【感想・ネタバレ】日本語が世界を平和にするこれだけの理由のレビュー

あらすじ

武田鉄矢さんがラジオで絶賛し、ニュースサイトBLOGOSでも大反響を呼んだ

驚きの「日本語論」とは?



言語学の大家、慶應大学名誉教授 鈴木孝夫先生も推薦

「この本を読んで、生きていてよかったと思いました」



私たちが学校で学んだ日本語は間違っている!

英文法的な説明をあてはめられ、歪んでしまった日本語教育。

しかし、カナダで25年間、日本語を教えて著者は、

「大発見」をしました。



「日本語は、最も平和志向の、ロマンチックで幸せな、美しい言葉だと

自信をもって言うことができます」



ただの思い込みではなく、著者はそれを言語学的見地から、

さまざまな論拠を用いて客観的に証明して見せます。

日常表現、人名・地名、話すときの声と視線、愛の告白、道の聞き方、文法

――英語と徹底比較すると、初めて見えてくる日本語の真の姿とは?



中学生からビジネスマン、国語の先生まで

必読の1冊です!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

美術史の講義で西洋の絵は人間を中心に描くが、東洋の絵は自然の中に人を描くと習ったのを思い出した。
非常に面白い本だった。

0
2014年08月14日

Posted by ブクログ

言葉の使い方の違いを起点に、視点の違い、考え方の違い、文化の違いについて紹介されていて、最後まで興味深く読みました。

こんなふうに英語を学べていたら、私はもっと楽しく学べていたかもしれない、と思いました。
これから先、翻訳されたものを読むときの参考にもなるので、読めてよかったです。

0
2025年11月24日

Posted by ブクログ

普段話している言葉が、こんなに優しいなんて知らなかった。
日本語が、私たち日本人を形成する部分に存在していたと、見つけることができた本。
同じ景色を隣で一緒に見る「共視」の姿勢が根底にある日本語。
改めて紐解いていくことで
気が付けば、タイトルへ向かっている。

0
2023年06月15日

Posted by ブクログ

日本語に関する一冊。著者は、カナダで日本語を長期にわたって教えていた経験から、「日本語は、実は世界に誇るべき素晴らしい言語です。」と言い切っています。
一番読んでほしい読者は日本の中学校の上級生と文中で書いているように、非常に読みやすく、分かりやすい文体で進められます。しかし、内容的には、大人でも十分面白い。
タイトルだけだと単なる日本礼讚本のような印象を持ちますが、しかし、他の言語と比較することで、日本語の特徴をとらえ、それがどのように影響するのかを解説しています。
「言葉とは文化そのもの。」と指摘しているように、日本人の性格や思考が、どのように言葉に現れているか、逆に日本語の特性から、日本人の性格はこうだ、という内容は非常に興味を持ちました。
中でも、英語と日本語の違いを解説した上で、日本人がなぜ英語が苦手なのか、その理由への展開は、これまで特に気にしたことのない視点であり、少し前の出版の著書ですが、非常に興味深い内容でした。


▼日本人が英語が苦手な理由
①日本語と英語が様々な点で正反対であること
②母語である日本語を日本人自身がよくわかっていないこと
▼日本語と英語の違いを知るメリット
①普段あまり気づかれていない日本語の秘密を知ること
②英語の習得におおいにプラスになる

<目次>
第1章 日常表現に秘められた理由
第2章 人名・地名に秘められた理由
第3章 声と視線に秘められた理由
第4章 愛の告白に秘められた理由
第5章 道の聞き方に秘められた理由
第6章 日本語の10大特徴
第7章 英語をマスターするための5つのアドバイス
第8章 だから、日本語が世界を平和にする!

0
2021年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

●偶然見た日曜朝6:25からの情報番組に「いわた書店」の岩田社長が出演されていて、その中で紹介されていた本。松本キャスターに「1万円選書」と同じように本を選んであげたのがこの本。タイトルにも興味を持ったので、すぐに買い求めた。

●岩田社長推薦の本だけあり、十分読むのに値する内容であった。日本語がさらに好きになる!

0
2018年12月02日

Posted by ブクログ

こういう本をさ〜〜もっと出してほしい!著者の方が日本語教師経験者だからなのか、すごくわかりやすいし、言語を単に批判してもう片方を持ち上げるわけじゃないからすごく共感できる。国語の先生はこれ読もうよ〜と言いたくなる一冊。

0
2014年10月12日

Posted by ブクログ

著者は日本語教師。
なんか大袈裟だけどインパクトある
タイトルで手に取ってしまうよね。
でも、基本は日本語文法論。

文法なんて、母語として使っている
日本人にだって難しい。
(国語の時間に一応習うけど…)
ただ、話し言葉としてなら
日本語は結構ブロークンで通じる。
そこが日本語が海外で広がるための
利点になるかも、と。

生徒さんに「和訳」させるとき
 Did (you) see Mary?
 ( )は訳さないこと
のようにすると自然な日本語になるって
教え方がおもしろい!(P97)

あと『雪国』の冒頭を英訳すると
視点のカメラが車内にいる人間から
(trainを主語にした)空から列車を映した
神目線になるというのもおもしろかった!

0
2024年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本語を教える楽しさを思い出しました。
小学生に「I love you」ってどういうの?って聞かれたときに、「大好きだよ!」って言えばいいよって言ったのを思い出した。
今、ふと、これまで日本語文法ではなく、日本語文法でずっと考えてきたんだな~と改めて時間しました。
三上章の「象は鼻が長い」をもう一回読もうかなと思った。

0
2016年12月15日

Posted by ブクログ

いや、これはびっくらこきました。発想自体はとってもおもしろいし、視点も新鮮でふむふむという部分もありましたが、言語学をちゃんと勉強した人がほんとにこんな本を書けるのか疑問が残ります。あんまりおすすめしません。

0
2015年07月01日

Posted by ブクログ

日本語のおはよう、ありがとう、を英語で表現すると、I wish you good morning、 I thank you。英語は自分と相手を区別する二元論が思考の基本となっていることがわかる。これに対し日本語は、述語だけで文章になる。根源には話者と聞き手を分離せず進んで同じ地平に立っているという思想がある。日本人の言語は自己主張がなく他者と、そして大自然と和することが基本となっている。ジョンレノンが世界平和を叫び始めたのは日本語を話すオノヨーコと出会ったからとも。日本語は最も平和志向で幸せな美しい言葉。加えて日本語の文法は極めてシンプル。動詞が主語によって変化しない。人称変化がない。日本語の音素は22に対してフランス語は36、英語は45。進むべき方向を見失って迷走する政界を救うのは共存、共視の思想を持つ日本語であると著者は訴える。日本人であることにこのうえない矜持をおぼえた。

0
2014年10月28日

「学術・語学」ランキング