林芙美子の作品一覧

「林芙美子」の「浮雲」「亀さん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 浮雲

    浮雲

    小説・文芸

    4.3
    1巻704円 (税込)
    第二次大戦下、義弟との不倫に疲れ仏印に渡ったゆき子は、農林研究所員富岡と出会う。様々な出来事を乗り越え、二人は屋久島へと辿り着いた――。終戦後、激動の日本で漂うように恋をした、男と女の物語。 (C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved ※本作品は電子書籍化にあたり、紙本に含まれていた次の要素を削除しております。 <解説 板垣 直子>
  • 亀さん
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    亀さん

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 鶴の笛
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    鶴の笛

    小説・文芸

    -
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  • 愛する人達
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    愛する人達

    小説・文芸

    -
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  • 蒼馬を見たり
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    蒼馬を見たり

    小説・文芸

    -
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  • 朝御飯
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    朝御飯

    小説・文芸

    -
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  • 朝夕
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    朝夕

    小説・文芸

    -
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  • 或る女
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    或る女

    小説・文芸

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  • 田舎がえり
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    田舎がえり

    小説・文芸

    -
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  • 美しい犬
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    美しい犬

    小説・文芸

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  • 絵本
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    絵本

    小説・文芸

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  • 絵本猿飛佐助
    値引きあり

    絵本猿飛佐助

    小説・文芸

    5.0
    1巻440円 (税込)
    信州の山奥で仙人・戸沢白雲斎から独得の武芸を伝授された少年猿飛佐助は、真田幸村に乞われ沼田城に入った。時は戦国、佐助の奇策は徳川や北条の城攻めを次々に封じる。だが、自然児にとって武士の世界はなじみにくかった。放浪の旅に出た彼は、人の野心、怨恨、情愛をしたたかに思い知らされる……。「立川文庫」最大のヒーローを、著者自身の体験と重ね合わせて、人間として捉えなおした異色の長編。
  • 大島行
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    大島行

    小説・文芸

    -
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  • 落合町山川記
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    落合町山川記

    小説・文芸

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  • お父さん
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    お父さん

    小説・文芸

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  • おにおん倶楽部
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    おにおん倶楽部

    小説・文芸

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  • 蛙
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    蛙

    小説・文芸

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  • 柿の実
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    柿の実

    小説・文芸

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  • 貸家探し
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    貸家探し

    小説・文芸

    -
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  • 河沙魚
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    河沙魚

    小説・文芸

    -
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  • 狐物語
    無料あり

    狐物語

    小説・文芸

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  • 着物雑考
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    着物雑考

    小説・文芸

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  • クララ
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    クララ

    小説・文芸

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  • 玄関の手帖
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    玄関の手帖

    小説・文芸

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  • 幸福の彼方
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    幸福の彼方

    小説・文芸

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  • 子供たち
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    子供たち

    小説・文芸

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  • 婚期
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    婚期

    小説・文芸

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  • 魚の序文
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    魚の序文

    小説・文芸

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  • シベリヤの三等列車
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    シベリヤの三等列車

    小説・文芸

    -
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  • 秋果
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    秋果

    小説・文芸

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    1巻0円 (税込)
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  • 就職
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    就職

    小説・文芸

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  • 新生の門
    無料あり

    新生の門

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 新版 放浪記

    新版 放浪記

    小説・文芸

    -
    1巻220円 (税込)
    「私は宿命的に放浪者である。私は古里を持たない……」林芙美子の自伝的小説。三部構成。全国をあちこち放浪したり、職業も転々とする。日本全体が貧しく、困難な時代。今日食べるものにも困っていた芙美子。それでもユーモアを忘れず逞しく生きていく姿に感動。何度も映画化、舞台化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 生活
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    生活

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 清修館挿話
    無料あり

    清修館挿話

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 清貧の書

    清貧の書

    小説・文芸

    -
    1巻110円 (税込)
    男運の悪い主人公が三人目の夫小松与一と結婚するが生活は困窮していた。売れない画家の与一は収入が無いので貧乏な毎日。ペンキ屋の日雇いもするが仲間と喧嘩してケガしてしまう……「清貧の書」他に「幸福の彼方」「婚期を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 清貧の書
    無料あり

    清貧の書

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 清貧の書/屋根裏の椅子

    清貧の書/屋根裏の椅子

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,254円 (税込)
    母と義父とに連れられて幼い頃行商の旅に暮した体験を明るく牧歌的に描き切った短篇「風琴と魚の町」、つましく生活する一組の夫婦の愛情を謳う「清貧の書」、転機を求めてのパリ旅行を素材とした「屋根裏の椅子」、男と女の後姿に、あるが儘の人生を見る客観小説「牡蠣」等。名作『放浪記』を力に、作家はいかに飛躍をとげたか。〈宿命的放浪の作家〉林芙美子の代表的初期短篇7作。
  • 戦線

    戦線

    小説・文芸

    -
    1巻1,100円 (税込)
    日中戦争で数度にわたって従軍した林芙美子。その初随行が、一九三八年、蒋介石率いる中国軍を追討するための漢口攻略だった。女性らしい温かな視点で、陸軍第六師団の兵士たちの姿を綴った本書は、代表作『放浪記』につぐ大ベストセラーとなる。満州ルポ「凍れる大地」を併録。
  • 谷間からの手紙
    無料あり

    谷間からの手紙

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 下町
    無料あり

    下町

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 小さい花
    無料あり

    小さい花

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 掌の読書会 柚木麻子と読む 林芙美子

    掌の読書会 柚木麻子と読む 林芙美子

    小説・文芸

    4.5
    1巻990円 (税込)
    私はこの「ふてぶてしさ」に何度も元気づけられてきた――筋金入りの「おフミさん」ファンを自認する作家・柚木麻子が、数多く残された短編から12編をセレクト。フレッシュなガイドともに、林芙美子が描く女たちの魅力を紹介する。〈解説〉今川英子
  • トランク 林芙美子大陸小説集

    トランク 林芙美子大陸小説集

    小説・文芸

    4.0
    1巻990円 (税込)
    シベリア鉄道での亡命旅行「トランク」、満洲で芸者をしていた女性の一人語り「幕切れ」。旅を愛した林芙美子は、自身の訪れた国々を積極的に小説に描いた。庶民目線を貫いたその筆は、戦前の日本人が海の向こうの〈大陸〉に抱いた希望と憧れ、そして敗戦で負った傷跡を克明に写し取っている。絶筆となった「漣波」ほか欧州、ロシア、満洲を描いた小説七篇と、川端康成が単行本『漣波』に寄せた「あとがき」を収録。〈解説〉今川英子
  • 泣虫小僧
    無料あり

    泣虫小僧

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 濡れた葦
    無料あり

    濡れた葦

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 林芙美子 童話集 一

    林芙美子 童話集 一

    小説・文芸

    -
    1巻110円 (税込)
    林芙美子の童話集。動物や虫が登場する夢のあるお話。第一巻は「狐物語」「蛙」「亀さん」の三本収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 瀑布
    無料あり

    瀑布

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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  • 晩菊

    晩菊

    小説・文芸

    -
    1巻110円 (税込)
    林芙美子の恋愛小説二本を収録。「晩菊」50才を過ぎたきん。若いころは神楽坂で美貌の芸者で絵葉書にもなったことがある。今でも老いは感じさせず男に会うときは風呂へ入り、念入りに化粧をする。久し振りに訪れた男との対面はまさに真剣勝負だった。いくつになっても男から惚れられたいという女性心理の描写は秀逸。映画化された作品。「或る女」ある年の夏、軽井沢の別荘でたか子は10歳も若い男と浮気をする。高校生と中学生の息子があったが猛烈な恋であった。しかし男から一方的な別れを告げられる。失意に泣き暮らすたか子であったが、夫には全て知られていた。やがて夫からも離婚を切り出されるが子供と貯金通帳だけは離さぬと誓うたか子であった。テレビドラマ化作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 晩菊
    無料あり

    晩菊

    小説・文芸

    -
    1巻0円 (税込)
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ユーザーレビュー

  • 浮雲

    Posted by ブクログ

    林芙美子は、『放浪記』と『魚と風琴の町』しか読んだことがなく、こんな長編小説が書けるんだ!と思った(とても失礼)
    戦時中に取り残されたような地上の楽園 仏印の美しい描写と、敗戦後の虚脱感漂う貧しい東京の描写の対比が良かった。
    逃避行先の小さな温泉街や、屋久島の姿も、生き生きと脳裏に浮かぶ。
    林芙美子は比喩表現が素晴らしいと改めて思った。
    読み終わった後はしばらく放心状態でした。

    0
    2026年10月10日
  • 浮雲

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    4分の1まで読み進めた時点で、「不倫話としてあるあるな話だな」と話の展開にどん詰まり感を感じながらも、この先物語はどう転じていくのだろうと気になってしまい読み進めてしまった。

    富岡がクズすぎる。クズすぎると思えるくらい富岡の心情変化が丁寧に描かれていた。
    富岡と関係を持った女は誰一人として幸せにならず死を迎える。ただ、ゆき子が富岡と心中しなくてよかった。なぜ男は自分の世界を終わらせる方法を、女を殺すことで果たそうとするのだろう。女を己の死の道具にするのだろう。
    ぜひ富岡には、すべての女に死なれ置いていかれ、虚しさの中で生き長らえて老いていってもらいたいと思った。

    このクズさは、敗戦直後の虚脱感、喪失感という言葉で言い表せられるものなのだろうか?

    欲が発火しているみたいな一文がところどころに散りばめられていて、その緩急に心が抉られるような思いがした。



    「かうした荒れた旅館の一室で、秘密な女と逢つてゐる事よりも、家の茶の間で、しゆんしゆんと湯のたぎる音をきいてい邦子のそばで新聞に眼をとほしてゐる時の方が愉しいと思へた。何と云ふ事もなく、何故、ゆき子は仏印で死んでくれなかったのだらうと、怖ろしい事も考へるのだつた。
    すべて人間の心のなかには、どんな時にも、二つの祈願が同時に存在してゐて、一つはサタンに向ふと云ふ心理があるものだと、富岡は何かで読んだ記憶があつた。」

    「息苦しい厠に蹲踞み、富岡は、両の掌に、がくりと顔を埋めてい子供のやうに、をえつして哭いた。人間はいつたい何であらうか。何者であらうとしてゐるのだらうか・・・。色々な過程を経て、人間は、素気なく、此の世から消えて行く。一列に神の子であり、また一列に悪魔の仲間である。」

    0
    2026年03月18日
  • 浮雲

    Posted by ブクログ

    成瀬巳喜男監督の映画「浮雲」の原作。映画に強い感銘を受けて読み始めた経緯。終戦直後の細かな暮らしぶりの実態をもはや実体験し得ないなかでは、映画から先に入った方がイメージをつかみやすいかも。
    一方で、登場人物はもう映画の出演者しか思い浮かばない(高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、加東大介、山形勲、中北千枝子)。。原作のストーリーや台詞が映画でもそのままの形で多く取り入れられていているので映画の場面を思い出しながら読み進められた。
    原作でも富岡のクズ男っぷりが全開。結末部分は映画と異なっており、映画とはまた異なる余韻が残る。

    0
    2025年10月07日
  • 愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ

    Posted by ブクログ

    本を読んでいると、作家や作品への言及が在る場合が多々見受けられる。そういう記述を読んで、作品に関心を覚えて読んでみるという場合も在るように思う。
    他作品で言及が在った樺太への紀行が収録されていると知り、入手して読んでみた文庫であった。なかなかに興味深い一冊であった。
    1930年の台湾、満州、1931年から1932年の欧州、1934年の樺太、1936年の北京と様々な形で発表された紀行が収められている。瑞々しい感性や自由を愛する気概を持った女性が奔放に何処へでも出掛けて行くという様子、その中での思索というような事柄が綴られた本書である。
    表紙にトランクを沢山抱えた女性のイラストが在る。これは欧州を目指した旅のイメージなのだと思う。作中、4つのトランクを持参した旨の描写が在った。(序に、4つ持つのではなく、凄く大きいのを1つにして、小物を入れる鞄を持つ程度の方が動き易かったかもしれないというような話しも在った。)そして本書は、文庫本として紀行関係の文章を集めて編んだということらしい。本書の下敷きになる単行本化何かが在るのでも無いようだ。そこは如何でも構わないと思う。多数の作品を精力的に発表し続けた著者の、伝わっている作品を択んで集めて本にするというのは、それ自体が意義深いことなのだとも思う。
    本書を手にしようとした契機となった樺太への紀行を最初に読み、以降は最初から順に読んだ。結局、様々な媒体に順次発表した文章が集められているので、余り順序を気にせずに読むことが出来る。一応の内容的纏まりとなっている中、例えば欧州を目指す旅に関する部分では、順次色々な所を通り抜けて目指したパリに到る時系列で文章が積上げられているので、その順を追う方が判り易い。が、そういうことでもないのであれば、眼に留まった順に読めば善いと思う。方々の雑誌のような媒体に発表された記事という形の文章を集めている訳である。実際、自身は本書を手にした切っ掛けの樺太紀行を最初に読み、以下順次読み進めて何ら支障は無かった訳である。
    少し驚かされるのは、1930年代前半、昭和の初めの方というような時期、こうした文章が公にされる媒体が色々と在ったことが示唆され、そういう場で活躍する著者のような人達が多く在ったということで、何か凄く「豊かな文化」というような様子を想うのだ。そして欧州辺りへ空路という現在の様子とは異なるが、シベリア鉄道を利用する旅、船旅がなかなかに充実しているようにも見えるということだ。欧州に限らず、台湾、中国大陸、樺太と、何となく思う以上に旅客輸送の色々な事柄が整備されていることに気付かされる。更に言えば、殊にシベリア鉄道での移動の場面等は、かなり時代を下っても雰囲気は変わらないであろうと思う場面が多々在った。そういう辺りに驚きながら本書を読み進めた。
    欧州旅行に関しては、下関から釜山へ船で渡り、朝鮮、満州を経てシベリア鉄道に入り、モスクワを経てポーランドやドイツを経由してフランスに着いているようだ。この時代、経路としては敦賀からウラジオストクへ渡る形も在ったらしいが、著者が択んだ経路もよく知られていたようだ。そしてこの経路での旅の感じが活き活きと伝わる文章なのだが、或いはなかなかに貴重であるようにも思った。
    樺太を訪ねる紀行で、当時の稚内の様子が描かれる。未だ屋蓋式防波堤(現在の北防波堤ドーム)が竣工する前の時期である。少し冴えない港町という風情が描かれている。樺太への連絡拠点として伸びている最中の感じだ。やがて辿り着く樺太だが、少し複雑な想いを抱かざるを得なかった場面も在ったようではあるものの、新興の街であった敷香に好感を抱くようになったようだ。凄く率直に、何にでも「素」の状態で向き合い、思ったことを綴っているという感じが好い。
    こういうく率直に、何にでも「素」の状態で向き合い、思ったことを綴っているという感じは本書の各篇に共通している。何やらロシア語が飛び交っているハルビンの様子から、パリやロンドン迄、何処でも一緒だ。欧州からの帰路、船が寄港したナポリに著者は立寄っている。その中で、ボンベイの遺跡見物よりも、生きているナポリの街を歩いてみたいとしている。結局、この辺りなのだと思う。動いて、辿り着いた場所で、そこに在るモノ、そこに暮らす人々を観たい、それらに触れたい、そして感じたことを綴って伝えたいというのが著者の「在り方」なのであろう。
    非常に愉しく、時間と空間を超え、1930年代の世界の旅を疑似体験出来るような内容の一冊だ。広く御薦めしたい。

    0
    2024年10月16日
  • 放浪記

    放浪記

    小説・文芸

    Posted by ブクログ

    去年の12月にラジオで偶然、作家の林芙美子さんの亡くなる4日前に放送された肉声を聴きました。
    昭和26年に放送された若い女性からの様々な人生に関する質問に林さんが答えていく内容です。
    車の運転中でしかも音質もそんなに良くなかったので内容はきちんと聞き取れていなかったのですが、その語り口はとても優しくかつとても力強いものでした。

    聴いたラジオが非常に頭に残ったので、林さんの代表作「放浪記」を軽い気持ちで読み始めたのですが、、読むにはなかなかな覚悟の必要な内容でした汗
    苦境から作家で成功するに至ったサクセスストーリー的な単純なものを想像していたのですが、一つ一つの文章表現を理解するのに時間はかかるし時系列も前後入れ替わっているなどしてなかなか読み進めるのに時間がかかりました苦笑
    流石に読み終えるのに2ヶ月もかかると途中でしんどくなってくるのですが、何かこう、腕を鷲掴みされながら目を見開いて間近で訴えかけられてくるような凄みが全ての頁に溢れていました。

    貧窮のどん底を這い回る日々の中、ある時はカフェのスタンドの陰で、ある時は台所のお櫃を机がわりに、ある時は下宿のささくれだった畳に腹ばいになりながら、書くことを決してやめなかったようです。その執念が随所から感じ取れます。

    まだまだ飲み込みきれていない部分も多々ありますが、表現することについて強烈な気づきを得た一冊でした。

    0
    2024年02月20日

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