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家裁調査官は「臨床の専門家」として生身の人間を扱い、罪を犯した者たちと向き合うのが職務。少年係調査官として働くかのんは家庭や学校、友人との問題等で荒んだ少年少女たちの声なき声に今日も耳を傾ける。更生の可能性を信じて――。ひたむきな女性調査官が奔走する姿を描く連作短編シリーズ誕生!
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Posted by ブクログ
少年犯罪、貧困、毒親、虐待、障害……様々な理由で問題を起こし、家裁を訪れる少年少女や保護者たち。 少年係調査官である庵原かのんの仕事は「臨床の専門家」として、彼らの“声なき声”に耳を傾けること。 家庭や学校、社会が抱える問題にぶつかりながら、かのんはどんな人間に対しても諦めず、生きる力を信じて正面か...続きを読むら向き合う――。 一人の若き調査官を通して〝家庭〟の在り方を問い、救済を描く感動作! 小説とは言え酷い親の多いこと! 一人の人間を育て上げるのは大変だと改めて思う。 ゴリラ飼育員の彼氏が良い味出している
さまざまな問題を抱えた少年少女たちと日々対峙する家裁調査官。 いやこの仕事ハードすぎない!? 問題の種類も様々で、あっさり解決とは行かないケースばかり。そのへんに現実感がある。 蘊蓄もおもしろかった。知らないことがいっぱいある。 シリーズ化したらいいなー。
事前の「暗めの小説かな」の予想とは異なり、といって明るいお話とも違いますが楽しめました。お仕事小説?『ボクの町』に雰囲気が似ているなぁと。
短編が7本、庵原かのんの行動を丹念に記述した物語だが、犯罪を犯した少年・少女の本音を巧みな話術で引き出す過程で、親を含めた多くの人々と関り、これまでの経験や上司・同僚からの適切な助言等を前向きに取り入れていく姿勢が素晴らしいと感じた.スペイン語、タガログ語、英語、日本語が出てくる「パパスの祈り」が良...続きを読むかった.オートバイで蛇行運転を繰り返す徳永ミゲル.ペルー人の父、フィリピン人の母を持ち複雑な状況が、かのんの助言で暖かい家庭環境が取り戻せた.最後の「おとうと」では玲央とかのんのやり取りに、弟の将来を暖かい目で見守るかのんの心持が上手く表現されていると思った.それぞれの物語に出てくる対象の少年・少女へのかのんの思いやりが、それなりに満足できる結果を導いたと言えよう.
いろいろな家庭があって、いろいろな親子があって、救いのないこともあるけれど、それでも頑張っているかのんがとても良かったです。
乃南アサさんの本は久々に読んだ気がします。 家裁調査官が主人公の短編連作。 やっぱりさすが…冒頭は家裁調査官の説明で少し入り込みにくかったですが、進むにつれ惹き込まれました。 最近重めのストーリーは疲れるので…読む前はタイトルから陰鬱なストーリーだとしんどいなと思っていましたが、7つの短編連作が...続きを読む良かったのか(内容はそれぞれ大きな問題はありますが)それぞれのケースが淡々と描かれていて、思っていたより読みやすかったです。 現実はここまで甘くないと思いますが…『傾聴』は大事ですね。 ひたむきに少年少女と向き合って良い方向に導く主人公、庵原かのんもさわやかでしたが、動物飼育員のクリリンが要所要所で良い味出してました。
家裁調査官として働く庵原かのんが受け持った7人の少年の物語。事件を起こして家庭裁判所へ送られてきた少年を巡る家族と少年を観察するかのんの物語。「パパスの祈り」は父親は日系ペルー人、母親はフィリピン人である15歳のミゲル。 学校でも優等生である日本語も堪能な彼の苦悩。 普段外国籍の子供達と接しているだ...続きを読むけにとても身近な問題と感じた。「アスパラガス」は最近増加傾向にある発達障害の少年の話。 いかに生きづらいかと想像される。
家裁調査官は、刑事や医者のようにドラマ化しやすい職業の一つのだがあまり知られていないと思われる。ドラマ化しやすいと言ったのは、ドロっとした人間関係や個人の心の襞に触れる機会が多い職業だからで、この作品でもドラマを見ているような感覚だった。本当にありそうなぐっとくる話が続き、一番気に入ったのは最後の「...続きを読むおとうと」だった。2023.4.22
子供の非行や犯罪って 結局のところ 全部周りの大人たちが悪いってなってしまう。 まずその大人をサポートできる 世の中にならんとな~。
聞き馴染みのない職業ですが、裁判所に努めていて主に少年犯罪に関する聞き取りや、生活環境の調査をするようです。 犯罪行為を犯してしまった少年たちが正しい道を進めるかを見守る話で、結構題材としては地味な感じがしますが、あえて感動のドラマみたいなものをそんなに盛り込まない辺りがやはり上手いなあと感じました...続きを読む。 淡々としているので初速は冴えませんが、読み終わってみると地味というより滋味のある物語だなあと。 少年たちが必ずしも全員いい方向に行くわけでは無いし、そもそも彼らは要所要所で話を聞いて軌道修正する人たちなので、もっと具体的に非行少年に関わる人たちの方が、ドラマは生まれやすいはず。しかも更生した後会うわけでもないので、また犯罪でもして再会しない限りは会う事も無い。結構報われない職だなとも思います。 こういう目立たないけれど重要な仕事ってこういう本で知ること多いです。
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家裁調査官・庵原かのん
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乃南アサ
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