掌の小説
作者名 :

1巻配信中

価格 982円 (税込)

唯一の肉親である祖父の火葬を扱った自伝的な「骨拾い」、町へ売られていく娘が母親の情けで恋人のバス運転手と一夜を過す「有難う」など、豊富な詩情と清新でデリケートな感覚、そしてあくまで非情な人生観によって独自な作風を打ち立てた著者の、その詩情のしたたりとも言うべき“掌編小説”122編を収録した。若い日から四十余年にわたって書き続けられた、川端文学の精華である。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年06月14日
コンテンツ形式
XMDF
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

掌の小説

Posted by ブクログ 2017年08月11日

川端康成は、人間を奇妙な生き物を観察するように見ている。
彼は愛に憧れていたが、愛というものを信じられなかった。もしも愛を手に入れたとしても、それが失われることが恐ろしかったのだろう。

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掌の小説

Posted by ブクログ 2017年04月19日

いろんなタイプの掌編122編。若かりし川端康成の技術の粋、という感じ。この半分くらいは20代に書いたっていうの信じられない……。解説でちょっとだけ簡単にタイプ別に分類(いくつか例を挙げているだけ)されているので、読みたいものを探す際にも参照しやすいかもしれない。また何度も読み返すと思う。

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掌の小説

Posted by ブクログ 2016年02月27日

中学生の頃に読んだけど、ずっと忘れられない。
誰でも、この短編集の中に絶対心に残り続ける話が見つかると思う。

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掌の小説

Posted by ブクログ 2014年07月01日

「夏だった。朝毎に上野の不忍池では、蓮華の蕾が可憐な爆音を立てて花を開いた」

この一文に天啓を受けたように立ち尽くした高校生のわたし@小汚いフジの書店、を思い出す。
それから手を出しては忘れたりを繰り返したこの本を、ようやく通読した。
結果、男(酷薄な)と女、心霊、夢と悪夢、不気味、のラインが好き...続きを読む

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掌の小説

Posted by ブクログ 2014年06月05日

川端康成はどんなに短くても詩ではなく小説、物語だと、どこかで目にしたことがあるが至言である。(逆に誰だかはどんなに長くても物語ではなく詩である、と続いたはずだか、誰だったか...)

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掌の小説

Posted by ブクログ 2014年02月15日

私は短編小説集は1,2編読むと慣れてきて飽きてしまうので苦手なのですが、これは例外でした(私が川端康成作品が好きだからかもしれませんが)。
ページを繰らせるのは、作品ごとに雰囲気が変わるとかそういう驚きではないです。1篇1篇が人間や人生の破片みたいな感じがして、次はどんなふうに切り出された破片なんだ...続きを読む

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掌の小説

Posted by ブクログ 2012年12月15日

通勤やちょっとした移動時間にサラッと読み終える掌サイズの物語集。見開き2ページで終わる超短編も少なくないから読みやすい。中身も切ないもの、心温まるもの、余韻が残るもの、よく分からないもの、心に突き刺さるものなどなど味わい深い。ずーっとこんな本を探し求めてた。

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掌の小説

Posted by ブクログ 2011年09月08日

川端康成の短編集。

川端康成の初期の作品から40年間に渡って綴られた、122作の短編小説。
1作は平均3〜4ページ程で休み休みと読みやすい。
そして作品を読むことによって川端康成が人生で感じてきた経験とその流れがわかる。

若き青臭い夢見心地な作品から、人生の浮き沈みを感じる作品。そして老いたから...続きを読む

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掌の小説

Posted by ブクログ 2011年07月27日

火に行く彼女
冬近し

離婚の子
百合
神います
霊柩車

心中
恐しい愛
家庭
眠り癖
喧嘩
死面
夏と冬
不死

めずらしい人

原稿用紙にして十枚にも満たない分量で、こんなにも胸を打つ小説が可能なのか、と感動しました。
「火に行く彼女」が一等好きです。

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掌の小説

Posted by ブクログ 2010年06月30日

ひとつひとつがとても美しく、妖しく、切ない。
お気に入り→霊柩車 屋上の金魚 盲目と少女 母国語の祈祷 貧者の恋人 笑わぬ男 離婚の子 眠り癖 喧嘩 顔 化粧 妹の着物 死面 眉から ざくろ 小切 夏と冬 卵 滝 秋の雨 不死 めずらしい人

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