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Posted by ブクログ
【教科書は変わっても、ヒトの性は変わらない】
シリーズ第三弾。
栃木県北部の村で地震により巨大な「人面岩」が出現。さらに近隣地域では、地磁気逆転を示す鉱石が発見される。もし事実なら教科書の内容すら書き換えかねない大発見。瑞稀たちは、その真偽を解明するため調査に乗り出す――。
題材は非常に壮大で、地球の歴史そのものに関わる内容。しかし正直なところ、事の重大さは理解できるが自分事としては少し捉えにくかった。地磁気逆転が77万年前なのか75万年前なのかと言われてもね...サイエンスミステリーならではの特徴であり、人によって好みが分かれそうな作品だと感じた。
一方で、真実よりも組織防衛を優先しようとする官僚たちの姿は非常にリアルだった。責任逃れ、キャリアへの失点と懲罰人事。保身とそれぞれの思惑が絡み合うことで、本来追求されるべき真実が歪められていく様子は見応えがある。
人面岩や地磁気逆転よりも、個人的にはむしろこちらの方が印象に残った。組織の論理と真実の追求は、必ずしも一致しない。それが現実ということなんでしょうね。
Posted by ブクログ
シリーズ第3巻の完全版、内容や登場人物には薄らと記憶がありましたが、細部は曖昧だったため、改めて新鮮な気持ちで楽しむことができました。ただ、今回の読書では少し疲れを感じたのも事実です。その理由を考えてみると、どうやら作中に登場する文科省のキャリア官僚たち、特に幹部クラスの人物たちの姿勢に強い違和感を覚えたことが影響していたようです。あまりに現実離れした自己中心的な言動に、どこを向いて仕事をしているのかと憤りすら感じました。最近、こうした理不尽な振る舞いに対して敏感になっている自分に気づかされます。それでも次巻への興味は尽きません。しばらくは、心にやさしい物語を挟みながら、再び本作の世界に戻る日を楽しみにしています。
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