完結

黒牢城

1,760円 (税込)
8pt

1,760円 (税込)

8pt

4.1

52件

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。

黒牢城のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

＃ドキドキハラハラ＃深い＃アツい

Posted by ブクログ 2024年03月18日

時代小説は読まないので、直木賞と言うことで気にはなっていたものの手にしていなかった黒牢城。いやあ、もっと早く読めば良かったと思ったとても面白い一冊でした。織田信長の時代の荒木村重が籠城していた１年間に起こった不思議な出来事・事件の謎をとく、まさにミステリー。黒田官兵衛の凄さをまざまざと見せつけられま...続きを読むす。

Posted by ブクログ 2024年03月08日

久しぶりの時代物で、名前や武者言葉に苦労…でもグイグイ引き込まれてあっという間に読破。読んだ後も登場人物について調べてみたり、興味をそそられる話だった。

Posted by ブクログ 2024年02月16日

戦国時代ならではの緊張感が伝わり、ハラハラドキドキした。ミステリー仕立てで、驚くような展開と結末が待っている。村重ほどの知将が何故に織田に逆らったのかは最後まで腑に落ちず。しかし、黒田官兵衛に頼らざるを得ない心情や焦りがよく伝わり、読み手側も誰を信じて良いのかわからなく、あたかも自分が村重になったか...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年02月11日

歴史小説を久しぶりに読んだが、歴史要素やミステリー要素が含まれ、じっくり読むことが出来た作品。すごい。

Posted by ブクログ 2024年02月03日

ミスがテリーしとる⁡
⁡⁡
⁡ってな事で、米澤穂信の『黒牢城』⁡
⁡⁡
⁡話題になっとって気になってたやつを予約しとったけど、忘れた頃に順番来た‼️⁡
⁡⁡
⁡歴史物はちょっぴり苦手じゃったけど、これは初めからグイグイ惹き付けられる読み応えの歴史＆ミステリーで、史実にも基いててワクワクしながら読める...続きを読む

購入済み

さすが

アルシュ

2022年04月14日

としか言いようがない。
名作。

購入済み

2023年02月13日

歴史小説をほとんど読んでこなかったが、かねてから敬愛していた米澤先生が、歴史・推理小説を発刊したとのことだったので、途中で挫けないかな……面白いと言われる『竜馬がゆく』でさえ途中で閉じてしまったからな……、と少々不安に思いながらも、買って、読んでみた。結果として、頁をめくる手が止まることはなかった。...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年05月02日

　時代小説で言い回しなど読みにくいところもあったが、連作短編ということもあり、ゆっくり読むことができた。

Posted by ブクログ 2024年04月21日

着眼点が素晴らしい。荒木村重と黒田官兵衛を「羊たちの沈黙」のクラリスとレクターとして舞台設定を整え、籠城の緊張感の中、謎を解いていく。しかし、その対応には村重の望み？が、官兵衛の思惑が反映していく。
特に村重の追い込まれていく胸中が、非常にうまく描かれていて、舌を巻く思いだった。史実での村重は、直情...続きを読む

Posted by ブクログ 2024年04月07日

直木賞受賞作品、米澤穂信さんということで読んでみました。
日本史は全く詳しくないので、荒木村重が有岡城に篭城、黒田官兵衛を拘束して土牢に監禁していたことを知らない状態から読み始めました。
言葉遣いが当時のものになっているので、読みづらかったが、知らない言葉が多分にあり、勉強になった。

武士の時代の...続きを読む