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Posted by ブクログ 2017年04月25日
知的障害を持つ40歳の男性、ボクさん(僕、僕と言うから)は、母親が遺してくれた全6室の小さなアパートの管理人をしています。小学生程度の知能であっても、管理人としてのボクさんの仕事は完璧。入居者やご近所さんにも恵まれて、平穏な日々を送っていました。ところが、ある日、アパートの1室で殺人事件が起こります...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月26日
一応はミステリにカテゴライズしたが、
この作品は色んな意味で特殊だ(^ ^;
まず主人公が軽度の知的障害者だというのが珍しい。
さらに、殺人事件は起きるが、その謎解きやら
犯人探しやらは途中であっけなく終わる。
つまり、それがメインテーマではない。
...という訳で、ミステリと言っていいのかどう...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月25日
知能は小学生程度だが、死んだ母親が遺してくれた小さなアパート「幸福荘」の管理人として、平和に暮らしていたボクさんこと福田幸男、40歳。
ところがある日、アパートで殺人事件が起きたことをきっかけに、ボクさんとその周辺に変化が起こりはじめる。
知らないほうが幸せであり、知ってしまった時にどう思いどう行...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月14日
発達障害のある、アパートの管理人さんが主人公。
そのアパートで事件発生と同時に、奇跡的に管理人さんが
健常者以上の推理力・行動力を発揮開始!。
見事に事件解決するまでは、男としてカッコよくなった
その変貌ぶりに、若干のうらやましさも交えて面白い展開
と思ったが、最後は消化不良な終わり方に感じた。...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月08日
ほのぼの悲しい不思議なミステリ
知能障害を持つ主人公、事故をきっかけにそれが回復する。
前半の和やかな団らんシーンも、事件に迫る推理場面もどちらも違った面白さを味わえました。
障害から復活したことで様々な幸不幸を体験する訳ですがそれはいいとも悪いとも言えませんよね。様々な出来事にどう対応するか、...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月11日
『アルジャーノンに花束を』のテーマをハードボイルドミステリ調にしたらこんな感じかも。ただ著者は『アルジャーノン・・・』を未読だそうです。自然と思い浮かびますが、似てるかと言われれば全然違います。殺人事件が起こるミステリですが、それよりもミステリを題材にして語りたいことが大きいような気がします。面白か...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月30日
死んだ母親が遺してくれた小さなアパートの管理人として、幸せに暮らしている主人公・福田幸男、40歳。通称、ボクさん。知能は小学生くらいなのだが、事件をきっかけにある変化が……。切なく哀しい物語。裏表紙には「長篇ミステリー」の文字はあるけれど、ミステリーを読みたいと思って本書を読むとちょっとズレを感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月14日
軽度の知的障害者である「ボクさん」こと福田幸男。死んだ母親が遺してくれたアパートの管理人として、またちょっと風変わりな住居人たちと平和に暮らしていたが、ある日アパートで殺人事件が起こって、ボクさんと周囲の人たちの人生が一変する。
従来の作品群とは一線を画す異色作。ファンタジー感を匂わすラストといい、...続きを読む
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