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生と死の臨界に迫る傑作伝奇ミステリー。旧盆の十三夜、出羽三山の霊峰月山(がっさん)の頂から麓に連なる迎え火。即身仏(ミイラ)取材で帰省した工藤の友人正志は、古来の採燈祭(さいとうさい)復活に奔走していた。だが工藤の父親に続き、正志も闇の中で襲撃される。もう1人の同級生由香は工藤に、鬼から村を守ってきた一族だと明かし、「祭を止めて。ソ乱鬼(そらんき)が降りてくる」と告げた。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
お盆に山から下りてくる先祖の霊を迎えるための祭りを開催しようとする村の青年団と、先祖の霊に混じって悪い死霊(鬼のこと)が降りてきてしまうから阻止しようとする霊能者たちの戦いが主な内容です。
こんなふうに書くとサイキックウォーズみたいな感じですが、ワクワクドキドキというより、嵐の前の静けさというか不気味さが延々と続く地味な作品でした。説明調の文が続くので、京極作品を読んでいるのに近いところがあります。
即身仏に関する歴史とか、霊を認識するとはどういうことかなど、薀蓄が多くて自分は結構好きな文体だったのですが、ラストが裏切られたような結末だったので残念でした。きっと作者も力作過ぎて力尽きてしまったのだと思いました。
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