作品一覧

  • 日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す
    値引きあり
    3.8
    1巻1,116円 (税込)
    「文法」が日本語を迫害している。「主語がよく省略される」から「非論理的」まで、100年にわたり「日本語」に貼られてきたレッテルを一刀両断する! 「愛らしい」「赤ん坊だ」「泣いた」――日本語の基本文はこの3種で必要十分である。英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を完璧に論破する、すべての日本語話者、必携の書。(講談社選書メチエ)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 日本語が世界を平和にするこれだけの理由
    3.7
    1巻1,210円 (税込)
    武田鉄矢さんがラジオで絶賛し、ニュースサイトBLOGOSでも大反響を呼んだ 驚きの「日本語論」とは? 言語学の大家、慶應大学名誉教授 鈴木孝夫先生も推薦 「この本を読んで、生きていてよかったと思いました」 私たちが学校で学んだ日本語は間違っている! 英文法的な説明をあてはめられ、歪んでしまった日本語教育。 しかし、カナダで25年間、日本語を教えて著者は、 「大発見」をしました。 「日本語は、最も平和志向の、ロマンチックで幸せな、美しい言葉だと 自信をもって言うことができます」 ただの思い込みではなく、著者はそれを言語学的見地から、 さまざまな論拠を用いて客観的に証明して見せます。 日常表現、人名・地名、話すときの声と視線、愛の告白、道の聞き方、文法 ――英語と徹底比較すると、初めて見えてくる日本語の真の姿とは? 中学生からビジネスマン、国語の先生まで 必読の1冊です!
  • 日本語と西欧語 主語の由来を探る
    3.0
    「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(川端康成)は英語で「The train came out of the long tunnel into the snow countory」(サイデンステッカー)。世界を表現する際の「視点」 の違い。英語は「神の視点」を得ることによって主語の誕生を準備したが、「虫の視点」を持つ日本語にはそれは必要なかった。英語の歴史を踏まえ両言語と文化の違いを考察。

ユーザーレビュー

  • 日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す

    Posted by ブクログ

    日本語では主語を省略する方が自然だと思っていた。「わたしはうれしい」じゃなくて、「うれしい」。けど、これは省略ではなかった。

    p77
    日本語では、主語の省略というのは不適当で、実は『主語なしの表現』をするのである。
    (1)お暖かになりましたね。
    (2)ほんとうですね。
    こんな場合われわれは何かが省かれたとは感じない。こういう表現をめざしているのである。

    p87
    日本語にとっての「主語」は、ある日突然、明治維新と並行する形で導入される。まさしく脱亜入欧の時代精神が導入させたと言うべきだろう。「主語」を日本に天下りさせた人物は、あの国民的国語辞典『言海』を作った大槻文彦である。

    文彦は江戸時

    0
    2025年05月05日
  • 日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本語の主語述語という概念が、欧米語をむりやり日本語に持ってきたという説明である。他動詞、自動詞というのも同様である。これで日本語の文法体系が抜本的に変わるかどうかはわからないが、少なくとも英語の文法に準拠して日本語を無理やり適用して文法にするという考えは少なくなっていくであろう。

    0
    2025年04月20日
  • 日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔、学校で国語の文法問題を解くのに日本語を英訳して答えを書いていたのを思い出した。こうすると、よくわからないものが簡単に解けるので、やはり日本語には文法と言うものはなく、英語の力を借りないとだめなのかと考えていた(ような気がする)。
    さて、ひょんなことから知ることになった、国語文法:学校で習う国語の文法がとんでもないという金谷氏の主張の興味深さから、この本を手にとってみた。

    まず、冒頭の『日本語に人称代名詞という品詞はいらない』に驚き、(かれ、それという言葉があるのに何で?)読み進むうちにその明快にして、深い切り口に納得。その後の『日本語に主語という概念はいらない』から本題に入っていく。 主

    0
    2018年10月24日
  • 日本語が世界を平和にするこれだけの理由

    Posted by ブクログ

    美術史の講義で西洋の絵は人間を中心に描くが、東洋の絵は自然の中に人を描くと習ったのを思い出した。
    非常に面白い本だった。

    0
    2014年08月14日
  • 日本語が世界を平和にするこれだけの理由

    Posted by ブクログ

    言葉の使い方の違いを起点に、視点の違い、考え方の違い、文化の違いについて紹介されていて、最後まで興味深く読みました。

    こんなふうに英語を学べていたら、私はもっと楽しく学べていたかもしれない、と思いました。
    これから先、翻訳されたものを読むときの参考にもなるので、読めてよかったです。

    0
    2025年11月24日

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