中山茂の作品一覧
「中山茂」の「西洋占星術史 科学と魔術のあいだ」「帝国大学の誕生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中山茂」の「西洋占星術史 科学と魔術のあいだ」「帝国大学の誕生」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
・帝国大学のモデルはドイツではない。ドイツは「学問の自由ー修学の自由、教授の自由」(学年制ではなく試験はなく卒業資格もない。)。帝国大学成立までは、大学南校ー東京大学、大学東校ー医学校(独)工部大学校(英仏蘭独)、司法省法学校(仏)が並び立ち、当初は工科が優勢。
・帝国大学は官僚養成だが、ドイツ・オーストリアの官房学ではなく法科中心。立法による近代国家育成が目的であり、工科をしのぐ。法科は、司法省法学校、東京大学法学部・文学部政治及理財学科がまとまる。
・官僚養成は、フランスを除くヨーロッパの古典学重視ではなく法学重視ではあったが、法学といっても実学・技術法学ではなく虚学法学。高級官僚の権威付
Posted by ブクログ
「今、まさにパラダイムの変革期」などという言葉を、よく耳にする。しかし、この台詞、いつの時代にも言われてきたような気もする。実際に、いつの時代にも変革は起きているのだろう。問題は、それがどの程度の規模のものなのか、どういった意味を持つのか、その全容を変化の最中に把握しずらいことにある。
これを見据えるための有効な手段として、過去に起きたパラダイムを検証するというやり方がある。今まさに起こっている変化を点として見るのではなく、過去からの時間軸に沿ってプロットすることで、明確になることは多い。本書は科学の歴史を、そんなパラダイムに沿って見つめ直した一冊である。
◆本書の目次
第1章 「科学」と