作品一覧

  • ロンドン謎解き結婚相談所
    4.1
    1~4巻1,300~1,496円 (税込)
    1946年の戦後ロンドンで、ある女性たちが結婚相談所を設立した。ケンブリッジ大卒で戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持ち、戦争で夫を亡くした上流階級出身のグウェン。対照的なふたりが営む相談所に、若い美女ティリーが入会する。奥手だが誠実な会計士を紹介したところ、ティリーが殺され、会計士の青年が逮捕されてしまう。彼が犯人とは思えないふたりは、能力や人脈を駆使して真犯人さがしに乗りだす。魅力たっぷりの女性コンビの謎解きと、人生を切り拓こうとする勇姿を描いた爽快なミステリ!
  • クィア短編小説集
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    LGBTの枠をも相対化する「クィア」な視点から巨匠たちの作品を集約。本邦初訳G.ムーア「アルバート氏の人生」を含む不思議で奇妙で切ない珠玉の8編。
  • 黒いダイヤモンド
    4.0
    1巻995円 (税込)
    長閑なフランスの小村、サンドニ。村の唯一の警官にして警察署長であるブルーノは、狩猟仲間であるエルキュールから、トリュフ市に粗悪な中国産トリュフが紛れ込んでいる問題について調査を依頼される。だが聞き込みを始めた矢先、エルキュールが何者かに殺害されてしまう。彼はかつて、情報部に所属する伝説の秘密警察官だった。犯行に及んだ者はその過去を知っていたのか? さらに彼の友人であるヴェトナム人夫婦まで中国人犯罪組織に襲撃され……。圧巻の取材力と緻密な構成、そして驚愕の真相。ベテランジャーナリストが放つ傑作ミステリ!

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  • 雪の夜は小さなホテルで謎解きを
    3.5
    1巻1,324円 (税込)
    12歳のマイロの両親が営む丘の上の小さなホテル、〈緑色のガラスの家(グリーングラス・ハウス)〉。クリスマス前の冬の日、ホテルに5人の奇妙な客が現れる。彼らは全員が滞在予定日数を告げず、他の客がいることに非常に驚いていた。なぜ雪に閉ざされたこのホテルにわざわざやってきたのだろう? 5人のうちの誰かが落としたと思しき、古い紙片に描かれた海図らしきものを手がかりに、宿泊客たちの目的を探ることにしたマイロ。だが、客たちの謎は、このホテルに隠されたとてつもない秘密につながっていた……? MWA賞受賞、心あたたまる聖夜の物語をお贈りします。
  • 葡萄色の死
    3.5
    1巻995円 (税込)
    夏の終わりの夜明け前、フランスの長閑な小村サンドニにサイレンが鳴り響いた。遺伝子組み換え作物の試験場が放火されたのだ。過激なエコロジストの犯行が疑われ、村でただひとりの警官にして警察署長のブルーノは、国家警察の刑事たちに協力し、住人への聞き込みをはじめる。だがそんな折、村の青年がワイン農場の大きなワイン桶の中で死んでいるのが発見される。事故か? 殺人か? 放火との繋がりは? 心やさしき警察署長は、村の平穏を取り戻すため不可解な事件に挑む。元英国ガーディアン紙のベテラン記者が贈る、謎に満ちた傑作ミステリ、シリーズ第2弾。

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  • 緋色の十字章
    3.4
    1巻838円 (税込)
    名物はフォアグラ、トリュフ、胡桃。人口約三千人、風光明媚なフランス南西部のサンドニで、長閑な村を揺るがす大事件が発生する。ふたつの戦争で国家のために戦い、戦功十字章を授与された英雄である老人が殺害されたのだ。彼は腹部を裂かれ、胸にナチスの鉤十字を刻まれていた。村でただひとりの警官にして警察署長のブルーノは、村人たちの助けを得て捜査をはじめる。就任以来初めての殺人事件を解決し平穏な村を取り戻すことはできるのか? 元英国ガーディアン紙のベテランジャーナリストが心優しき署長の奮闘を描く、清新な警察ミステリ。

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  • ひだまりの処方箋 ~日向センセのハート・クリニック(単話版)<心を病んだ女たち~ひだまりの処方箋~> case1 うつ病
    完結
    1.0
    全3巻110円 (税込)
    心療内科「日向ハート・クリニック」の院長、日向先生は傷ついた患者さんの心を癒やしてくれる名医! ストレスからうつ病になってしまった主婦や、パニック発作にかかるキャリアウーマンなど、さまざまな症状の患者さんを診察。病気に悩む女性たちの悲痛な叫びを描きます! ※この作品は「心を病んだ女たち~ひだまりの処方箋~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • パリの骨
    -
    1巻1,425円 (税込)
    1929年パリ。私立探偵スタイヴサントは失踪した22歳のアメリカ人女性を捜索していた。ピカソら名だたる芸術家と交流があり、人気絶頂の写真家マン・レイのモデルをつとめていた彼女は、何らかの事件に巻き込まれたのか。パリ警視庁のドゥーセ警部は、犯罪的行為を繰り広げる奇抜な前衛芸術家の“芸術的表現としての殺人”を疑っていた。スタイヴサントは、“嘘を見抜く力”を持ち世捨て人のように暮らす友人ベネットの力を借り、死の帝国たるパリの闇へと踏み込んでいく。MWA賞受賞作家が贈る雄編。
  • 疑惑の入会者

    Posted by ブクログ

    相変わらずの面白さ!
    グウェンが母親としての強さを取り戻してきて、スカッとする展開。
    義父はもう…救いようがないね。ロニーはよくこんな両親のもとでいい夫に育ったなとつくづく思う。
    この作品は表現力もさることながら、それぞれのキャラが本当に立っている。アイリスとアーチーのカップルが何気に好き。サリーは…切ない…。
    4作目も近日出版予定とのことで楽しみ。

    0
    2024年05月09日
  • ロンドン謎解き結婚相談所

    Posted by ブクログ

    主人公2人のキャラクターが対照的ながらもどこか共通するものがあって、その様子が生き生きと描かれているところがこの物語の良さを引き出していると感じた。
    終始軽快なリズムで話が進み、安心して楽しめる作品。続編があるなら読みたい。

    0
    2024年04月18日
  • 疑惑の入会者

    Posted by ブクログ

    いや〜面白かった!!グウェン、貴族出身のお嬢様なのに、随分と酷い目に遭いましたね。でも、タダでは起き上がらない2人が大好き!!サリー優しすぎ。ロニーいい子過ぎ。
    最後にバラバラだったピースが合わさっていくのは圧巻です。
    後日談の、机の秘密も読後感最高!
    愛想の悪い管理人さんというイメージだったマクファースンさんの人となりもわかり、より物語に温かみを感じました。
    ハロッズの机、実物はきっと素敵なんでしょうね。

    0
    2023年07月16日
  • ロンドン謎解き結婚相談所

    Posted by ブクログ

    久しぶりの海外(イギリス)の本。時代や主人公2人の設定が良かったし、ミステリとしても犯人に迫るところは、面白かった!海外特有の言い回しもクスリと笑えた。日本ではあり得ない表現の仕方。
    ただ、海外物はファーストネームやミドルネームが飛び交い、誰が誰だか確認しながら読み進めないといけないので苦労しました。

    0
    2023年04月06日
  • ロンドン謎解き結婚相談所

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楽しい推理小説が読みたいと思って買ったら予想よりずっと楽しくて嬉しかった。シリーズ三巻も出てて楽しみ。

    …でも彼女には、わたしにはなくて、これからも決して手に入らないあるものが具わっている」
    「それは?」
    「善良さ」
    ひとことで答えた。
    「彼女はいい人なの。真の善人。わたしは善人とビジネスをやってるのよ。このわたしが。善人じゃないわたしが。いい人でもなければ、人間でいることが得意でもないのに。人を結婚させるビジネスにかかわるなんてお笑いぐさよね。...」

    のところでもう気に入ってた。
    もっと穏当な雰囲気かと思ったら主人公二人とも生活もメンタルも大変なことになってるし、心温まる感じかと思った

    0
    2023年04月04日

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