うらおもて人生録(新潮文庫)

うらおもて人生録(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。勝てばいい、これでは下郎の生き方だ……。著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。愚かしくて不格好な人間が生きていくうえでの魂の技術とセオリーを静かに語った名著。(解説・西部邁)

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うらおもて人生録(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月08日

    これは時代を超えて読まれる本。
    座右の書にする。

    参考になったことは枚挙に暇がないが、取り急ぎメモしたポイントは以下の通り。

    人生を俯瞰して眺める。9勝6敗の勝ち星・負け星を目指す。適当な負け星を拾っておく。

    禍福は糾える縄の如し

    あたらしい世界に入っていったときは、納得するまで眺める。新し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月26日

    劣等生に対する人生の生き抜き方を教えてくれる本。戦争、退学、博打打ちなど経験し「どろどろ時代」も過ごしてきた著者が、様々な場所で様々な人を観察してきた経験を基に、人生をしのぎ勝つ方法を教えてくれる。
    特に、9勝6敗論、先制点を取得、自分の駄目なところを守り育てる重要性は、いつも目の前のことや自分のこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月18日


    とても面白かった。
    いままでと違う視点、感性を知れたよう。会うべき時に会うべき人と出会うように、本もまた然りだなと思う。

    人生の中には幾つかのフェーズがあって、そのいくつかのフェーズを経ていないとわからない観点のお話だなあと随所随所で思った。
    自分の弱さやどうしようもなさ、しょうもなさに気づいて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月18日

    名著。
    2020年8月18日讀賣新聞朝刊に「没後30年 底知れぬ魅力」と色川武大の記事が出ていた。人気だそうだ。
    ほぼ日の読書会第1回課題図書。以前から「麻雀放浪記」とか、「友は野末に: 九つの短篇 」は読んだことがあった。「霧中の読書」 荒川 洋治 がこの本を絶賛していて、まずこれから読めと、言わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月15日

    開始3ページでこの著者はとんでもなく優しい人、なのではないかという気がしました。
    そして、全編通して読んでみて、当たっていた、と思いました。

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    Posted by ブクログ 2017年12月10日

    いいですか。9勝6敗をコンスタントに維持するのが大事なのです。

    そっか、全勝を目指さなくていいんだ、っとホッとされた作品でした。この他にも生き方の指南が色々とあり、それらにはどれも温かみがあります。

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    Posted by ブクログ 2017年09月24日

    近所のおっちゃんみたいなゴツゴツとした話し言葉で綴られる文章のひとつひとつに、良くあるHOW TO本や自己啓発本とも違い「この人は、ほんとうのことを言っている」と感じるのは、勝ち続けることの危うさや上手く負けることの大事さをもしっかりと説いてくれているからだと思う。

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    Posted by ブクログ 2015年04月13日

     ソフトな文体だが内容は極めて高度。なんというか…すべての人間に共通する「人生の原理原則」が全編に亘って書かれていると言っても過言ではない。著者が持っている経験はとても特殊なもので、接点を持つ人はそれほど多くはないかもしれない。しかしその特殊な経験から抽出された「生き方のセオリー」とでもいうものは思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月25日

    【本の内容】
    優等生がひた走る本線のコースばかりが人生じゃない。

    ひとつ、どこか、生きるうえで不便な、生きにくい部分を守り育てていくことも、大切なんだ。

    勝てばいい、これでは下郎の生き方だ…。

    著者の別名は雀聖・阿佐田哲也。

    いくたびか人生の裏街道に踏み迷い、勝負の修羅場もくぐり抜けてきた。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月26日

    ひさびさに出会いたい本に出会いました。
    前半はとても優しい文章でこのままこの調子なのか?と少々心配でしたが中盤からは実に機微に飛んだ含蓄のある文章に目から鱗の落ちる心持ちでした。
    長い間、暗闇を歩いていた私にとっては遂に見つけた指導書です。最高の出会いでした。

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