日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す
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日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す

1,595円 (税込)
1,116円 (税込) 12月18日まで

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「文法」が日本語を迫害している。「主語がよく省略される」から「非論理的」まで、100年にわたり「日本語」に貼られてきたレッテルを一刀両断する! 「愛らしい」「赤ん坊だ」「泣いた」――日本語の基本文はこの3種で必要十分である。英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を完璧に論破する、すべての日本語話者、必携の書。(講談社選書メチエ)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。

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日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本語では主語を省略する方が自然だと思っていた。「わたしはうれしい」じゃなくて、「うれしい」。けど、これは省略ではなかった。

    p77
    日本語では、主語の省略というのは不適当で、実は『主語なしの表現』をするのである。
    (1)お暖かになりましたね。
    (2)ほんとうですね。
    こんな場合われわれは何かが省

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    「すべての日本語話者、必携の書」という惹句がすごい。労作である。力があって引き込まれた。「英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を完璧に論破する」という内容だ。

    言語学者の論文といえるものを一般読者にも読めるようにしているところがよい。読み初めからそう感心していたが、終章「モント

    1
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    一気に読んだ。
    最初はカナダかぶれの方かと思って読み始めたが、目から鱗の数々。日本語の文法は間違っている、主語など無い、とはかなり刺激的。
    だが、全く腑に落ちる。スーパー助詞の「は」といい、使役と自動の対比といい、その通りと得心する。
    その根源が明治時代の脱亜入欧にある、と言われると卒然とする。言葉

    0
    2015年02月08日

    Posted by ブクログ

     モントリオールで日本語の教育に携わっている著者が提唱するユニークな日本語文法論。
     そのユニークさを味わうために、まずは学校で習った文法を思い出してみよう。日本語には主語と述語があると習ったはずだ。でも、主語はよく省略されるとも。日本語は主語をあまり主張しない、あいまいな言語だ……なんてことも習っ

    0
    2014年03月30日

    Posted by ブクログ

    AIの松尾教授の読んだ本にあるのを見て読んでみる。AIにどう役に立たせるのか不明。松尾氏の説明を知りたい。
    「日本語に主語はいらない」と言うのは、「日本語には主語がない文が基本であり、それは省略されたと考えるべきモノではない」と言うことのようだ。確かにそれは分かる。しかしそれでどうなのか。著者は外国

    0
    2024年11月24日

    Posted by ブクログ

    どういうものを「論理的な言葉」とするのかという定義自体が、確かに英仏の言葉にひきづられているものだとハッとする。
    Iがひとつではないと言った日本語ならではの細やかさをもっと楽しもうと思う

    0
    2020年09月09日

    Posted by ブクログ

    「日本語に主語、入らない」じゃないですょ・・・^^;。

    かねて、「イギリス語の“I”一種類に対して、日本語には“僕”“わたし”“オレ”“それがし”など無数の言い方がある。日本語って、なんて細やかなんだべ!!」と思っていたんだけど、どうもこれ、そうカンタンにはいかない問題だったらしい。

    そもそも“

    0
    2019年06月10日

    Posted by ブクログ

    一応、一通り目を通しました。
    途中、難しくって、何が書いてあるのか良く分からない所も多かったです(汗)。

    タイトルにもなっている「日本語に主語はいらない」という考え方は、それを取り入れることで、なんだか(日本語を話す・書くのが)ラクになった気がしました。

    また、頭が賢くなったら、もう一度、読み返

    0
    2010年05月08日

    Posted by ブクログ

    英語文法に引きずられた日本語文法の常識を打ち壊す一冊。西洋の言語学・文法がそのまま日本語に適応されたことによって、どのようなひずみが生まれたのかがよく分かります。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本語の主語述語という概念が、欧米語をむりやり日本語に持ってきたという説明である。他動詞、自動詞というのも同様である。これで日本語の文法体系が抜本的に変わるかどうかはわからないが、少なくとも英語の文法に準拠して日本語を無理やり適用して文法にするという考えは少なくなっていくであろう。

    0
    2025年04月20日

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