ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
人口が爆発的に増え、「代替伴侶法」が施行された近未来。伴侶を失い精神的に打撃を被った人間に対し、最大10年間という期限つきで、かつての伴侶と同じ記憶や内面を持った「代替伴侶」が貸与されることとなった。それは「あり得た夫婦のかたち」を提示すると同時に、愛の持つ本質的な痛みを炙り出すことともなったのだった――。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
久々の感動ストーリーだった。アンドロイドの夫婦だったから新鮮だったのかも知れないしまた何年かして読んだらふるくさって思うかも知れない。でも子どもがいてもいなくても夫婦個体としてパートナーとして互いに必要な存在でなくてはいけないと思う。夫婦の見方が変わったと思うぐらいジーンとくる内容だった。
ほぼ全作品、新作が出るたびに読んでいる作家さん。 今回も、21時過ぎまで仕事をして帰ってきた週まだ前半の火曜日、眠る前ちょっとだけ…と思いきや読破してしまった。 白石一文作品にしては短め。 アンドロイドものだけど、ここ最近のバリバリSF感は薄く、ちょっとテイスト変わったかも。 好きなタイプ。 今回...続きを読むもただひたすら、愛とは何かを問い続ける。 どうしてこの人はこんなにいつもまっすぐに愛の本質を追求しているのか・・・・・・ * 「地球人口爆発宣言」から約半世紀。 世界中のほとんどの国で持てる子どもの数は一人とされ、不妊治療等は認められない。 自然妊娠しか許されなくなった世界において、夫婦の片方に不妊症が認められると、それは決定的な離婚事由となった。 新しい民法下では、「生物学的な夫婦関係」が「戸籍上の婚姻関係」に優越するとされている。 結婚の是非が生殖能力によって判定される世界では、”不倫”という言葉は死後になった。 とはいえ、裏切りは裏切りであり、残された者の精神的苦痛を和らげるため、人権救済委員会は「代替伴侶」の制度を敷いている。 有責配偶者の記憶が複写されたアンドロイドの「代替伴侶」が、10年間貸与される。 * 子どもをきっかけに離婚した主人公の隼人とゆとり。 紆余曲折を経て岡山で実現していた、かつて思い描いていた”いとおしい生活”。 いい家庭を持つことと、いい夫婦でいることは全然違う。 手放してしまった幸せな日々を生きるパラレルワールドの自分たちを見て、過ちに気づく。 人は間違えるものだ。だからやり直せる道が残されていてほしい。 * ねえでもラスト衝撃すぎて3度くらい読み返した 何これ つら 愛する人を慮る愛、愛する人に悲しく辛い思いをさせたくないという愛、 そのためならば、自分は、という愛 この愛が 実は私にはまだよくわからない 実感をもって語れない
地球人口爆発宣言により夫婦が持てる子供の数は1人と決まった。 子供ができなかった隼人とゆとり夫婦は妊活を行うが叶わず、ついにゆとりが別の男性との妊娠を成し2人は離婚する事となった。 ゆとりを喪失した代替に隼人は代替伴侶を迎えるのだった。 人間の移ろいやすい愛情に対して、代替伴侶のアンドロイドは純粋...続きを読むに相手を愛し続け、自らの10年という寿命を代替でありながら人間として生きてきた。 アンドロイド(ツイン)の愛情深さに、人間が自らの行いに懐疑的な感情を喚起され、ツインの生き方を受け入れていく。 夫婦、男と女。 愛情という生き方を静かな筆致で綴られた心に染みる小説だった。
離婚した時に相手の記憶を持ったアンドロイドを借りれるというお話。子どもが欲しい、子どもを持つ、という人たちが、自分とあまりにも違う世界の住人になってしまうなあと思っていたところに響いた。
近未来の夫婦の在り方を問う物語だけれど、抱える問題はいつの世も同じだし、愛情の深さも同じなんだ、と言うことが伝わって来る。もう20年前に読みたかったかも笑
滑らかな書き出し。 おしゃれな文体。 丁寧な暮らしをしている夫婦が1組。 あ、苦手かも。 が、最初の感想。 なのに何故か先が気になる。 岩波文庫みたいにみっちり書き込んでるんじゃなくて、どちらかというとスカスカした感じのページから、目が離せない。 川のせせらぎのような、クラシック音楽のようなは...続きを読むたまた優しいテクノのような。 知らぬ間に白石ワールドに引き込まれたようだ。 アンドロイドの代替伴侶。の代替伴侶。 そう遠くない未来の風景かも。 穏やかにフェイドアウトするかと思いきやの ラスト。 衝撃的過ぎる。 うまい!
白石さんの創造力に感服。どっちがアンドロイドかごちゃごちゃしたが、最後は…。10年後に消滅するなら、代替伴侶はいらない。二度も悲しみたくない。小イワシでなくママカリの唐揚げ!御前酒も!懐かしい。小イワシの天ぷらとママカリの酢漬けつまみに一杯やりたくなった。
終わりが切なすぎる。悲しい。 夫婦とは何かと言うテーマで読みました。 子供がいない夫婦はお互いにがっつり向き合うしかないから大変そうだけどいいなぁと常々思っていたのでちょっと共感。 子供を育てることで得られるものは果てしないけれど慌ただしさや、事務仕事で立ちどまって見つめ合うことはなかなか難しい。 ...続きを読む同じように歩んで話して一緒に育児していけたら最高だけどそううまくはいかないよな、現実。
最愛の伴侶を失った者が利用できる代替伴侶法。人口爆発の時代に見つける愛の形とは? 特殊な設定の中での展開になるほどとは思ったものの、そこへの持って行き方が少々不自然な気がしました。 伴侶としてはともかく、このレベルのアンドロイドが実現された世の中がどのような発展をするのか実に興味深いですね。
※ SFだなと思う一方で近い未来、社会で 実際に起こり得ている状況かもしれないと 思える物語。 身勝手さや自分本位さに目を顰めたくけれど、 なぜだかそれと並立する純粋さや愛情深さに 人の感情の妙を見せられた気がします。 複雑に入り組んでいて、どこまでも透き通って いる、そんな感想。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
代替伴侶
新刊情報をお知らせします。
白石一文
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
睡蓮
愛なんて嘘(新潮文庫)
一億円のさようなら
一瞬の光
永遠のとなり
快挙
試し読み
火口のふたり
彼が通る不思議なコースを私も
「白石一文」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲代替伴侶 ページトップヘ