野口恵子の作品一覧
「野口恵子」の「うまく言おうとすればするほど間違いやすい「敬語」」「失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
目次を見ただけで、いつもの自分の言葉遣いに思い当たるところが多々あり、どんな問題があるのかワクワクしながら読み進めた(ワクワクするところじゃないかもしれないけれど...)。
この本は、敬語の誤用例について、敬語の本来の使い方や意味を示しながら、どこがなぜ誤っているのかを教えてくれる。
面白いのは、どうしてそのような誤りをしてしまうのかという分析もなされているところだ。
言葉を使う人の心理だ。
だから、単純に言葉遣いの正誤に関する知識が得られるのにとどまらず、自分自身のコミュニケーションのあり方、他者に対する向き合い方も考えさせられた。
「よろしくお願いします」や「〜ればと思います」が丁寧な形をとっているようで、場合によっては相手に自分の意見を押し付けたり、自分の意思を察することを求めるものになりうること。
もう一歩言葉を選んで使う努力をすべきなのに、なんとなく通じるだろうと思って手を抜いてしまう自分のあり方を反省した。
「意味を無視する癖がつくと、心にもないことを平気で言うようになる。」という著者の言葉にヒヤリとした。
他方、今までの言葉遣いでは現在のコミュニケーションのあり方に合ってないのではないかと思えるものもあった。
「いいえ」という意味の「大丈夫です。」については、たしかに紛らわしい。しかし、「結構です。」というのは語気が強く感じる。もう少し優しく言いたいという話し手の思いに合う言葉はないのだろうか。
人との距離のとり方が「結構です。」が使われていたときとは変化していると思う。
著者はもちろん、言葉が社会とともに変化しうるものであることは念頭に置いている。
その上で、敬語が誤った方向に急激に変化していくことに危機感を抱いている。
なぜ急激に敬誤が出てきたのか、敬誤が増えればどうなるのか、考えてみようと思う。