図書館の神様

図書館の神様

495円 (税込)

2pt

「これって青春?」「どうやらそのようですね」ーー。思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問に! 清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほか短篇「雲行き」を収録。

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図書館の神様 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    まず、清さんの語りから始まり、あれ?これってヤングに理解できる内容なのかなぁ、どんよりな感じだなぁ、共感するとしたら大人になるんじゃないかなぁと思いながら読み始めました。そうやって読み進めていくと、清さんの文学に対する気持ちの変化が、次に出てくる垣内くんの言葉や心地よい部活動の空間によって少しづつ変...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月27日

    主人公が被害者ぶらず、淡々と生きている感じが良いです。些細な達成感が共感できます。
    ラストの垣内くんのスピーチにじーーんと来ました。二人で駆け抜ける場面には躍動感があり、テンションが上がり嬉しくなりました。
    微笑ましく、人間らしい物語でした。

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    Posted by ブクログ 2023年05月03日

    自分が教員をしていることもあって、とても共感出来る部分が多かったです。確かに会議多すぎ笑。清は人生に疲れていたんだなあと。浅見、松井や弟、何より垣内君との文芸部での交流を通して、生きる意味や自分の正義を見つけ直したのではないかと。文学って良いものですね。あと、やっぱり不倫は(特にされる側は)切ないな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月27日

    高校のバレーボール部のある出来事をきっかけに、バレーボールから離れ高校の講師になった清。

    バレーボール部の顧問になれるかと少し期待していたのに、部員がたった一人の文芸部の顧問に。

    そのたった一人の部員である、垣内君の発言がめちゃくちゃ大人で、驚かされた。

    そんな垣内君も、ある出来事で…。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    瀬尾まいこさんの作品はやっぱりいいなって思いました。垣内くんの考え方が特に好きだなと思った。
    最近、たまたまXで、箕輪厚介さんが「自分にとって心地よい習慣を、やることが実は幸せだったりするかもしれません。」(お布団をきれいに畳む、太陽に挨拶する。神社までお散歩するなど)とツイートしていた。その言葉を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    なにか大きな成長とか出来事がなかったように思う
    ただただ物語が進んでいき淡々と終わった
    山あり谷ありの物語が好きだから少し残念

    文学が好きになっていく過程はなんとなく親近感が湧いた。
    自分も昨年の夏頃から読み始めたから。
    高校の時に部活で自殺させてしまったかもと思うのいう設定は面白い
    不倫をやめな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月11日

    友人の自殺、不倫、重苦しい暗い話のように思われるが、垣内くんとの遠すぎず近すぎない関わりの中で、過去も現在も、ゆっくり前に進んでいく。
    清と垣内くんとの会話も、弟との会話も、テンポ良くて面白い。
    先生と生徒の立場が逆転するような会話でも、からかうこともなく、当たり前のようなところが素敵だ。
    2人の関...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月22日

    垣内君が個人的に大ヒット。
    「先生のそういうところ、僕は素敵だと思います」
    「国語教師としてセンスあると思う」
    「雨って、昔自分が流した涙かもしれない。心が弱くなった時に、その流しておいた涙が、僕達を慰めるために、雨になって僕たちを濡らしているんだよ」

    こんな気障なこといえる高校生が本当にいるんだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月26日

     切なさの中にも温かさがある。そう思える物語。

     人は誰もが何かを抱えながら生きている。人生は、なかなか思い通りにはいかないけれど、思いがけない出会いや気づきに恵まれる。そう思った。

     主人公:清は、思い描いた教師生活を手に入れることができなかった。だが、想像していなかった生活を送ることで、数々...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月12日

    「うまい下手にかかわらず、知っている人の言葉はちゃんと心に響く」(本文より)
    引っ越しの日に郵便受けに入っていた3通の手紙。
    深く、いつまでも心に残るような響き方をしたんだろうなあ。

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