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Posted by ブクログ 2021年06月13日
学生からの付き合いを、こんなに緻密に続けていくのは難しいように思う。そこがお話な訳か。
こんな長くて緻密な関係でも心の中で思っている事は全て話す訳ではなく、そこに多少のズレや誤解があって…じゃ自分はどうするか?という事で
女性軍はそれぞれの道を歩き出したように感じる。
対して男性軍。なんだかヤバい...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月04日
若い頃、三十代、四十代になったら
ちゃんとした「大人」になってるわだろうなと
漠然と思ってた…
でも、現実には全然ちゃんとした大人にもなってなく
昔と何ら変わらないまま
この小説の人達もカッコいい大人になりきれず、
いたずらに年を重ねていく、決着のつけられない人々。
そんな人たちと、心の痛みを分け...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月14日
角田光代さんの書く言葉からはいつもいろんなことを気付かせられる。
当たり前だと信じているが、本当はそうではないことを心の底では知っている。無意識に目を逸らしてきたことを、登場人物の心の動きに乗せてさりげなく問いただしてくれる。そして、多くの作家が書くきれいな部分だけではない、「本当の気持ち、本当に言...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月09日
私も彼らと同じように未だに大学時代を懐古している人間なので、人ごとと思えず一気に読みきりました。
何も変わらないことは、良いことでもあり良くないことでもあり、でも悪いことではないんだろうなとぼんやり思えました。
男女の友情がいつしか男女の友情でなくなったのちは、長い時間を経てこれくらいの人間同士の交...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月06日
わたしも「大学時代に決着」できてないタチだから、自分に重なるところがいっぱい。
神田川沿いを酔っ払って肩組んで歩いたり、高田馬場のロータリーで校歌歌ったりが「ちょっと前」に思えちゃう。一緒にいた子たちと再会すると、すぐ「わちゃわちゃ」し始める。
遥香に言わせれば「おばちゃん」だし、成長してないの...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月21日
『地方の女子校を出て入学した大学では、みんなやけに華やかに見えた。クラスメイトの女子たちは、自分の知らないことでのみ構成されているように見えた』
40人なりのクラスに強制的に振り分けられ毎日を一緒に過ごす高校時代までとは異なり、大学生活の始まりの不安感は大きなものがあると思います。知る人が一人もい...続きを読む
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