価あるけど、
    私はとっても好きだなと思った。

    ネネを取り巻く人々が
    どんどん幸せになっていって、
    繋がりっていいなって思った。

    とりあえずあったかいお話

    疲れてる心にしみまくった。

    0
    2026年09月10日

    Posted by ブクログ

    誰かの幸せを願う気持ちがつながっていく。それは本当に素敵なこと。豊かな物語。また読みたい。
    そして、レッチリ、ニルヴァーナ、R.E.M、トーキング・ヘッズ、、、
    音楽に溢れている。読者は80年代から2021年までの姉妹を見守ることになるのだけれど、節々で使われる音楽の数々、選曲が本当にいい。物語のメッセージにかけてあったりもする。
    Give It Awayをネネが歌っているところを想像すると可愛くてたまらない。
    プロコル・ハルムの青い影を聴くたびにこの物語を思い出すだろう。ネネの姿とともに。

    0
    2026年09月12日

    Posted by ブクログ

    蕎麦食べたくなる。ゆったりとした育児放棄ですが、この作品はそこが主題ではない。社会から弾かれ、生きていくための力がほぼないような生活の中で、周りの大人たちもむやみに手を差し伸べるのではなく、あくまで本人たちが自立し、大人になれるようにしているのは、温かい大人たちだと思う。かなり長い小説で、長い年月が経つところは読む時間は長くなるけれど、多分それはこの2人の生活をより際立たせてると思う。それでも何とか世界は回ってるというのがヒシヒシと伝わる。

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに当たりの本に出会えた
    40年に渡るしゃべれる鳥ネネと小3から親元を離れて姉と新天地で生きていく律のストーリー

    律が中年になるまでに色んな人達と出会って別れて
    の事件らしい事件も起きないんだけど
    なーんかほっこりする朝ドラを読んでるような小説

    ネネは、ヨウムと言う鳥で寿命も40年とか
    カラスは7年と聞いていたから、かなりの長寿の
    鳥になるんだろう
    ネネがこの小説の要になるキャラだけども読んでいくに従い感情移入してしまう
    40年のロングな時代背景なので、その時々の文化も違うところがまた興味をそそる
    また、ネネが音楽?が好きなので、洋楽の色々な
    曲だったり、洋画の作品が垣間見れるところが、
    この小説の要になるんだと感じた

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    船引町の灯籠流し花火大会に電車に乗って行く。とにかく歩いて みる場所を天瑞に待てど暮らせど流れない 上流で引き上げているらしく移動するが天瑞にはたくさんのお年寄りが座っている 上流で見れたが花火大会も始まって 段取り悪いし嘘の情報天瑞言うし、冷めためちゃくちゃ冷めた 母親と来ようと探索したがもう来ない 帰りの電車最終21:05がなんと1両 舐めんなよ ギチギチ。アナウンスも本日は申し訳ございませんでした おいそれで終わりかい。
    読み応えあり過ぎて 章も考えてて 理佐と律と こんなに育つのかと驚く コロナに震災にあーいう書き方も初めてだし、良いと思う

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    物語は理佐が妹の律を連れて親元を離れるところから始まる。長い小説の中で描かれている関係のほとんどは親以外の良心的な大人たちと若者の交流。律は今まで大人たちから受け取ったバトンを次の世代につないでいく。

    理佐のことを真剣に心配してくれる大人の一人一人の態度と行動にいちいち泣きそうになってしまう。
    親から子に受け継がれる遺伝子のように、たとえ血の繋がらない関係であっても身近な人間の良心や勇気は自分の血肉になる。そうして育って今まで受け取ってきたものは、自分の子どもでなくとも周りにいる若い人たちに還元することができる。そんな風に生きられたらいいな。
    持たざるものであることを心から肯定してくれる、救いのある物語だった。

    津村記久子さんの本は始めて読んだけど描写に非常にバランス感の取れたリアリティがある。貧しい暮らし、親子の関係、田舎と都会の距離感。
    過度に感傷的ではなく終始落ち着いた文体で、しかし登場人物の深い感情は静かに伝わってきてとても好ましかった。

    途中で舞台が岐阜県らしいことに気づいて、何となくこれも自分がこの本に縁を感じる理由のような気がした。中津川かな。

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    津村記久子さんを読むのは4冊目。
    今まであまり読んでいないが、読んだ本はどれも不思議な面白味があった。
    今回もまた得も言われぬ味わいがあるお話だった。

    身勝手な母親から逃れ山あいの町で暮らし始めた理佐(18歳)と律(8歳)。姉妹とその周囲の人たちの40年を描いた物語。
    10年ごとに区切られた話では、人々の出会いと別れがあり、過剰にならない人間関係が紡がれ、小さな善意とそれを素直に受け入れる感謝の日々が描かれる。
    蕎麦屋の守さん浪子さんと水車小屋の喋る鳥・ネネ、絵描きの杉子さん、理佐のバイト先の先輩の光田さん、律の同級生の榊原さんや園山くんの親子、担任の藤沢先生、水車小屋で働くことになる聡、律に勉強を見てもらう中学生の研司……登場人物の誰もが善い人で(除、姉妹の母&その婚約者)、押しつけがましくなく差し伸べられる手が温かい。
    『自分はおそらく姉やあの人たちや、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている』と思える律も立派。

    劇的な表現はほとんどなく、ゆっくりとした描写の積み重ねによって姉妹の気持ちの動きがじんわりと伝わってくる書きぶりが心に沁みる。
    そうして大人になった姉妹の、自分が受けた周りの人たちからの温かさを同じように次の世代につないでいく姿が、とても好ましかった。

    イラスト付きの解説に『水車小屋のネネを読むと……』『人にやさしくありたくなります』とあるが、本当にそう。
    とても温かい気持ちに包まれて長い物語を読み終えることができた。

    0
    2026年08月17日

水車小屋のネネ【毎日文庫】 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    毎日新聞出版
  • タイトル
    :
    水車小屋のネネ【毎日文庫】
  • タイトルID
    :
    2285345
  • ページ数
    :
    528ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年06月01日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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  • 【閲覧できる環境】
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