日本美術の核心 ――周辺文化が生んだオリジナリティ

日本美術の核心 ――周辺文化が生んだオリジナリティ

935円 (税込)

4pt

4.3

西欧や中国の美術はいわゆるファインアート、権力者による威圧的な造形を主流としているが、日本美術は違う。例えば鳥獣戯画や伊藤若冲の作品のように、遊び心にあふれ見る者を楽しませる造形によって鮮烈に彩られ、「真実」よりも「美しさ」を追求し発展してきた。「わび」「素朴さ」「デザイン性」「文字との融合」「多様性の競演」……世界に類のないそのオリジナリティを、本書では縦横無尽に読み解いていく。世界の周辺文化のトップランナーとしての日本美術の唯一無二性を解析する一冊。

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日本美術の核心 ――周辺文化が生んだオリジナリティ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年06月19日

    江戸時代までの日本の様々な造形表現には、現在のグローバリズムのファインアートとは違った価値基準があったという。なるほど。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月24日

    美術と言っても文化が違えばいろいろな形がある。著者は西欧や中国の美術について、権力者による威圧的な造形が中心であるのに対して、日本は遊び心にあふれ見るものを楽しませる造形と見ている。





    「庶民ファーストなアート」として日本美術を捉える著者は、例として江戸時代の宗教美術を挙げている。




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    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月28日

    <目次>
    第1章  入ってきたもの・出ていったもの
    第2章  デザインへの傾斜
    第3章  そこにあるのは「美」か、「真理」か
    第4章  教養があってこそ味わえる
    第5章  文字と絵の幸福なコラボレーション
    第6章  素朴を愛する
    第7章  わびの革命
    第8章  庶民ファーストなアート
    第9章  多様...続きを読む

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