編笠十兵衛(上)

編笠十兵衛(上)

660円 (税込)

3pt

3.7

浅野内匠頭は吉良上野介へ刃傷におよび即日切腹となる。一方の上野介には何のとがめもなかった。“武士の喧嘩両成敗”という幕府の定法にもかかわらず、将軍綱吉の裁決は一時の気まぐれである片手落ちだと世の反感をかう。柳生十兵衛の血をひき、将軍家から〔御意簡牘〕と呼ばれる秘密の鑑札を与えられている浪人・月森十兵衛は、幕府政道の〔あやまち〕を正すため隠密活動を開始する。

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編笠十兵衛 のシリーズ作品

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  • 編笠十兵衛(上)
    660円 (税込)
    浅野内匠頭は吉良上野介へ刃傷におよび即日切腹となる。一方の上野介には何のとがめもなかった。“武士の喧嘩両成敗”という幕府の定法にもかかわらず、将軍綱吉の裁決は一時の気まぐれである片手落ちだと世の反感をかう。柳生十兵衛の血をひき、将軍家から〔御意簡牘〕と呼ばれる秘密の鑑札を与えられている浪人・月森十兵衛は、幕府政道の〔あやまち〕を正すため隠密活動を開始する。
  • 編笠十兵衛(下)
    737円 (税込)
    将軍のあやまちを正すためには赤穂浪士の吉良邸討ち入りを成功させるほかないと判断した月森十兵衛は、同じ〔秘命〕をおびる大身旗本・中根正冬と秘策を練る。しかし、討ち入りに備えて吉良邸は防備を固め、赤穂浪士の側も江戸の強硬派と大石内蔵助の思惑が一致せず、あわや上野介は米沢藩にひきとられそうになるのだが……。公儀の歪みを正す剣豪の活躍を描く忠臣蔵外伝。

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編笠十兵衛(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年11月09日

    やっぱり武士はかっこいい。

    仁に正しく、
    まっすぐ生きることは、単純やけど難しい。

    月森十兵衛の、
    凛と一歩筋の通った生き方を見習って、
    剣道も柔道もがんばろうと思う私は単純。

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月20日

    池波正太郎、やっぱ面白い!
    忠臣蔵のエピソードというか、むしろ忠臣蔵とは結局なんぞや?と思う人こそ
    これを読んだらきっとハマるんじゃないのか?と個人的に思うような。
    そんな編み笠十兵衛。
    将軍側近の中根正冬の隠密として生活してるんだけど
    まぁーこれがまた強い。
    強すぎるけど、人間味がある感じ。
    喧嘩...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月19日

     二回目。読み出しは初見ほど面白いと感じなかったが、上巻後半から一気に読んだ。
     赤穂浪士を影から支援する架空の人物。その設定になにか幼稚なものを感じる。青臭い妄想。自分も四十七士の仲間入りをしたい。でも死にたくない。切腹はやだ。ならば善意ある第三者として支援しよう。都合のいい時だけ当事者で、都合が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月01日

    主役の月森十兵衛、これにまたまた赤穂浪士の話が絡んできた。別の切り口で討ち入りの物語が語られる予感。

    0

    Posted by ブクログ 2017年08月16日

    綱吉時代の江戸の様子がよく表現されている。将軍綱吉、吉良上野介、浅野内匠頭、大石内蔵助といった登場人物のそれぞれのキャラクターを上手く際立たせている。佐伯泰英の大黒屋総兵衛と本著の主人公月森十兵衛の立ち位置は似ているが、前者ほど破天荒ではない。2017.8.16

    0

    Posted by ブクログ 2014年06月03日

    「けんか両成敗」「武士の情け」という言葉の意味を間違えて覚えていたことに、この小説を読んで気がついた。
    両成敗なのは武士の刃傷に限ってのことなのね。なるほど。
    面白く読み進められたけど、時代的な価値観の違いもあって、釈然としない気持ちになった。
    事件にも両家にも関係ない人々が、吉良家を卑怯者扱いして...続きを読む

    0

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