愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ

愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ

990円 (税込)

4pt

3.5

どこへ行くにも、棺桶の仕度なンかいらないじゃないのと、無鉄砲な旅ばかりしていました――一九三〇年、総督府に招かれた台湾から、『放浪記』の印税をつぎ込んだシベリア鉄道でのパリ行き、一番好きな街北京など。肩の張らない三等列車の一人旅を最上とする著者の一九三〇年代前半の紀行を集成する。文庫オリジナル
〈解説〉川本三郎

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愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    まだ林芙美子をよく知らない。
    NHK「100分de名著『放浪記』」の回で林芙美子の文章の魅力に目覚めた。
    上記番組で指南役を務めた、作家の柚木麻子さんが、とっても新しいんです、今こそ読んでほしいと言っていた意味がよく分かりました。

    この本は、その林芙美子の若き日の紀行文を収めたもの。
    1930年か...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月02日

    林芙美子の海外への旅、紀行文集成。その主な行程は以下のようなもの。
     1930年1月 台湾
     1930年8月 大連、ハルビン、杭州、蘇州
     1931年11月~1932年6月 シベリア鉄道を使い、パリ、ロンドンへ
     1934年5月 樺太
     1936年10月 北京

     最初の台湾行こそ準公的な団体行動で...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月21日

    林芙美子の紀行文をまとめた
    オリジナル編集の文庫本。
    ハンディで嬉しい。

    283ページの本とはいえ
    芙美子さんって一文がわりと長いので
    なかなか読み終わらなかった。
    旅の記憶も濃ゆいしね。

    鉄子としてはシベリア鉄道もいいけど
    満州鉄道の記録も良かった。
    それからパリを拠点にバルビゾンまで
    足を伸...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月21日

    ●は引用、その他は感想

    ブックレビューに”沢木耕太郎や下川裕治の先取りのようだ”というコメントがあったが、自分もそういった印象を受ける。バイタリティーに富んだ人なのだろう。だから、興味があるとそれを実行してしまう。本書では、軍国主義の台頭に嫌悪感を表わしているのに、たぶん同時に語られる愛国心の発露...続きを読む

    0

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