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Posted by ブクログ
告白するのも、覚悟がいるけれど、告白される方も理解する・咀嚼し受け入れる・受け入れられるかはわからなくても、受け止めることには多大な負担がいる。
マイナーを受け入れる。
移民難民在日。LGBT。
相手に強い関心・愛情がある方が、受け入れることが難しいのかも知れない。
ヨソモノ。
日本人もいろんな人がいるけれど、排他的だなとは日々感じる。どうして、自分との違いに注目し、ヨソモノとして分類してしまうんだろう。共通を見るのではなく、差分をみる。
その差分とは?
その差分を突きつけられ、息苦しく生きている人が多いのが日本か。
海外の日本人の記述も恥ずかしく思う。
中国と台湾の歴史的経緯、台湾人と中国人、大陸から台湾に渡って大陸に戻れなくなった方々。台湾での差別。大陸での暮らし。知らないことばかり。
Posted by ブクログ
前回の『魯肉飯のさえずり』が母と娘の話だとすると今回は父と娘の話で、よくぞいろんな人の気持ちが分かるのね!!と思う。そんな感想怒られそう…。だけど小説家が凄いと思うのはいつもそういうところ。自分の気持ち、自分が体験したことなら色々深く分かりそうなものだけど、それ以外のことや人の気持ちをなぜその機微まで理解して書けるのか…。
台湾と日本、LGBT、歴史や経済といった話でもあり、いろいろな背景が絡み合って物語が、人物達の心が深まっていてそれが伝わってくる。
お互いを想い合っているが故に苦しいというのは究極だな!自分の気持ちを無視できないけれど、そのために相手を苦しませていることもわかって、そのことがまた苦しい。だけどそれでよくて、お互いに抱えながらいい距離感で繋がっている。家族って、親子っていいなあと改めて思う。
Posted by ブクログ
国際的にビジネスをする男性が、娘が性的少数者であることがわかったことで自身のルーツを見つめ直す話。
男性は自身が受けたような差別意識を娘にも向けてしまうのだが、その考え方の描き方がとても自然でわかりやすく、自分もそのようなことを知らず知らずのうちにやっているのだろうと考えずにはいられなかった。
また、性的少数者の議論では「子どもを作るか作らないか」という議論がセットされることが多いがそこへの言及もされていた。
女性が感じる「子どもを作らなければならない」というプレッシャーはすさまじく、またその価値観を内面化は自身を傷つけるほどのものなのだろう。
自身の価値観を放棄して人(自分他人問わず)をありのまま受け入れる・幸せを願い行動することの難しさについて考えさせられる話であったが、「性的少数者は気持ち悪い」と言った総理補佐官が読んだらどのような感想を持つのだろうか。
Posted by ブクログ
日本、中国、台湾、3つの国で生きる家族の物語。
主人公の明虎は3つの国を行き来するビジネスマン。
両親は大陸から台湾に渡ってきて、台湾に古くからいる人々の中で様々な困難の中で生きてきた。
明虎の娘瑜瑜と喜喜は日本で育った。
瑜瑜は日本の学校には馴染めず日本人以外は不正常と言って学校へ行かなくなってしまう。
そして妹喜喜の結婚式で同性の恋人がいることを告げる。
そのことを感情的に受け入れられない明虎。
理解しようとする中で両親の苦労や自分自身のことにも思いを馳せる。
瑜瑜が言った不正常と言う言葉、正常ではない、周りとは違う状況、というのがこの家族の底に流れていて、その中で一生懸命生きてきたのだろうと思った。
唯一、喜喜だけは日本の社会に適応し、今の日本の若い世代そのもののように感じた。
激動の世代を生きてきた明虎が家族とともに小籠包の食卓を囲む最後の場面に何故かホッとした。
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