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絶対にスマホなんか持つものか、あんなものは一生いらないと思っていた。しかし、今、私の手元にはiPhone8がある。まさかスマホ嫌いの私が、スマホを手にする日が来るとは、想像もしていなかった――携帯電話すら持ったことのない著者が、重すぎる腰を上げてスマホ購入を決断したのは、老いた愛猫に何かあったときにスムーズにタクシーを呼ぶためと、使っているパソコンに不具合が起きたときに仕事相手に連絡を取るためだった。しかし、いざ手に入れてみると、幾重にも要求されるパスワード地獄、キーボード無しの難儀な文字入力、生存確認として友人から義務付けられたゲームのわずらわしさ、いちいちしなければならない充電作業、文字の読みにくい小さな画面……便利よりも不便に感じることだらけなのであった。「スマホになじんでおりません」。
切実さに満ちながら、どこかクスっと笑ってしまう著者の奮闘エッセイ。
Posted by ブクログ 2024年03月17日
単なる個人的な感想に止まらず、スマホがどのように生活に入り込んできたのかを知る記録にもなるようなエッセイだと思った。パスワードの嵐に苦労する、個人的な時間に警告音が鳴って迷惑するということは普通に考えたら由々しきことだが、今はなんの感情も湧かず、スマホはそういう物だで終わってしまう。どんどん自分に都...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月24日
群ようこさんの軽快な語り口のエッセイ。
スマホを初めて持ったとき、そうそう、こんな感じだったなぁとほのぼのとした。
群ようこさんのご友人のツムツム愛はすごい。
私はスマホゲームをしないけど、ツムツムしてる人ってこんな感じなのかな。
スマホ沼にならず、うまくスマホと付き合っては群ようこさん。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月24日
私もアナログ世代なので、スマホなんていらないと思ってはおりましたが、いざ使い始めると、手放せなくなる依存しちゃう存在に…ただ上手に使いこなせているかというと多分半分以上の機能は放置されている
スマホに依存する事なく上手に使いこなせるのが私の目標で…やっぱり私も「スマホになじんでおりません』
親近感の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月09日
著者よりふた回りほど
若いけれど共感。
スマホは、出先で調べ
ものをするのにもはや
欠かせません。
電車の乗換えや目的地
までの道案内とか、
あれ?こういうときの
マナーってどうだった
かな?というときとか。
でも、もう何年も使い
ながら文字入力だけは
未だに馴染みません。
そのうち脳波を...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月22日
私は身近にスマホがある環境で育ってきている。そのためスマホが無かった時代を生きてきた方のスマホに対する苦悩を感じることはできない。群さんのスマホに対する思いを綴ったこの作品は「なるほど、スマホのこの機能が難しいのか」と私が日常生活の中で使っているものが実はスマホを使った事の無い方にとっては難しいこと...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月28日
不必要なら持たず、必要ならば最低限に。筆者のスマホとの向き合い方は、昨今問題となっているスマホ中毒とは無縁のものだといえる。本来、それが正しいスマホとの付き合い方なのだろうが、ついつい流行と惰性に流されてしまうわいな、と己を顧みることができた。
パスワード地獄は思わず「あるある!」と共感してしまった...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月27日
わかるぅ。
著者は現在67歳というからこの本を書いた時は66歳くらい?
そりゃ苦労しするよね。愛猫の病院に行く時にタクシーが固定電話からだとなかなか繋がらないから、やむなくスマホを持つことに。
残念なことにこの最猫22歳で天寿をまっとうし、無事スマホが役立ったようで目的は果たせてなにより。
でも、i...続きを読む
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