無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2020年05月07日
日本人がなぜ資本主義なのに市場競争に拒否反応が強いのか。
たしかに市場経済の授業ってまともに受けたことなかったなあと。
慣れのない中で「負ける苦痛」もそうですが「勝ち続ける苦痛」も耐え続けるのがしんどいんやろなあと思います。
本書を読むと「生産性の低い人」は辛いことになるんやろなあと思います。
例...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月10日
日本人はなぜ競争が嫌いなのかを経済学的観点から説明しています。身近な話題を取り上げて解説してくれるので読みやすいです。
雇用問題で非正規社員が増加し、その結果、富裕層と貧困層の格差が大きくなったと言われています。世論では、格差が大きくなるのはよろしくない、格差を是正しろと声高々に論じられていま...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月24日
日本で市場経済が不人気な理由を行動経済学の視点で分析していて興味深いです。行動経済学が好きな人には超お勧めです。
【以下、興味深かった記述を抜粋】※「?付きの文章」は自分の感想
・【定年層の育った社会環境】好況→失業率の低下(努力すれば職に就ける)→勤勉である事が重要→(市場)競争に積極的。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月05日
人間とは合理的な意識を持つことがいかに難しいかがよくわかる本である。
本書は言う。「日本は市場経済への期待も国の役割への期待も最低というとても変わった国である」。とても驚いた。目から鱗である。
経済学者は普遍的な定理を主張するのものと思っていたが、本書では国民文化の違いから考察が始まる。なるほどこれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月14日
経済学者による市場経済と平等について書かれたもの。直接、本論について書かれている箇所は少なく、日本人、男女、教育、身体機能等、さまざまなことをトピック的にあるいはコラムとして記載し、素人でもわかりやすく、興味深く読めた。印象的な箇所を記す。
「市場競争の格差対策には2つある。第一は、政府による社会...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月23日
オイコノミアを見て大竹先生に興味を持ち読んでみた。同番組で取り上げていたトピックと被るテーマが多く、理解しやすかった。
経済学者らしく競争に肯定的な態度だが、日本では敗者復活の道が限られている以上、全面的に競争社会を肯定する気にならない。ムダの排除が経済学の目的らしいが、経済効率と国民の幸福は相関し...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月20日
市場経済と格差についての考察。
まず、日本人が世界各国から見ていかに自由主義や市場経済、格差についての意識が特殊かというのがデータとともに論じられている。
単純に市場経済と言っても最低賃金や働き方、移民問題など、今の政党の政策等に照らして考えても、面白い。幅広く経済学的な問題を取り上げているので...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月25日
著者曰く、「市場競争も政府も嫌いな日本人に向けて書きました」とのこと。全編通して、市場競争のメリットが展開されていく経済エッセイです。
「アメリカで大企業主義と市場主義が峻別された理由」「不況が人々の価値観にもたらす影響」「ウィキを使って社会問題を解決する方法」などなど、興味深いテーマが多々取り上...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。