猿

猿

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

「猿がいる」と言い出した同居人。
かすかに感じる、妙な気配。
曾祖母の遺産相続。
胸に湧き上がる不安。
岡山県山中の限界集落。
よく判らない違和感――。

ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが――。

怖さ、恐ろしさの本質を抉りだす、瞠目の長編小説。

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猿 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    終始一貫して、『なんだかわからないものが一番怖い』ということを伝えようとしているんだろう。
    絶対2度目、3度目読むたびに怖くなっていく作品だと思う。
    怖さは何か、体験させてくれる作品。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    最近出会った小説の中でいちばん余韻すごいかも。
    周りの人に薦めて、感想を聞きたくなる本

    個人的に、恐怖の本質は頭で理解できないわからなさ、不確定性にあると思った

    0
    2026年05月05日

    Posted by ブクログ

    最後まで読み進めて思ったのは、解釈が難しいし多岐に渡るだろうということ。
    タイトルが「猿」なのだから、物語の主題は猿なのだと思うのだが。表紙も角度を変えて見てみると、ドアップの猿の顔が浮かび上がってくる、面白い装丁だ。

    語り手の祐美は、病んだパートナーと共に暮らしている。性格も面倒なそのパートナーを残していくのが不安ながらも、祐美は岡山の僻地にある、百歳で亡くなった曾祖母の遺産である土地を見学するために出かけて行く。
    小さい頃にあったきりの又従姉妹・芽衣と共に、曾祖母の財産を管理しているという怪しげな弁護士に会う。
    パートナーの猿にまつわる妄言、芽衣とあった喫茶店での不気味な描写、怪しげな弁護士、謎多き曽祖母の住んでいた土地、終始「不安」な祐美の心情。
    様々な場面で様々な「怖い」を描写している。
    ラストは解釈が難しく首を捻ったが…
    この物語では、怖さとはなんぞや、というのを、様々な話、様々な舞台、様々な人生から考え、語られる。
    怖いって、何?というのが主題なのかなぁと思った。
    それが祐美にとっては特に猿なのではないか、と。
    怖いという認識について、作中で登場人物たちが語る場面は冗長とも感じられるが、本書で描きたかったことを語るには必要だったのかなぁと。
    その点で、良かったなぁ、と。
    最後の一文は、私はなるほどと思った。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    めっちゃホラーなんですけど‼︎ 分かりやすいオチがない方が怖い。2軸の謎があるのだけれど、全然交わらないまま最後急に同じところに行き着くのも怖い。

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    京極さんの本で一番意味わかんないかも
    なのに面白い
    おい!どーなったのか教えてくれよ
    そしてやっぱり京極さんに夢中なのである

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

    「怖さ」とは何か、理屈理屈理屈でいろんな角度から紐解いていった先があの結末なの、ほんと厭だ…。テクニックの話を聞いていたのに、普通に素手でぶん殴られた気分。

    章立て無くシームレスに物語が進んでいくので読み止めるタイミングが難しかった。途中の村の変遷とか法的根拠などのくだり、説得力持たせるためのパートなんでしょうが難しいし本筋とは関係ないのでそこは読み飛ばしても大丈夫!あとホテルの女子会のシーンは全員オカルトに前のめりすぎてなんか笑ってしまった。

    0
    2026年04月28日

    Posted by ブクログ

    猿?ホントに?猿?

    初めと終わりの場面は同じ
    だけど………

    読み終わると
    中の部分が夢のよう
    全体に不穏な感じが付いて回る

    安心できるのはいつになるのだろう

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    「分からない」状態は不安で怖いので、人は分かろうとする。考えても分からない、確証が持てないときは、補填してくれるものを探す。それは単純な因果関係であったり、ラベリングだったりする。自分の気持ちに沿ったものを受け入れやすく、客観的事実などは必要ない。それを信じ込む方がもう「分からなくならない」ので安定する。
    などなど、「分からない」ことに対する人間の心理を連綿と説いていく。本当に途切れず延々とだ。ところが一気に場面転換して隙間に落とされる。「分からなくなる」のである。

    本書における「猿」は思考停止した人間の象徴だ。しばしば現れる黒いものは、理解できない事柄を視覚化したものだろう。世の中で起きる事象には必ず説明できる原因があると思い込み、しかも自分に都合の良い答えに飛びつくことの危うさを感じた。それでいて、解らないことをそっくりそのまま吞み込むこともまた難しく危ないということなのかもしれない。

    なぁーんて、訳知り顔で言いたくなるのである。一生懸命考えちゃうのである。なぜなら解んないからだ。ひー、怖いよ。

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    最後の50ページくらいは一気に読まされた。

    恐怖とは何か、恐怖はなぜ感じるのかというのを書いてある物語であった。

    どうゆうことなんだろう?と思わされることが散りばめられているのだが、それを回収することなく物語が終わる。

    読後感は「???」となったのだが、面白かった。

    0
    2026年06月13日

    Posted by ブクログ

    うーん訳が分からなかった。
    ただなんとなく怖かった。
    話の展開が遅かったなあ。
    京極さんたまにわけが分からない話書くからなあ。
    賞がなかったので読みにくかった。

    0
    2026年06月10日

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