楊家将(ようかしょう)(上)

楊家将(ようかしょう)(上)

630円 (税込)

3pt

中国で「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。日本では翻訳すら出ていないこの物語が、作家・北方謙三により新たなる命を吹き込まれ、動き始めた。物語の舞台は10世紀末の中国。小国乱立の時代は終わりを告げ、中原に残るは北漢と宋のみ。楊家は北漢の軍閥だったが、宋に帰順。やがて北漢は滅び、宋が中原を制する。その宋の領土を北から虎視眈々と狙うのが、遼という国。強力な騎馬軍団を擁するこの国は、宋の一部であった燕雲十六州を奪い取り、幼い帝を支える蕭太后の命により、南下の機会を窺っていた。奪われた地を取り戻すのは宋王の悲願――。外様であり、北辺の守りを任されている楊家は、遼との血戦で常に最前線に立たされる。楊家の長で「伝説の英雄」として語り継がれる楊業と七人の息子たちの熱き闘い。苛酷な運命のなかで燦然と光を放った男たちを描き、第38回吉川英治文学賞に輝いた北方『楊家将』、待望の電子化。

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楊家将(ようかしょう) のシリーズ作品

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  • 楊家将(ようかしょう)(上)
    630円 (税込)
    中国で「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。日本では翻訳すら出ていないこの物語が、作家・北方謙三により新たなる命を吹き込まれ、動き始めた。物語の舞台は10世紀末の中国。小国乱立の時代は終わりを告げ、中原に残るは北漢と宋のみ。楊家は北漢の軍閥だったが、宋に帰順。やがて北漢は滅び、宋が中原を制する。その宋の領土を北から虎視眈々と狙うのが、遼という国。強力な騎馬軍団を擁するこの国は、宋の一部であった燕雲十六州を奪い取り、幼い帝を支える蕭太后の命により、南下の機会を窺っていた。奪われた地を取り戻すのは宋王の悲願――。外様であり、北辺の守りを任されている楊家は、遼との血戦で常に最前線に立たされる。楊家の長で「伝説の英雄」として語り継がれる楊業と七人の息子たちの熱き闘い。苛酷な運命のなかで燦然と光を放った男たちを描き、第38回吉川英治文学賞に輝いた北方『楊家将』、待望の電子化。
  • 楊家将(ようかしょう)(下)
    610円 (税込)
    国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。宋の北辺を守る楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。神出鬼没、白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。意のままに動く赤騎兵を従えた「白き狼」の出現に、さすがの楊家軍も、思うように動けない。楊一族を苦しめたのは、敵将ばかりではない。力はあっても新参者の楊業に対し、宋軍生え抜きの将軍、文官たちが、次々と難問を突きつける。建国の苦悩のなかで、内なる戦いも始まっていたのだ。運命に導かれるように戦場に向かう男たち。天はいずれに味方するのか。滅びゆく者たちの叫びが切々と胸に迫る。最後の場面のためにそれまでの850枚があったかと思わせる感動のクライマックス。この先を読みたい、との読者の熱い要望に応え、著者は現在、続編「血涙」を執筆中だ。「水滸伝」に勝るとも劣らない英傑たちが活躍する北方『楊家将』、怒涛の後編。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

楊家将(ようかしょう)(上) のユーザーレビュー

宋建国の英雄、楊業(ようぎょう)の愚直な生き様に胸が熱くなる!
軍人として圧倒的な力を誇る楊業は、帝の思いや政治が渦巻く国家の中で不器用なまでに軍人としてのみ戦い続け、その背中を見て育つ七人の息子たちもまた軍人として戦い続ける。
北方謙三先生による手に汗握る戦争描写と精巧に書かれる政治と世相の中、楊業と七人の息子たちは躍動し輝きを放つ!
濃厚な上下巻に訪れるクライマックスでは、熱い涙が自然と流れた。
中国では「三国志」と並ぶ人気を誇る「楊家将」の世界を是非、体験してもらいたい。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月01日

    めちゃくちゃ面白かった。そしてアツい。
    何回か目が潤んだけど、ラストの四郎の話は普通に泣いてた。
    こういう歴史ものはアツいね。壮大な物語を魅せられました。あっぱれ。
    初北方謙三だったんだけど、歴史小説の語り手は斯く様に在れ、と学んだ。
    作者は一切顔を見せずに、ひたすらに語り手に徹する。
    語彙も地に足...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月15日

    10世紀後半、遼と宋。そこで繰り広げられる白き狼と楊家の戦い。
    「夢を追う、それが男だ。」
    いつもそうなのだが北方氏の本には、登場人物の中の会話の一部に、なぜか自分に問いかけられているように思わせるものが必ずある。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月12日

    中国が舞台の歴史小説は初めてだったけど、ものすごくおもしろい。

    展開が早くて中弛みしないし、人物も様々で、それぞれに特徴がはっきりあって一人一人にドラマがあって、一切飽きない。

    あと半分で終わってしまうのが惜しい。。

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月09日

    「北方水滸伝」シリーズの原点。
    中国の大平原を疾走する騎馬軍団の戦闘の描写は、他の追随を許さない。
    文章だけで、映画やテレビをはるかに上回る迫力とスピード感が表現され、痛快極まりない。
    どハマりして、気がついたら水滸伝、楊令伝、岳飛伝と、延々読み続けてしまった。
    読み始めたら、貴方も北方マジックの虜...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月03日

    上下合わせて読む。楊家将演義をベースにした北方氏オリジナル作品らしい。楊業以下7人の息子達の楊家軍(宋)がと敵対する遼との対決する話。戦いを通して死に様を描く。北方氏が思う軍人の生き様が熱く書かれてた

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    Posted by ブクログ 2014年02月16日

    歴史ロマン小説でここまで先が気になる本は、久々だった。

    きっかけは経営コンサルタントの小宮一慶さんの”ビジネスマンのための「読書力」養成講座”の『不利な戦況をいかに切り抜けていくかという戦略論として、また、リーダーはかくあるべしという、ヒューマンリソース・マネジメントの書としても、楽しめます』より...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年09月29日

    北方さん三国志が苦手だったのであまり期待してなかったのですが、これはヤバイ。ページをめくる手が止まりません、一気読み必至。楊業のオトコ前ぶりに気絶しそう。次は「血涙」買いに走ります。

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    Posted by ブクログ 2013年07月22日

    古本で購入。
    北方節溢れる熱い作品。上下巻。

    舞台は宋と遼が対峙する10世紀後半の中国。
    主人公は武人“楊無敵”楊業とその7人の息子たち。

    物語は楊業が元々仕えていた北漢へ宋が侵攻、楊業率いる楊家軍がそれを迎え撃つところから始まります。
    その後の宋への帰順、宋帝との信頼関係、息子たちの成...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年05月20日

    京劇にもなってる楊家将の話。
    宗の時代、遼との攻防で名を馳せた楊業とその息子たちの戦いは熱く、兄弟(二郎、三郎、五郎を除く)たちそれぞれの個性が描かれていて面白かった。悲劇とわかっていても下巻が楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2013年01月27日

    「楊令伝」で消化不良に終わった北方さんでしたが、以前に書かれたこの作品はいいです。水滸伝を髣髴とさせます。いつも書いてますが、魅力的で強い敵を書くのが北方さんは本当にうまい。この話ではそれが耶律休哥。楊家軍団と彼の軍団の戦いがどんどん盛り上がってきて後半に続くですね。

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