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Posted by ブクログ
真嶋は後輩指導を厳しくしすぎたことを発端にリズムを崩してしまう。
入江は子育てとデザイナーの仕事の両立で不安に襲われる。
渡瀬は子供時代の家庭環境から癖になった人を馬鹿にする癖に苦しむ。
同級生だった3人が『トンネルらんたん』というバンドメンバーを探すことを通して、大人になった今のお互いの境遇を理解していく。
そんな理解から新たな青春が明けていく。
あの人は大体で感覚的に仕事をこなして、あの人は重箱をつつくように慎重に仕事をこなす。
あの人は後輩の指導に妥協を認めつつ褒めて伸ばす、あの人は細かいミスを許さずに厳しく指導をする。
何が正解とかなくて、ただの思考の癖の違いなんだね。
この物語のストーリーに思い当たる節がかなりあって、読みながら頷いてしまう。
まあでも僕はもう少し向き合わなければならなかったなあとは思うけどね…
人にはそれぞれの考え方や癖があって、まずそれに気付くという壁、そしてその考え方や癖を変える壁もしくはそれを受け入れて適応していく壁。
どれも大変だとは思うけど、それぞれの登場人物が向き合っていたのがとても尊いと思えた。
これは葛藤する大人の青春の物語だ。
Posted by ブクログ
彩瀬まるさんの文章は自然にスッと入ってきて読みやすい。
30代。クォーターライフクライシスと言われるような、なんとなく人生に静かな絶望感を抱く時。
青春時代と今は確かに地続きのはずなのに、気づけばけっこう遠くまで来てしまったなぁという感覚。ライフステージが分かれていくにつれ、人との関係性も薄れていく時期。
そんな時に、きっかけは何であれ(本書ではトンネルらんたんのメンバー探し)、こんなふうに高校時代の仲間と繋がれたらすごく素敵だなと思います。
高校時代のあの人この人に会いたくなりました。
そんなことを踏まえると、「青春とそれから」というタイトルはまさにぴったり。
登場する曲など含め、平成一桁世代には特に刺さると思います。
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小説・文芸
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