作品一覧

  • ガラス玉演戯(上下)合本版(新潮文庫)

    ガラス玉演戯(上下)合本版(新潮文庫)

    小説・文芸

    -
    1巻1,386円 (税込)
    ガラス玉演戯――学問と、美の崇拝と、瞑想という三つの原理の融合――の名人ヨーゼフ・クネヒトの、芸術的香気の高い理想郷カスターリエンにおける活躍と現実世界でのさまざまな苦悩とを描いて、戦争と雑文的文化に明け暮れる二十世紀文明に対する反極として構成された、ヘッセの芸術と知恵との最高の結晶。 ※当電子版は新潮文庫版『ガラス玉演戯』上下巻をまとめた合本版です。
  • さすらいの記

    さすらいの記

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    若いときからヘッセを熱愛した詩人尾崎喜八が、みずからの好みにしたがって選び、訳しためたヘッセの随想集。表紙の水彩画もふくめ 、ヘッセ自身の手になる水彩画を数点、おさめてある。
  • シッダールタ

    シッダールタ

    小説・文芸

    4.4
    1巻990円 (税込)
    バラモンの息子シッダールタは、早くから精神修養の修業を積んでいたが、心の渇きは癒されず、身分を捨てて親友ゴーヴィンダとともに苦行の旅に出る。托鉢生活では、すでに悟りを開いていたゴータマ・ブッダに出会い、彼の説法を聞くものの、シッダールタは満足しない。むしろブッダや親友から離れ、俗世で遊女カマラーとの快楽に溺れ、そのための金を商売で稼ぐようになるが……。自己の解放と世界の真理を求めた青年の魂の旅路。
  • デーミアン

    デーミアン

    小説・文芸

    4.3
    1巻792円 (税込)
    些細な嘘をついたために不良に強請られていたエーミール。だが転校してきたデーミアンと仲良くなるや、不良は近づきもしなくなる。デーミアンの謎めいた人柄と思想に影響されたエーミールは、やがて真の自己を求めて深く苦悩するようになる。少年の魂の遍歴と成長を見事に描き、世界中で“悩める若者たち”に読み継がれる青春小説。
  • ペーター・カーメンツィント

    ペーター・カーメンツィント

    小説・文芸

    4.7
    1巻924円 (税込)
    豊かな自然のなかで育ったペーターは、文筆家を目指し都会に出る。友を得、恋もしたが、都会生活の虚しさから異郷を放浪した末、生まれ故郷の老父のもとに戻り……。青春の苦悩、故郷への思いを、孤独な魂を抱えて生きてきた初老の独身男性の半生として書きあげたデビュー作。

ユーザーレビュー

  • シッダールタ

    Posted by ブクログ

    あまりにも良すぎて、語り尽くせない……

    短いのに、物語としても詩としても哲学としても、いっぱい心に訴えかけてきて、深く深く心を満たしてくれる。特に後半は、感極まって涙があふれてしまった。

    この本の大切なメッセージは、シッダールタが川から聞いたこと、そして最後のゴーヴィンダとの会話だと思う。言葉にはできないので、言葉にせずに心にしまっておこうと思う。

    物語でシッダールタが知っていったもの、教えや我慢や放蕩や愛の施しや執着……。それらは、大きな川全体の一部の完全な瞬間だった。
    読者である自分も、例えば「避けたいな」「避けたかったな」と思う出来事や状況を、そんな見方に変えられるのかもしれない。

    シッダールタがそんな見方を手に入れたのは、彼が観念的な真理だけでなく、いま目の前に見えている世界を蔑ろにしなくなったからだと思う。ほんとうにこういう生き方をしたい、と思った。

    シッダールタの物語だけれど、この本でいちばんお気に入りなのは、後半で出会う渡し守。シッダールタが彼に心の内を話していくように、自分自身の心のことも同じように受け入れてくれたような気がする。

    この作品を読んだのは、手塚訳に続いて2回目。最新の訳なのでとても読みやすかったし、巻末に載っている翻訳のこだわりについての記載もおもしろかった。

    0
    2026年09月20日
  • デーミアン

    Posted by ブクログ

    タイトル:7.0
    語彙文体: 7.0
    展開:7.0
    構成:6.0
    結末:8.0
    没入:8.0
    影響:9.0
    感情:7.0
    合計:59.0
    平均:7.375
    エヴァ夫人多すぎ

    0
    2026年06月15日
  • デーミアン

    Posted by ブクログ

    私は孤独で良いのだ、と思わせてくれる作品

    社会問題として孤立化が取り上げられ、一般人の素養として人脈や恋人が求められる、そんな「つながり」を求められる現代へ、「自己の幸福は、孤独に、真摯に、たゆまず自己を探す中にしかない」という登場人物たちの声は、ひとつの答えではないか。
    それは手本も理想もない苦しい道だけど、その道中にはきっとこの本が寄り添ってくれると感じる。

    > 気の利いたおしゃべりなんて、なんの価値もない。自分自身からどんどん遠ざかってしまうだけだ。自分から遠ざかるのは罪だ。亀みたいに自分の内面に入り込むことが肝要なんだ

    0
    2026年05月31日
  • シッダールタ

    Posted by ブクログ

    仏教の原点となる内容に興味が湧いていたタイミングに草薙剛氏主演のシッダールタを観劇し、より深く理解したいと思い本を読んだ。
    生きるとは、死とは、宗教とは、意識とは、身体とは、時間とは、、、様々な疑問に対する考えの一つを提示してくれる稀有な一冊。
    車輪の下が苦手だった為ヘッセの他の作品を読んだ事が無かったが、そんな過去の印象が吹き飛んだ。何度も読み返したい。

    0
    2026年03月01日
  • シッダールタ

    Posted by ブクログ

    心の奥底に響くものがある作品、穏やかな気持ちと少しの不安と焦燥感に駆られるような……。
    東洋哲学も西洋哲学も好きだけどそんなに詳しくはないから、この感想は的を得てないのかもしれないけど、ヘッセはドイツ人でありながら、なぜこんなに仏教的な思想を深く理解していたんだろう?

    0
    2026年01月17日

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