無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方―

無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方―

968円 (税込)

4pt

3.7

何が起ころうと悩まない。決めつけない。そして全てを受け容れ揺らぎ続ける。それが自由になることであり、強くなることであり、未来を楽しむことである――。幾多の天災人災を経験し綴られた鴨長明の境地を今に重ね読み解く。フクシマに暮らす著者だからこそ語れる、無常を力に変えてしなやかに生きぬくための智慧。

...続きを読む

無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方― のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年01月23日

    ブレるだのブレないだのと最近騒がしいけども、世の中は無常。たゆたってて当たり前。揺らいだっていいじゃないと、方丈記を通して福島・三春町に住む著者は言います。

    揺るがない信念というと、響きは確かに良いが、それは結局のところ何かに執着するということ。特に印象深い一文は、「何事だって断定してはいけない。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年12月01日

    もともと好きだった方丈記。もともと好きな作家の玄侑宗久。方丈記が800年前の火事・地震・津波・竜巻の記録満載なことは知っていたので、どう今の福島と絡めてくるかに興味がありました。
     驚いたのは、地震のあとしばらく本をよむことができなかったというくだり。実は私も震災後半年ぐらいは、本が読めなくなりまし...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月16日

    もう少し早く読むべきだったかもしれません。
    作品は読者が作るものだということを教えてくれた本となりました。
    私にとって鴨長明は無常観とか悟りとか言いながら、住居に強い執着のある矛盾した老人、というイメージでしたが、玄侑宗久氏の作り上げた鴨長明は決してそういう人物ではなかったのです。こうして、読者が作...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月26日

    方丈記を読みたくてこの本を選択。
    原文の短さは予想外だった。
    800年前に生きた鴨長明が感じ、考えていたことを今の自分に共感できることは自分にとって気付きだった。
    考え方の柔らかさを参考にしたい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年03月13日

    「無常はけっして静的な諦観であるだけでなく、ある種の安定を崩し、当座のバランスを失っても、一歩を踏み出す積極的な行動のこと」として「無常の力」と名づけたとのこと。
    すべてへのこだわりがないことは自由なのだ。「寿命は天に任せ、命を惜しむこともしないし、死を厭うこともしない。生涯の愉しみは、うたた寝しつ...続きを読む

    1
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年07月15日

    方丈記との出逢いを通して得た力を「無常という力」と名づけた 人はこの世に仮住まいしている 揺らぎつづけろ 

    0

無常という力―「方丈記」に学ぶ心の在り方― の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

玄侑宗久 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す