野口恵子のレビュー一覧

  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    目次を見ただけで、いつもの自分の言葉遣いに思い当たるところが多々あり、どんな問題があるのかワクワクしながら読み進めた(ワクワクするところじゃないかもしれないけれど...)。

    この本は、敬語の誤用例について、敬語の本来の使い方や意味を示しながら、どこがなぜ誤っているのかを教えてくれる。
    面白いのは、どうしてそのような誤りをしてしまうのかという分析もなされているところだ。
    言葉を使う人の心理だ。

    だから、単純に言葉遣いの正誤に関する知識が得られるのにとどまらず、自分自身のコミュニケーションのあり方、他者に対する向き合い方も考えさせられた。
    「よろしくお願いします」や「〜ればと思います」が丁寧な

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    2021年01月04日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    「させていただきました」に違和感のあった私にはわが意を得たりの一冊。ところどころに筆者の怒りが垣間見え、面白かったです。

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    2013年07月30日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    一番印象に残ったのは、なんでもかんでも「よろしくお願いします」「いただきます」をつけず別の表現を考える、ということ。
    状況も言葉と立場の違いを何も考えず「なんとなく」丁寧にしようと思っているからおかしな敬語になってしまうのだと思う。敬語をほとんど体系的に習ったことがなかったので今までの会話ではおかしな敬語を使っていたかも。。。

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    2013年07月14日
  • バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~

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    ああ、私も気になっていた。なんでもかんでも「させていただく」人たち。いったい誰に敬語使ってんだ!?って突っ込みいれたくなる丁寧すぎて慇懃無礼になっちゃう人たち。「敬語」とは読んで字のごとく、他人を敬う感情があってこそ成り立つ言葉だ、とわからせてくれる本書。そしてそこにこそ日本の言葉があり、文化があったはず…なんだけどなあ。

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    2009年11月13日
  • 「ほぼほぼ」「いまいま」?!~クイズ おかしな日本語~

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    ネタバレ

    結構誤用しているものは多いと思います。

    それも受け入れるのも確かに悪くはないでしょう。
    だけれども、言語習得者にとっては
    かなり深刻な問題で学習の妨げになる、
    ということは忘れてはいけないと思います。

    ただ私はタイトルの後者の言葉は
    一回も聞いたことがないんですよね。
    前者はたまに見かけることがありますね。

    最後の敬語?わからん。

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    2023年10月28日
  • バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~

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    みんなが、間違えながら使いながら習得していくものなんだろうね。それにはやはり身近なお手本がないと。
    子供たちのためにも、大人が自然に敬語を使いあう生活をしていきたい。

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    2022年12月26日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    先週、首相が「さ入れ」で答弁しているのを聞きました。映画の舞台挨拶付き上映会に行けば、壇上の大半の俳優が「○○役を演じさせていただきました」と言う。「させていただく」の多用が大嫌いな私はいつも、「“させていただく”言うとったらええっちゅうもんちゃうで」と怒りをおぼえていますが、これは文としては間違っているわけではない。呆れるのは「○○役をやらさせていただきました」というヤツです。

    成人している著名人が公の場で「お母さんに教えていただきました」、あるいは親である有名人が自分の子どもの話をするときに「○○ちゃんに買ってあげた」などと言うのにも違和感があります。家柄もよろしいようなのに言葉遣いの教

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    2021年05月10日
  • バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~

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    日本語教師による、敬語を中心とした「おかしな日本語」とコミュニケーションについての考察。

    「〜させていただく」という言葉、自分でも結構使っている気がする。しかし、その言葉の意味をきちんと考えたことはなかった。「さ入れ言葉」は自分ではあまり使っておらず、人の「さ入れ言葉」には違和感を感じていたが、その理由まで考えたことはなかった。正しい敬語を使うためには、きちんと意味を理解することが重要だと感じた。

    敬語については、学生のときに国語の授業で多少教わるが、実際に使う機会はそれほど多くはない。それ以上に聞く機会は少ない。こうした中では、影響力があるところで使われた誤った敬語が蔓延してしまうことは

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    2019年01月03日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    著者は日本語・フランス語の教師
    シンプルで正しい日本語とは何か。日本語教員として、初級から中級レベルの外国人学習者に教えるべき日本語がそれだという。
    学習者はできるだけ正確に聞き取り、正確に読み取り、正確に話し、正確に書けるようになりたいのだと、あとがきで触れている。
    日本語教員はそれに応えるべく知恵を絞り、何を教えるか教えないかを決めているそうだ。

    そういう教師の書いた敬語に関する本は、日本人である自分にも耳が痛かった。

    誤用の敬語が一般化している昨今。
    バイト用語と言われる接客用語も、今や若い人だけでなく中年以上の人も使っているのに遭遇する。

    「~で、よろしかったでしょうか」
    「こち

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    2014年08月29日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    敬語について改めて考えさせられる本。
    第1章の「いくら何でも、いただきすぎ」というタイトルのネーミングはいい。書かれている内容に共感。
    また「れ足す」「さ入れ」「を入れ」など、文法的な問題についても正しく学べる。
    「〜レバと思います。」は私自身よく使っていたので、自分の言葉を見直すよい機会にもなった。

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    2013年10月11日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    自分自身の敬語の使い方自体に正直自信を持てないのであるが、職場や立ち寄った店で使われる敬語の中で、思わず首をかしげてしまう事例は多い。そんな事例をあげながら、どう間違っているか、どうすべきかを学べる。とはいえ、なぜ変な敬語の使われ方が発明され、継続されるようになってしまったのかまで掘り下げないといけないようにも感じた。箸の使い方(これも自信ないな)と合わせて、日本人として持ち合わせておきたいと改めて感じさせられた1冊でした。

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    2013年07月15日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    あーすごい使ってるわ…ってのが実直な感想。間違えた敬語使うくらいなら、丁寧な言葉遣い(丁寧語とか)使ってた方がいいかも。

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    2013年07月08日
  • バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~

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    [ 内容 ]
    「~させていただく」という言葉に象徴されるように、現在、日本語の丁寧化という波が押し寄せている。
    丁寧化はなぜ進んだのか。
    時代や社会の動きとともに変化する日本語は、これからどう変化するのか。
    日本語教師として、外国人の日本語学習者に、日本の大学生に日々接する著者が、敬語を中心とした“おかしな日本語”に着目し、日本語の本来の使い方、そして私たちのコミュニケーションのあり方を考える。

    [ 目次 ]
    第1章 させていただきたがる人々(「させていただく」は耳障りか 「させていただく」はだれに対して謙遜し感謝の意を表しているのか ほか)
    第2章 現代敬語考-尊敬表現を中心に(私たちは八

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    2011年04月09日
  • バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~

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    間違った日本語やおかしな日本語がどんどん浸透している今の現状。とにかく丁寧にすりゃいいってもんじゃぁない。
    私自身、正しいと思い使用していたことばも多数…。
    こわいこわい!
    母国語をもっと勉強し、丁寧に扱っていきたいなと思った一冊でした。

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    2011年01月16日
  • バカ丁寧化する日本語~敬語コミュニケーションの行方~

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    ヘンな敬語は、滑稽どころか、笑いの種もなりえない、どうしようもない代物であることをこの本がイヤと言うほど教えてくれる。

    過剰な敬語の使用、不適切な謙譲語の使用、加えて、知らず知らずのうちに犯してしまいかねない、相手への敬意を失した言葉遣いをしないよう、常々気をつけていきたい。

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    2009年12月25日
  • 「ほぼほぼ」「いまいま」?!~クイズ おかしな日本語~

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    「そこそこ」おもしろくて「だいたい」正解がわかったけれど敬語の設問はあまり当たらなかった。日頃、気を付けて使ってないし・・・。
    「そもそも」言葉、特に話し言葉はどんどん変化していくものではないか。多くの人々が誤って使っていると、そのうち許容されたものになってしまうのでは。そんなことが「あとがき」に書かれていた。
    気を付けることは怪しい、変だと感じたら公式には使わないこと、か。

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    2024年05月19日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    最後の方は、著者の現状への不満が書かれているようにも思いますが、前半の誤用については、日常で気になることがたくさんあり、よく書いてくださったと思いました。
    時代によって言葉は変化し、自身も今風の言葉をその時々で使うことはあります。
    一方で、敬語は年齢などの属性が異なる幅広い人に向けてのものであることから、「正しさ」に関して簡単に変わって良いとは思えません。

    筆者が前半で指摘している「させていただく」の乱用は、なぜそう言う言い方が一般化したのか考察してみると面白そうです。ひとつは「自身の行動すべてに許可が求められる、周囲の不寛容性」、ひとつは「自身の行動への自信の無さ」、もうひとつは「自身の行

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    2020年01月18日
  • 「ほぼほぼ」「いまいま」?!~クイズ おかしな日本語~

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    クイズ形式で、日本語のよくある誤用について指摘する。だいたいのクイズはわかるが、敬語あたりになると外れることも。ツイッターでよく省略形が使われるがそこから派生していると思われる誤用も。引用先が、政治家の談話だったり、SNSだったり、電車内のアナウンスだったり現実社会からの日本語で、確かにこう言っているけど間違いだったと気がつく。こうして書いている文章も、正しいのか正しくないのか気になる一冊。

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    2016年08月24日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    この本を読んで思ったのは、私がいかに敬語を知らないか。日本語を知らないか。このことである。私自身敬語は学校で少し習った記憶はあるが、敬語を使い始めて間も無いこともあり全然知らなかったし、意味わからないところもしばしばあった。

    しかし知らないことを知ることで、敬語を使うことの難しさや大切さなども知ることになった。もっともっと勉強して日本語である敬語の理解、使用をしていきたいと思った。

    気になることがあればすぐに参照し、この本を自分のものにしたい。

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    2015年10月04日
  • 失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~

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    普段使ってる言葉が、何ともチグハグな日本語であったことがよくわかった。多分、小学生か中学生で習う、謙譲語と尊敬語の使い方、これにテレビやメールなんかで流行り言葉的に使う表現が絡まると・・・。とりあえず丁寧語で何とか乗り切るしかない。この本を一回眺めた程度では、とても使いこなすことは出来ない、日本語は奥深い。

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    2015年04月18日