ゴサインタン 神の座

ゴサインタン 神の座

1,320円 (税込)

6pt

3.9

豪農の息子・結木輝和は外国人花嫁斡旋業者の仲介でネパール人のカルバナ・タミと結婚し、言葉の通じない妻を淑子と呼んだ。従順だった淑子が神がかり始めると、信者と名乗る人々が結木家に集まってきた。そして惜しみなく与える淑子によって、輝和は全財産を失った。転落から絶望へ――。失踪した妻を探して辿り着いた場所は神の山ゴサインタンの麓だった。生き神様となった妻に翻弄された輝和の魂は堕ちきることによって再生するのか? 第10回山本周五郎賞受賞、現代人の根源を抉る社会派大作!

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ゴサインタン 神の座 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アジアからの花嫁。八王子の豪農の息子。新興宗教の教祖。ネパールの貧困と神聖。よくもこんな話が誕生するんだとその着想、描き切る筆力の感心させられる。300ページ過ぎた辺りでどこに連れていかれるのか不安になりながら、カトマンズのゴサインタンで「日本から男が一人、求婚しにきた。それだけだ。金はないが、体は

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

     測りし得ない作者の創造力に圧倒された。
    一人の人間の変わりゆく様々な欲を味わえた気がする。
    農村地方内での人間関係、家系、また人が加わるその人の内情、ありとあらゆる様々な色の染まった絵画のようで面白かった。
    今の自分の概念が変わる作品に出会えた。

    0
    2024年09月16日

    Posted by ブクログ

    知っている田舎の状況と重なって、途中は重苦しい気持ちになりながら最後まであっという間に読み終えた。
    社会も生活もガラリと変わっているのに、輝和の抱える閉塞感が2024年の今にも通じていると感じるのはなぜだろうか…。
    『弥勒』『家鳴り』など他の作品群も読みたい。

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    20代の頃に「女たちのジハード」を夢中になって読みました。それより前の作品だということを読み終わった後に知りました。
    作品に入り込んでしまいあっという間に読んでしまいましたが、30年前から日本は変わったのかなぁ、、、と考えさせられました。
    時代を超えて読み継がれる作品ですね。

    0
    2024年02月26日

    Posted by ブクログ

    異国の妻が教祖化して裕福な主人公の歴代財産を放棄させる物語。かなり長いのと、やっぱりこういう現実離れ的な話はあまりのめり込めない、、

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    1997年第10回山本周五郎賞
    同年の直木賞候補作にもなりました

    ゴサイタンーヒマラヤ山脈にある山の名で
          「神の座」の意味を持つ

    東京近郊の豪農結木家
    地元名士だった父、家と夫に尽くし地元にも尽力した母、家と農業を継いだ次男
    長男は優秀で早々と家を出て結婚してアメリカで暮らしている

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    すっかり忘れていたけど,たしかに何十年前に読んだ。
    篠田節子は好きでほぼ読んでるけど、これはまだ あまり書き方が洗練されてないから、とりわけ長くダラダラ感じた。私は「賛歌」と「仮想儀礼」が1番好き。

    0
    2024年10月07日

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