昭和20年8月15日 文化人たちは玉音放送をどう聞いたか

昭和20年8月15日 文化人たちは玉音放送をどう聞いたか

1,265円 (税込)

6pt

3.8

これは、もう一つの「日本のいちばん長い日」だ。

あの日、51歳の徳川夢声は、天皇の声に「肉体的感動」を覚えて打ち震えた。
あの日、36歳の太宰治は、玉音放送を聞いて「ばかばかしい」と繰り返した。
あの日、27歳の高峰三枝子は、米兵に襲われはしないかと不安を抱いていた。
あの日、13歳の大島渚は、黙ったまま友人と将棋を指し続けた。
作家、映画監督、俳優、音楽家、歌舞伎役者、マンガ家……総勢130人超の敗戦体験を、膨大な資料にもとづいて再現する意欲作。鋭敏すぎるほどの感性を持ち合わせた者たちは、「あの日」をどう生きたのか。政治家や軍人ではなく文化人たちから描く、もう一つの「日本のいちばん長い日」。

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昭和20年8月15日 文化人たちは玉音放送をどう聞いたか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    終戦の日に合わせて読み終えるつもりだったが、思いの外のボリュームに月を跨いでしまった。

    知識として、玉音放送は視聴率100%みたいのがあって、信じていたけれども、いやはやそんなこともないんじゃん、というのがまずの感想。

    そして聴いていた人たちも、必ずしもよく聞こえた!ということではない事実。これ

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    本人によって(後に)書かれたものを中心に、それぞれの8月15日を描く。後から書かれたものだと意外に記憶違い(や故意でない修正)もあるかもしれないが、一つの歴史として参考になる。意外に茫然自失的な記述が多いようだ。あと「天皇の声」に関する記述。
    個人的にはここには取られていないが山田風太郎の日記が一番

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    アジア•太平洋戦争は1945年8月15日に終わった。この終わりは天皇陛下が国民にポツダム宣言受諾を伝えた玉音放送により、全国民へと伝えられる。実際は放送内容も事前に録音されたものであるから、8月15日はそれを聴いた国民にとっての敗戦であり、戦況からすれば広島•長崎に新型爆弾(原爆)が投下される以前、

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    本書のあとがきに「先に書かれた続編」と言及された『昭和45年11月25日 三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃』を読んだのは今から13年前か。ある一日、だけど特別な一日に着目して、その時、同じ時間の中にいた人々が何を感じたか、を資料を駆使して多面的に描き出す、という手法は非常に新鮮で中川右介というライタ

    0
    2025年09月11日

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