黒牢城

黒牢城

小説・文芸
1,056円 (税込)

5pt

本能寺の変より四年前。織田信長に叛旗を翻し有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起こる難事件に翻弄されていた。このままでは城が落ちる。兵や民草の心に巣食う疑念を晴らすため、村重は土牢に捕らえた知将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めるが――。
事件の裏には何が潜むのか。乱世を生きる果てに救いはあるか。城という巨大な密室で起きた四つの事件に対峙する、村重と官兵衛、二人の探偵の壮絶な推理戦が歴史を動かす。

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黒牢城 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2026.10.25

    荒木村重 黒田官兵衛 有岡上の戦い 冬の人質生害 春の手柄争い 夏の鉄炮放 千代保の思い 官兵衛の策略

    歴史ミステリー、読み手を選ぶと思う。
    最後の半兵衛との対比まで含めて素晴らしかった

    0
    2026年10月25日

    Posted by ブクログ

    戦国ものだから、登場人物の名前(〜兵衛ばかり)などにより、序盤は読みづらさを感じていたけど、ストーリーが進むに連れて、荒木村重の組織の長としての苦悩に共感することができ、誰が味方で誰が裏切り者か、疑心暗鬼になっていく様子、決断を迫られる焦りなど、心情を細かに捉えることができた。
    何よりも黒田官兵衛の奇妙さが、物語全体に深みを与えいるように思えた。

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    第166回直木賞・2026年6月映画化。
    表紙デザインとタイトルで「ホラーかも…?」と読むの避けてたけど、大好きな歴史もの✖️ミステリーの組み合わせで最高だった。
    一つの命が軽すぎる戦国時代、何を理由に戦うのか。何のために死ぬのか。
    勝算が薄れていく籠城戦、それぞれの正義、荒木摂津守村重と黒田官兵衛の知恵比べ。傑作だった。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    映画でやっていたので、興味をもって読んでみました。
    歴史もの?は苦手なイメージがあったのですが、これは全然すらすらと読めました。
    黒幕は完全に騙された思いです。あなただったか・・・!

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    米澤穂信の中で一二を争う傑作だと思う!!
    史実から最終的に城が落ちるのは分かっているので、終わりに向かって進んでいく感じが、『黒牢城』という仄暗さ溢れるタイトルとも相まって独特の雰囲気でとても良かった。
    語彙がやや難で読むのに時間はかかるが、重厚な語りの中で味わうミステリーが至高の時間だった。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    日本史ちゃんと勉強しなかった民なので楽しめるか不安な思いで読み始めたけど、、、そんな心配は杞憂に終わりました、はい、とっても面白かったです。一気に飲み進める事ができました。
    たまたま大河ドラマ『軍師官兵衛』を当時リアタイで観てたので、主要な登場人物(と言っても村重や官兵衛、おだしさんくらいだけど)を頭の中に思い浮かべながら読めたのも良かった。
    これ以上に面白い歴史小説ってあるのかな?
    他にも歴史小説読んでみよう!その前にまずは日本史を学び直そう!と思い立ち、大人の学び直し用の参考書を買いました。
    そんなきっかけを与えてくれたこの本に感謝です。

    0
    2026年09月12日

    購入済み

    直木賞には歴史物が有利

    知勇兼備の名将荒木村重が織田信長に叛逆し、有岡城で籠城。籠城中に様々な事件が起きるものの、牢に囚われた名軍師黒田官兵衛が安楽椅子探偵風に謎解きをしていく。歴史&ミステリの直木賞作品で、悪くはない。🏯しかし、米澤穂信の青春ミステリファンとしては、米澤が落選続きの直木賞受賞を狙って、受賞に「有利な」歴史物を、あえて執筆したような気がした。本作は軽妙洒脱な「いつもの」米澤成分が足りないのだ。果たして、受賞第一作は青春ミステリ。ライト文芸ファンの想いが垣間見れる。🏯

    #タメになる

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    重厚なストーリー構造でありながらも読みやすくテンポが良いためするすると読める。主人公は織田家に反旗を翻す荒木村重。彼は城内で問題が起こり行き詰まる度に、土牢に幽閉した官兵衛の元を訪れ助言を得る。ネタバレ無しに言えるのはここまでであり、故に以降は言及を控えるが、最後まで退屈しない造りである。
    筆者の作品は『折れた竜骨』が至高であると思っているのだが、本作も同様に、ジャンル故に受ける制限を逆に利用して見事な作品に仕上げている。そこまで必要とされるわけではないということは申し添えて置きたいが、高校程度(明るくないのでもしかすると中学程度かもしれない)の日本史知識があればもっと楽しめたのかもしれない。逆に結末を予測できてしまいつまらなかったかもしれないが……
    本編は重層的であり、(読みやすいながらも)重みがあり素晴らしかったのだが、解説が口語的で砕けすぎておりギャップに戸惑った。

    0
    2026年10月27日

    Posted by ブクログ

    ミステリー時代小説

    簡単にカテゴライズすれば、そういうことである。

    しかし、本作はそのカテゴライズに収まりきらない。

    大河ドラマなどでも度々話題になる、ベースに史実を置くフィクションには、どれだけの創作が許されるのか、という点において、本作は実に絶妙なのでは、と思う。

    主人公の荒木村重を、寡聞にして知らず、史実であるか調べるところから始めたが(とはいえ、ネットの三次四次の資料だが)、本作のストーリーは史実と矛盾していないと感じた。
    知将・黒田(小寺)官兵衛(かろうじて知っていた)が村重によって有岡城に幽閉されていたのも史実にある。

    いわば、史実の隙間に起きていたと妄想していい範囲のフィクションなのだ。

    そして、ミステリーとしても読み応えがあり、戦国の世にある話でありながら、現代にも通ずる感覚も矛盾なくある。

    官兵衛の謎解きを読み解くだけでも読み応えがある。

    0
    2026年10月16日

    Posted by ブクログ

    戦国ミステリとして読み始めて、最後は人間ドラマ哲学といった壮大なテーマに拡張される。
    荒木村重がカッコいいと思ったけど、史実ではクズ大名扱いされてて悲しい。

    0
    2026年10月14日

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