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史上最も愛された文豪/社長のすべて100年企業の土台は、人望。それだけ!
1923年、
大ベストセラー作家・菊池寛の手によって
文春は産声をあげた。
「楽しいんだ。菊池さんと仕事してると。それだけっ」
仕事が、仲間が、人生が愛おしくなる
2023年最高の感動歴史長篇。
文藝春秋創立100周年記念作品。
(あらすじ)
芥川龍之介や直木三十五、川端康成などの協力を得、
菊池寛が発行した「文藝春秋」創刊号はたちまち完売する。
読者が、時代が求めた雑誌は部数を伸ばし、会社も順風満帆の成長を遂げていく。
しかし次第に、社業や寛自身にも暗い影が。
芥川、直木という親友たちとの早すぎる死別、社員の裏切り、
戦争協力による公職追放、そして、会社解散の危機……。
激動の時代に翻弄されながらも、文豪として、社長として、
波乱に満ちた生涯を送った寛が、最後まで決して見失わなかったものとは――。
『家康、江戸を建てる』『銀河鉄道の父』の著者による、圧倒的カタルシスの感動作。
Posted by ブクログ 2023年09月03日
ノンフィクションやインタビューではない、出版社創業フィクションは老舗ならでは。他の本で書かれていたことや、過去に読んだ石井桃子の自伝などともリンクして、グイグイ読めた。
ゴシップ話が大正時代になってから人気が出た、という話が印象的だった。
もちろん、同社からの出版物だし故人なので、好意的かもしれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月15日
特に何か凄い事件が起こるわけではないのに、日本の近代文学史が描かれているせいか、非常にワクワクして面白かったです。
明治21年生まれの菊池寛が作家になり『真珠婦人』をヒットさせ文藝春秋社という会社を立ち上げ、雑誌『文藝春秋』を創る話です。
1話目の寛と寛(ひろしとかん)には芥川龍之介が登場しま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月28日
文藝春秋社百周年を記念しての出版らしく、多分にヨイショ感はある。菊池寛が親友の芥川や直木三十五を偲んで賞を作ったのは有名な話で、別な書籍でも詳しく書かれている。
が、ここでは、一筋縄では行かないが、魅力的で親分肌の菊池寛がよく描かれていて好感が持てた。小林秀雄、井伏鱒二、今はビッグネームの作家がゾロ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月08日
お恥ずかしながら菊池寛の存在をこの小説で初めて知りました。
まさに文豪であり、実業家。
周りを動かす人望ここにあり。
毎年話題となる芥川賞と直木賞も菊池寛によって作られた。
その経緯を知り、また注目の仕方が変わる。
受賞者はもちろん、賞そのものも長生き。
その目標は今も受け継がれる。
亡くなり方...続きを読む
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