中川裕の作品一覧
「中川裕」の「アイヌ語広文典」「ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
Posted by ブクログ
声にして『序』を読んでみるのがいいです。
すーっと身体にはいってきます。19歳という若さで書き上げた、自然と祖先への愛とリスペクト 滅びゆく民族への憂い 文章にして残せる幸福感を記した 美しい序文に圧倒されてしまいました
最初のおはなし
『梟の神の自ら歌った謡』
銀の雫 降る降るまわりに
ふくろうの神様が、
銀の滴降る降るまわりに,金の滴降る降るまわりに.
と歌いながら子どもたちの頭上をゆくと
成り上がりのお金持ちの子らと貧しい子どもが ふくろうを射ようとしている。
ふくろうの神様は、貧しい子の味方をして 自らその子の矢に捕らわれ、子どもの家に福をさずけるというお話。
とにかくとにか
Posted by ブクログ
漫画ゴールデンカムイを読みながらそこに隠される北海道の四季の移り変わりやアイヌの人々の暮らしを見る副読本
おも・・しろ・・かった・・・!!!
たとえば明治のころの北海道アイヌの村の描写をされていたとして そこに生える植物や住宅の様子を見て四季を感じられるなんて目からうろこでした。
原作漫画のファンになって3年くらいでしかないのですが ずずずっと面白さに魅了され そこから聖地巡礼に赴くようになり ことあるごとに北海道を訪れ 漫画に出てきた場所を尋ねるのもそうなんですが 単なる社会科に出てくる言葉だった「アイヌ」が色を纏い息づいて目の前に現れるなんて 思いもしませんでした。
漫画からアイヌ文様に
Posted by ブクログ
前著『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 』の時はまだ未完だったが、こちらの本はゴールデンカムイが完結してから書かれた公式解説本。まさに完全版。前著と扱うトピックが被っているところはもちろんあるが、具体例や切り口が違うので2冊とも読んでよかった。分厚いぶん、読み応えがあり大満足。カムイたちと共に暮らすアイヌの人々の生活と歴史が、重厚に描かれている。
漫画の細部までこだわって描かれた絵をふんだんに用いてアイヌ文化の基本的知識を教えてくれる。裏設定までたくさん書いてくれているのが作品のファンとして嬉しい。
物語の中盤〜後半で舞台は樺太にうつり、樺太アイヌやニブフ、ヴィルタといった民族の描
Posted by ブクログ
「ゴールデンカムイ」のアイヌ語監修者による、唯一の公式解説本。めちゃくちゃ面白い。
2025年に東京でアイヌ民族の儀礼「イヨマンテ(熊の霊送りの儀礼)」の公演があって、観に行ったのだが、著者の中川先生はそこでも登壇されていた。アイヌ文化の、特に人間とカムイとの関係についてたくさん教えてくれたのだが、この本は、その時の復習とさらなる理解につながった。
ゴールデンカムイを読んでいてもそうでなくても、第一章を読むだけでもめちゃくちゃ面白いと感じると思う。
「アイヌ=人間」に対して、「カムイ」はアイヌの世界で神様を表すのだと思っていたが、全然違う。もっと広い。
犬、猫、スズメ、カラスもカムイ。