水鏡推理VIII マイクロプラスチック
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水鏡推理VIII マイクロプラスチック

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

4.0

使い捨て容器などから発生するマイクロプラスチックが体内に蓄積することで、健康被害が起きるという恐怖が社会に広まり、体内洗浄クリニックなど、プラスチックの除去を謳うサービスが生まれていった。マイクロプラスチックと健康被害の因果関係の調査を命じられた水鏡瑞希は、厚労省の佐久間英里子らとともに、研究機関を訪れる――。流行する健康ビジネスの裏に潜む思惑とは。瑞希の推理が嘘を暴き出す、本格科学ミステリ。

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水鏡推理 の一覧

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1~8件目 / 8件
  • 水鏡推理 改訂完全版
    968円 (税込)
    文部科学省に就職した澤田翔馬は、派遣された東日本大震災の仮設村で、一般職の水鏡瑞希と出会う。瑞希は仮設住宅に居座り続ける厄介な住人を、推理力を駆使して退去させたが、乱暴なやり方が非難される。澤田とともに研究費の不正使用を調査するタスクフォースへの異動を命じられた瑞希は、権力に迎合する官僚たちを目の当たりにする――。抜群のひらめきで不正や捏造を暴き出す。霞が関に波瀾が巻き起こる社会派エンタメ!
  • 水鏡推理II インパクトファクター 改訂完全版
    990円 (税込)
    天才的なひらめきを持つ文科省・不正研究調査チームの水鏡瑞希。人工血管に関するノーベル賞級の論文が科学誌に掲載され、その研究リーダーが幼なじみの如月智美だと知る。若くして偉業を成し遂げ、注目を浴びる智美だが、自宅から実験ノートが盗まれ、論文に瑕疵が多いことから捏造疑惑が浮上する。智美に降りかかる災いの真相を探るため、瑞希は調査に乗り出す。研究機関に蔓延する不正の実態を暴く。下剋上ミステリ第2作。
  • 水鏡推理III パレイドリア・フェイス 改訂完全版
    990円 (税込)
    栃木県猜ヶ宇郡猪狩村。不毛の土地と呼ばれる場所だったが、大地震後に巨大な土の塊が山中に出現した。人の顔に酷似したその様相から「人面塚」と名付けられ、マスコミが現場に殺到し一躍有名となる。さらに隣村では古代の地磁気の逆転の痕跡が発見され――。立て続けに発見された地球の常識を変える二大現象を紐解くため、文科省タスクフォースのヒラ事務官・水鏡瑞希が挑む。
  • 水鏡推理IV アノマリー 改訂完全版
    990円 (税込)
    気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞樹に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!
  • 水鏡推理V ニュークリアフュージョン 改訂完全版
    990円 (税込)
    研究不正の追及を担うより高度で専門的な部署へ異動となった水鏡瑞希 。上司であるキャリア官僚・泉田佳奈と組み、次世代エネルギーとして期待される核融合研究の検証を進める。ある日スマホにメッセージが届き、不妊バクテリアの被害を受けたという女性から助けを求められた瑞希は病院を訪れる。帰り道、黒い大型セダンに乗った謎の男から声をかけられ――。不可解な出来事が次々と起こる中、瑞希が辿り着く驚愕の真実とは。
  • 水鏡推理VI クロノスタシス 改訂完全版
    990円 (税込)
    過労死のリスクを数値化し、予期を可能にする画期的な新技術「過労死バイオマーカー」が、文部科学省・研究公正推進室による最終評価段階に入っていた。検証担当となった水鏡瑞希は、周囲の反対を押し切り、自ら命を絶った財務省の若手官僚について調査を始める。検査でもすでに過労死の危険値が出ていた彼はなぜ死に至ったのか。ブラック企業さながらの劣悪な職場環境が放置され続ける、霞が関 の闇に切り込む社会派ミステリ。
  • 水鏡推理VII ソヴリン・メディスン
    968円 (税込)
    名門の成清医科大病院が開発に成功したという、コロナの特効薬「リキュアA7」の調査のため水鏡瑞希は病院を訪れる。院長と開発責任者が同席し薬剤サンプルと試験データを入れた箱を開けると、中にはメモ用紙が1枚残されているのみ。なんと、1人の医師が特効薬を持ち出して逃げてしまったのだ。セキュリティが万全の院内から、どうやって特効薬を盗み出したのか、その目的とは――。瑞希の推理が冴えわたる、待望の新作!
  • 水鏡推理VIII マイクロプラスチック
    968円 (税込)
    使い捨て容器などから発生するマイクロプラスチックが体内に蓄積することで、健康被害が起きるという恐怖が社会に広まり、体内洗浄クリニックなど、プラスチックの除去を謳うサービスが生まれていった。マイクロプラスチックと健康被害の因果関係の調査を命じられた水鏡瑞希は、厚労省の佐久間英里子らとともに、研究機関を訪れる――。流行する健康ビジネスの裏に潜む思惑とは。瑞希の推理が嘘を暴き出す、本格科学ミステリ。

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水鏡推理VIII マイクロプラスチック のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    瑞稀の推理が嘘を暴きだす第八弾。
    科学的に考える参考になるなぁ。
    途中まで読んで、どこに落ち着くのか、全く分からなかった。また、瑞稀の思考的魅力に皆んなやられてる。松岡さんお見事です。
    ほぼ単一民族の島国にブームは広がりやすい。
    個人が情報発信で超インフルエンサーになり、大企業がなびく社会は、怖いよね。
    SNSでバズってるのを引いてみる派でいいかなぁ。

    0
    2026年07月20日

    Posted by ブクログ

    使い捨ての容器から発生するマイクロプラスチックが体内に蓄積されることで健康被害が起きると言う恐怖が社会に広がり、怪しげなサプリや体内洗浄クリニックなどが横行していた。
    それの調査の為、瑞希は厚労省の佐久間と共に研究機関を訪れるが…

    ますますロジカルシンキングに磨きが掛かった瑞希が凄かったです。瑞希に好意を抱く瀬岐が若干から回ってはいるけれど、頑張って欲しいです。

    0
    2026年05月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回の水鏡推理、人はなぜ不確かな脅威を信じてしまうのかという問いだった。危険を見逃した場合の損失は大きいが、危険を過大評価した場合の損失は比較的小さい。この「損失関数の非対称性」が、不安を増幅させる背景にあると思う。一方で科学者は、根拠なく危険と断定することによる弊害も重視する。科学への信頼の低下や資源の浪費、本当のリスクの見落としを防ぐためだ。この作品は、科学と社会が異なる価値観のもとで判断し、さらに不確実性と向き合う難しさを考えさせられた。文科省の方々と高頻度にお会いするけど大変な仕事(量・質)だ。④

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水鏡推理 マイクロプラスチックは、環境問題という一見“正義”の装いをまとったテーマを通して、人間の不安と集団心理の脆さを鮮やかに抉り出す一作だった。

    本作で描かれるマイクロプラスチック(MP)を巡る狂騒は、単なる環境リスクの告発にとどまらない。科学的事実と不確かな情報、善意と利権、正義感と自己顕示欲が複雑に絡み合い、社会が一方向へと傾いていくさまは、コロナ禍における買い占め騒動や過剰反応とも重なって見える。人は「見えない脅威」に直面したとき、理性よりも不安に突き動かされやすい。その危うさを、本作は冷徹な筆致で浮き彫りにする。

    身近な例として思い浮かぶのが、かつて洗顔料に含まれていた“プチプチ”だろう。何気なく愛用していたものが、やがて環境や人体への影響を指摘され、社会的に忌避される存在へと転じる。この変化のスピードこそが、現代の情報社会の特質である。便利さや心地よさの裏側に潜むコストを、私たちはどこまで引き受けられるのか。本作はその問いを、読者一人ひとりの生活感覚にまで引き寄せてくる。

    終盤に描かれる宗教団体の影も印象的だ。科学的言説が混乱する隙間に入り込み、救済や確実性を提示する存在の不気味さは、かつての恒星天球教事件を想起させる。思わず“前頭葉切除手術!?”と身構えてしまうほどの緊張感は、理性を標榜する社会がいかに容易く情動に支配され得るかを示唆する。環境問題とカルト的思考の接点を描くことで、作品は単なる社会派ミステリーを超え、現代の精神風土そのものに踏み込んでいる。

    また、シリーズに通底してきたパワハラ描写が本作では影を潜めている点も興味深い。時代の変化とともに、組織の空気や権力の振る舞いが更新されていく様子がさりげなく反映され、現実社会との呼応を感じさせる。そして「講談社と付き合いがあった時」「KADOKAWAと付き合いだしてから」といったメタ的な言及には、作者ならではの遊び心と業界への距離感がにじみ、読者に小さな愉悦をもたらす。

    環境問題、情報の氾濫、宗教的熱狂、組織の論理――それらを一つの物語の中で統合し、娯楽性を損なうことなく提示する筆力はさすがである。『水鏡推理 マイクロプラスチック』は、私たちが「正しい」と信じるものの背後に潜む曖昧さと、集団の中で揺れ動く個の在り方を、静かに、しかし確実に問いかけてくる重厚な一冊だった。

    0
    2026年03月01日

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