天使も踏むを畏れるところ 下
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天使も踏むを畏れるところ 下

2,970円 (税込)

14pt

敗戦から15年、皇居「新宮殿」造営という世紀の難事業に挑む建築家・村井俊輔。彼を支える者、反目する者、立ちはだかる壁……。戦前から戦中、戦後、高度成長期の日本社会と皇室の変遷を辿り、理想の建築をめぐる息詰まる人間ドラマを描き尽くす、かつてない密度とスケールの大長篇。『火山のふもとで』前日譚ついに刊行! 下巻。

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  • 天使も踏むを畏れるところ 上
    完結
    2,970円 (税込)
    敗戦から15年、皇居「新宮殿」造営という世紀の難事業に挑む建築家・村井俊輔。彼を支える者、反目する者、立ちはだかる壁……。戦前から戦中、戦後、高度成長期の日本社会と皇室の変遷を辿り、理想の建築をめぐる息詰まる人間ドラマを描き尽くす、かつてない密度とスケールの大長篇。『火山のふもとで』前日譚ついに刊行! 上巻。
  • 天使も踏むを畏れるところ 下
    完結
    2,970円 (税込)
    敗戦から15年、皇居「新宮殿」造営という世紀の難事業に挑む建築家・村井俊輔。彼を支える者、反目する者、立ちはだかる壁……。戦前から戦中、戦後、高度成長期の日本社会と皇室の変遷を辿り、理想の建築をめぐる息詰まる人間ドラマを描き尽くす、かつてない密度とスケールの大長篇。『火山のふもとで』前日譚ついに刊行! 下巻。

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天使も踏むを畏れるところ 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    下巻は⭐️⭐️⭐️⭐️にしたけど、穏やかな上巻では5つ。
    女性の登場人物がほぼ2人なのにも関わらず、優雅で静かな時が流れる…

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    いよいよ設計図が確定し工事が始まる。堀の外では安保闘争やオリンピックなどで騒がしく、工事にも影響が。宮内庁の責任者の幼少期が語られる唐突感もあるがのちに納得。紆余曲折あるが、静かに丁寧に物語が進む。物語としては無駄なことも多いのだろうが、その細かな書き振りが真実味を増している。最後は驚いたが、この作

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    下巻2巡目。

    新宮殿造営の話ばかりでは窮屈だな
    そう思っていると、美智子様と衣子の
    何気ないやり取りに心がほぐれほっとする。

    P223
    〈宮殿はくつろいでもらう場ではない。宮殿はハレの舞台なんだよ〉

    一向に交わることのない村井と牧野。
    ズレはおおきくなるばかりだった。

    読んでいて、牧野を理解

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    上巻よりスラスラ読めた。

    防弾ガラスが後から付けられたものとは知らなかった。

    村井の立場になって読むものだから、ホントに腹立たしくなった。
    でも牧野は悪役に描かれ過ぎているような。モデルになった人も、あんな感じだったのか。そうでないなら、ちょっと悪役に寄り過ぎてる感じがする。牧野が「田舎出身」の

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    全体を通せば面白かったが、上下巻1100頁はとてつもなく長い。中弛みもあって苦痛に感じる所もあった。
    ある程度史実に沿った内容と思われるが、官僚を悪者にした方が話として盛り上がるように仕立て上げた感じがする。
    村井とされる建築家は初めから宮内庁関係者に関与されないように基本設計から見せないようにして

    0
    2025年06月30日

    Posted by ブクログ

    戦後の天皇制に対する国民感情、建築、芸術、デザインなど表現者たちの思考のプロセス、組織論、などなど多岐にわたるものごとたちについて、変わったことや、変わらなかったことたちについて建築物が出来上がっていく長い過程を通して語られるという構成は、まさに建築のように立体的に物語が立ち上がっていくような新鮮な

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

     上下二冊本の長篇天皇小説。著者のデビュー作『火山のふもとで』の前日譚にあたるという。いちおう読まないといけないか。
     物語としては、1968年に完成した皇居新宮殿の設計と建築をめぐって、「戦後天皇制」をどう表象するのか、「天皇」が現前する空間をどのように体験させるのか、設計者の建築家と予算を仕切る

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    侍従西尾氏ほかが殿下、妃殿下のことを語り合う場面でそれぞれ長男、お嬢さんと名付けるのが何ともよく、いっぽう美智子妃のご結婚以降の生活を思うに辛いものがある。

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    昭和の新宮殿は、設計者が降りるという事態になる。そういう事だったのか…。
    昭和の建築史と思って読んでいたのだけれど、昭和の皇室と宮内庁の歴史小説、という感じだった。
    現実の皇室は、次期天皇となるであろう方の大学進学で、女性週刊誌を中心にニギニギしくなっているけれど、少しづつ変わっていくのだろうか?

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昭和を語る上で高成長の東京への波は外せない事例だと感じられる。その波はもちろんお濠の内側にも。
    約半世紀前のことなのに随分と昔のように感じられる。
    と言うか約半世紀前のことなのに、現在も変わらない?

    0
    2025年10月05日

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