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Posted by ブクログ 2010年02月28日
熊谷達也の伝記ホラー小説。
これまで読んだ『邂逅の森』『相剋の森』『ウェンカムイの爪』などとは異色の作品だ。
舞台は東北地方であるが、ストリーは内田康夫シリーズのように歴史と現代とがつながっていく。
主人公工藤が活躍する続編が出たら面白いかなと思います。
山登りをしているときに、ふっと冷たい空...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月30日
物語の中間でグッと加速。一気に読み終えると思いきや、最後にちょっとガックリ。
元々、幽霊とか霊魂とか信じていないし、この手のオカルト小説も余り好きでは有りません。それでも平井和正の「幻魔大戦」や白石一郎の「黒い炎の戦士」などに嵌ったことはあるので、もう少しSFチックな仕掛けなら、私には受け入れやす...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月11日
この人の作品はどれも熱い。
日本の原風景という言葉の似合う作品が多い。
今回は少し、高橋克彦テイストだが。
改めて、古代の呪術がなぜ、ここまで生活とつながっていたのか、腑に落ちる思いだ。
好みもあるだろうが、自分には、この人の作品はどれも、
単なるエンタメではなく、ミステリの範疇には入らないよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月15日
お盆に山から下りてくる先祖の霊を迎えるための祭りを開催しようとする村の青年団と、先祖の霊に混じって悪い死霊(鬼のこと)が降りてきてしまうから阻止しようとする霊能者たちの戦いが主な内容です。
こんなふうに書くとサイキックウォーズみたいな感じですが、ワクワクドキドキというより、嵐の前の静けさとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
この著者さんを知ったのが「邂逅の森」<直木賞受賞作
やったので、ものすごく意外やなぁーと思いつつ手に取りました。
するすると読める文体だったので、即購入。
んで、お楽しみにとっておいて、ようやく本日読み終わりました。
読み始めてからはあっという間でした。
風呂で、移動中に、などなどの細切れ時間を使...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
「邂逅の森」で直木賞、「邂逅の森」で直木賞、山本周五郎賞ダブル受賞を果たし、その勢い留まるところを知らない熊谷達也の 2001 年の作品。舞台は得意の東北だが、内容は何と山岳信仰と奈良・平安期の史実をモチーフにした伝奇小説。前半の重々しい雰囲気は最高だったのだが、途中から妙に軽い調子になってしまった...続きを読む
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