1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。東京の出版社に勤める翻訳書編集者・片岡直哉は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。何も分からぬまま、同じく召集された医師の菊池、歴戦の軍曹・鬼熊と、片岡は北の地へと向かった。――終戦直後の“知られざる戦い”を舞台に「戦争」の理不尽を描く歴史的大作、待望の文庫化。第64回毎日出版文化賞受賞作。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
360ページ
電子版発売日
2013年07月19日
紙の本の発売
2013年06月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50
  • 終わらざる夏 上
    通常版 1巻 545円(税込)
    1945年、夏。すでに沖縄は陥落し、本土決戦用の大規模な動員計画に、国民は疲弊していた。東京の出版社に勤める翻訳書編集者・片岡直哉は、45歳の兵役年限直前に赤紙を受け取る。何も分からぬまま、...
  • 終わらざる夏 中
    通常版 2巻 545円(税込)
    片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は、千島列島最東端...
  • 終わらざる夏 下
    通常版 3巻 545円(税込)
    1945年8月15日、玉音放送。国民はそれぞれの思いを抱えながら、日本の無条件降伏を知る。国境の島・占守(シュムシュ)島では、通訳要員である片岡らが、終戦交渉にやって来るであろう米軍の軍使を...

終わらざる夏 下

Posted by ブクログ 2018年07月18日

 上・中・下巻を通して悲しい小説でした。戦争、そして国家に翻弄され続けた人々の姿は、戦争によって真に失われるものは何なのか、ということを示しているように思います。

 下巻に入り、日本はポツダム宣言を受け入れ、戦争は終わります。しかし、それにも関わらず占守島にソ連軍は攻めてきます。それは、戦後の領土...続きを読む

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終わらざる夏 下

Posted by ブクログ 2017年06月19日

ついに下巻…
あ〜もう読み終わってるのが寂しい。
忘れた頃に又読みます。

読み進むに連れて、終わりのページに近づくに連れて
「戦争の本だもの…歴史は過ぎて居るもの…」
日本は敗戦国ですから…

戦争の「勝ち負け」って、一体なんだ。
戦後に産まれた我等はもう解ってるはず。
そういうのは求めてないはず...続きを読む

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終わらざる夏 中

Posted by ブクログ 2017年06月14日

で、2巻。というか中の巻。

大東亜共栄圏の幻。満州は必ず出て来る戦争記。
赤紙三回古兵の軍人
(その年老いた母)
徴収年齢ギリギリで引っ張られた新人老兵(40代)
(その妻と子)
(その子の疎開先に仲間と教師)
根こそぎ動員反対派の軍医
(その先輩軍医)

頭数でカウントされる「兵隊」それぞれは
...続きを読む

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終わらざる夏 上

Posted by ブクログ 2017年06月14日

キター、浅田次郎先生!
しかも上中下巻の長いやつ!嬉しい。
長い小説程、読み進む度に
終わりに近づくのが寂しくなるのは何故だ。
読み終わってしまって悲しいので再び
新しい長編大作希望。大希望。

…でも今回の浅田次郎先生は
読み始めたときなんとなく予感…
あぁ、これきっと
ちょっと読んでて苦しいとこ...続きを読む

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終わらざる夏 下

Posted by ブクログ 2016年10月09日

戦争に巻き込まれた人たちの哀しい物語。
たくさんの登場人物の視点から、戦争の悲惨さ、理不尽さをあらわした物語です。

いよいよ最終巻です。
下巻では、いよいよ終戦に向けての話になりますが、今度はソ連側軍人の話も入り始めます。
また、ファンタジックな話も含まれます。(浅田さんらしい)

そして、いよい...続きを読む

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終わらざる夏 中

Posted by ブクログ 2016年10月09日

戦争に巻き込まれた人たちの哀しい物語。
たくさんの登場人物の視点から、戦争の悲惨さ、理不尽さをあらわした物語です。

中巻では、集団疎開していた片岡の息子が同じく疎開していた年上の女の子と二人で、疎開先から脱走し、東京目指して歩いていくところが語られています。
その旅でのいくつかの出会いが語られてい...続きを読む

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終わらざる夏 上

Posted by ブクログ 2016年10月09日

戦争に巻き込まれた人たちの哀しい物語。
たくさんの登場人物の視点から、戦争の悲惨さ、理不尽さをあらわした物語です。

千島列島の最北端の占守島の戦い舞台に、さまざまな視点から話が語られることでて、戦争の悲惨さを浮き彫りにする展開となっています。
沖縄戦の悲惨さをよく耳にしますが、このような最北端のそ...続きを読む

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終わらざる夏 下

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月05日

 アジア・太平洋戦争を描いた作者の代表作のひとつ。1945年8月18日、日本帝国政府のポツダム宣言受諾後に勃発した占守島での戦闘がモティーフとなっている。

 以前に読んだ『日輪の遺産』もそうだったが、作者には1945年8月15日をいかに跨いだか、という問いがあるようだ。だから、この作は「戦争文学」...続きを読む

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終わらざる夏 上

Posted by ブクログ 2015年09月23日

太平洋戦争終戦直後の北海道における、悲劇的な残戦を描く浅田次郎の大作。
静かな序盤から、少しずつ哀しいラストへ向かう雰囲気・臨場感と焦燥感に圧倒され、要所要所での登場人物たちの誇りや生き様の魅力に当てられ、手が止まらない。
書き口も、読み易いながら程よく詩的で、哲学的で、情緒もあり、ストーリーと相ま...続きを読む

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終わらざる夏 下

Posted by ブクログ 2015年04月26日

日本人として当然知っておくべき重要な史実を、恥ずかしながら今まで知らなかった。意図的に誰かが隠蔽しているのか、或いは私が単にバカだったからなのか?願わくば後者であって欲しい。

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