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Posted by ブクログ
ほぼ全作品、新作が出るたびに読んでいる作家さん。
今回も、21時過ぎまで仕事をして帰ってきた週まだ前半の火曜日、眠る前ちょっとだけ…と思いきや読破してしまった。
白石一文作品にしては短め。
アンドロイドものだけど、ここ最近のバリバリSF感は薄く、ちょっとテイスト変わったかも。
好きなタイプ。
今回もただひたすら、愛とは何かを問い続ける。
どうしてこの人はこんなにいつもまっすぐに愛の本質を追求しているのか・・・・・・
*
「地球人口爆発宣言」から約半世紀。
世界中のほとんどの国で持てる子どもの数は一人とされ、不妊治療等は認められない。
自然妊娠しか許されなくなった世界において、夫婦の片方に不妊症が認められると、それは決定的な離婚事由となった。
新しい民法下では、「生物学的な夫婦関係」が「戸籍上の婚姻関係」に優越するとされている。
結婚の是非が生殖能力によって判定される世界では、”不倫”という言葉は死後になった。
とはいえ、裏切りは裏切りであり、残された者の精神的苦痛を和らげるため、人権救済委員会は「代替伴侶」の制度を敷いている。
有責配偶者の記憶が複写されたアンドロイドの「代替伴侶」が、10年間貸与される。
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子どもをきっかけに離婚した主人公の隼人とゆとり。
紆余曲折を経て岡山で実現していた、かつて思い描いていた”いとおしい生活”。
いい家庭を持つことと、いい夫婦でいることは全然違う。
手放してしまった幸せな日々を生きるパラレルワールドの自分たちを見て、過ちに気づく。
人は間違えるものだ。だからやり直せる道が残されていてほしい。
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ねえでもラスト衝撃すぎて3度くらい読み返した 何これ つら
愛する人を慮る愛、愛する人に悲しく辛い思いをさせたくないという愛、
そのためならば、自分は、という愛
この愛が 実は私にはまだよくわからない 実感をもって語れない
Posted by ブクログ
地球人口爆発宣言により夫婦が持てる子供の数は1人と決まった。
子供ができなかった隼人とゆとり夫婦は妊活を行うが叶わず、ついにゆとりが別の男性との妊娠を成し2人は離婚する事となった。
ゆとりを喪失した代替に隼人は代替伴侶を迎えるのだった。
人間の移ろいやすい愛情に対して、代替伴侶のアンドロイドは純粋に相手を愛し続け、自らの10年という寿命を代替でありながら人間として生きてきた。
アンドロイド(ツイン)の愛情深さに、人間が自らの行いに懐疑的な感情を喚起され、ツインの生き方を受け入れていく。
夫婦、男と女。
愛情という生き方を静かな筆致で綴られた心に染みる小説だった。
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