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人と龍が共存し、様々な取り決めを持った大協約世界。日露戦争を彷彿とさせる戦場が舞台の架空戦記小説です。世界観や人物像、戦記物には必要不可欠な戦略・戦術が細部まで深く作り込まれ、その説得力には感嘆のため息が出るばかり。
主人公・新城直衛は、剣牙虎(サーベルタイガー)を戦力として運用する実験部隊「剣虎兵」の中尉。圧倒的な戦力差を持つ「帝国」に攻め入られ、味方の撤退支援のため敗北必至の戦いに臨まなければならなくなります。
「莫迦と勇者は命の値段が違う」「嫌だ嫌だ。凄く嫌だ。英雄なんて冗談じゃない」……主人公は冷徹かつ現実主義なのですが、だからこそ余計に戦場の苛烈さを感じさせます。
ファンタジー要素も幻想的というより現実的な描写、例えば部隊員である導術兵の主な役割は通信や索敵など、実に実際的。どこまでも最悪な状況下、それでもその中の最善を求め実行する……彼らがどう戦い、どう進み、そしてどこへ辿り着くのか。戦記が好きな方はぜひお試しくださいませ!
Posted by ブクログ 2013年08月08日
北嶺の武勲で少佐に昇進した新城は皇都に蠢く大貴族の政争の駒となって、皇主に奏上する栄誉と引替えに近衛とは名ばかりの弱兵部隊への転属を命じられた。練兵の間もなく決戦の時は来た。湾を埋め尽くす帝国軍の大上陸部隊を、興廃を賭して皇国軍主力が迎え撃つ。訓練不足の近衛鉄虎兵大隊を率い新城は波打際の最前線に血路...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月28日
9冊読み終わるまで読み続けます。
猫があまり出てこなかったー。
これから戦闘増えそうなので活躍するかしら。
坂東の存在が今の所「なぜ出てきた」という感じなので、伏線だとしたら、この後どうなっていくのかしら。楽しみ。
しかし、坂東って、迷惑なくらい「ここに大隊長がいるよ!」って目印にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月09日
2巻を読んでないので自分のために3巻のあらすじ。 北領から帰還した新城は天皇に戦況の上奏をする栄誉にあずかり、駒城の意向を受けて守原による総反撃を阻止する。 そして新城は弱兵で知られる近衛衆兵大隊長(=鉄虎兵501部隊)を命じられた。彼は短期間で実戦に耐えうる部隊を作るべく訓練を実施するが、すぐに...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月31日
読んだきっかけ:漫画が面白かったから。
かかった時間:2/1-2/7(8日くらい)
内容:第三巻は、皇都帰還でのごちゃごちゃから、アレクサンドロス作戦の発動、501部隊の反撃戦失敗まで。
2巻の感想で、「小説と漫画で、正確に差異があるように思えてきました。漫画の方がソフト??」と書きまし...続きを読む
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