作品一覧

  • 帝国大学の誕生

    帝国大学の誕生

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,012円 (税込)
    東京大学が「帝国大学」だった頃、すべては始まった―― 「東大」出生の秘密を暴き、その虚像と実像を抉り出す!  * 明治19年の帝国大学の誕生は、のちの東京大学をも貫く基本性格を確立した歴史的特異点であった。エリート官僚養成、アカデミズムの独占的権威、立身出世・受験競争の頂点――伊藤博文、森有礼、井上毅ら設計者たちの政策的意図を辿りつつ、今日まで続く東大の本質とイメージの淵源を明らかに! [目次] 第一章 帝国大学の出自――リヴァイアサンの生い立ち 第二章 帝国大学のモデル――ドイツの大学から学ばなかったこと 第三章 官庁エリートの供給源――工科系から法科系へ 第四章 出身と出世――上昇気流にのって 第五章 明治アカデミズムの体質――講座制と研究 第六章 もしも帝大がなかったら――批判的展望 あとがき 解説 科学史/大学史を超えた「学問の歴史」 石井洋二郎
  • 西洋占星術史 科学と魔術のあいだ

    西洋占星術史 科学と魔術のあいだ

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,012円 (税込)
    「○○座生まれのあなたは……」などと始まる「星占い」――雑誌やテレビはもちろん、ネット上でも頻繁に見かけるおなじみの存在ですが、「○○座生まれ」というのはどういうことか、ちゃんと説明できる人は実はそう多くないでしょう。ましてや、星占いはいつ誕生したのか、はじめから今見るようなものだったのか、といった問いに答えられる人となると、もっと少ないに違いありません。本書は、科学や科学技術の歴史に詳しい専門家が誰にでも分かるように、そして面白く読めるように占星術の歴史をコンパクトにまとめた1冊です。占星術を生み出したのは、現在のバクダット南方に位置するバビロニアで紀元前9世紀頃から勢力を伸ばしたカルデア人でした。天文学に長けていたカルデア人は、日蝕や月蝕、彗星の出現などを地上に起きることの前兆として捉え、将来訪れる災厄を予言する技法として、占星術を開発したのです。この技法が、のちの紀元前4世紀に登場したアレキサンダー大王がバビロニアを征服したことをきっかけにしてギリシア世界に流入し、さらに古代ローマに継承されていくのが「西洋占星術」の発展につながっていきます。当初はもっぱら天下国家の運命を対象にしていた占星術は、やがて個人の運命を占うようになりました。個人といっても、はじめは皇帝や王だけがその恩恵にこうむることができましたが、時代が進むにつれて、一般の人たちも自分の運命を知るために占星術にアクセスするようになったのです。当代随一の占星術師である鏡リュウジ氏が解説を書き下ろしたこの文庫版を手にすれば、何気なく触れてきた「星占い」も、ぐっと深みを帯びて、まったく違う魅力的なものに見えてくること間違いなし、です![本書の内容]1 カルデアの知恵2 ギリシャ人の科学3 ホロスコープの技術4 「占星社会」ローマ5 ルネサンスの大論争6 近代科学からの脱落7 現代を生きる占星術 あとがき 解説 鏡リュウジ
  • 量子アルゴリズム

    量子アルゴリズム

    ビジネス・実用

    -
    1巻3,850円 (税込)
    量子アルゴリズムとは,量子力学の原理を使って問題を解く方法であり,量子力学という物理を使うことによって,今まで計算が難しかった問題が少ない計算量で解けるようになる。 本書では,量子アルゴリズムの学習に必要な数学的な厳密さに固守せず,直感的でわかりやすい解説をこころがけた。また,量子アルゴリズムを実際に解くために,MatlabやMathmatica,Java のコードを随時入れて解説。これらはシミュレーションして確かめることもできる。 量子コンピュータに特有な量子アルゴリズムは,新しく出現した分野であり,従来の計算やプログラムでの考え方を大きく変換させている。 本書は,これからの情報技術者にとって,量子アルゴリズムのための新しいプログラミング手法を開発するためのヒントとなるであろう。

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  • 天の科学史

    天の科学史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    「天への恐れ」から星の観測は始まり、その意味を説明するために占星術が生まれ、正確な「暦」が権力者の権威を高める。やがて天動説から地動説へとパラダイムは転換し、天体力学の隆盛を経て、天体物理学と宇宙開発競争の時代へとむかう。民俗や宗教、数学や物理学を巻き込んで展開する最古の科学=天文学の歴史と、人類の宇宙観の変遷をたどる。
  • パラダイムでたどる科学の歴史

    パラダイムでたどる科学の歴史

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書はいわゆる科学の通史ではなく、「パラダイム史」というべき方法で科学の歴史をたどります。「パラダイム」とは、アリストテレスやニュートン、アインシュタインなどがそれぞれの時代に創り上げたような、「一定の期間、科学上の問い方と答え方のお手本を与えるような古典的な業績」ということで、「通常科学」がその上に成り立ちます。年表的な見方とは違った方法で科学史を捉えていきます。
  • パラダイムと科学革命の歴史

    パラダイムと科学革命の歴史

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    科学史の第一人者による「学問の歴史」。科学革命で生まれた新たなパラダイムが学問的伝統を形成していく過程を解明する。古代以来の東西学統の比較から、学会誌などのメディアの発明、職業的科学者の誕生、現代のデジタル化まで、社会的現象としての科学と科学者集団を分析。『歴史としての学問』(1974年、中央公論社刊)を学術文庫化にあたって改題し、新たに「学問のデジタル化・グローバル化」を論じた補章を加筆。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • 帝国大学の誕生

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろかった。
    これまで断片的に持っていた日本の大学等に関する感覚、イメージが、帝国大学(東京大学)がそうした、そうなったから、今こうなっているのか、と全てがつながっていく感覚。
    教養=語学、講座制、テクノクラート→法学系への主流の変化等々。

    0
    2026年07月09日
  • 帝国大学の誕生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・帝国大学のモデルはドイツではない。ドイツは「学問の自由ー修学の自由、教授の自由」(学年制ではなく試験はなく卒業資格もない。)。帝国大学成立までは、大学南校ー東京大学、大学東校ー医学校(独)工部大学校(英仏蘭独)、司法省法学校(仏)が並び立ち、当初は工科が優勢。
    ・帝国大学は官僚養成だが、ドイツ・オーストリアの官房学ではなく法科中心。立法による近代国家育成が目的であり、工科をしのぐ。法科は、司法省法学校、東京大学法学部・文学部政治及理財学科がまとまる。
    ・官僚養成は、フランスを除くヨーロッパの古典学重視ではなく法学重視ではあったが、法学といっても実学・技術法学ではなく虚学法学。高級官僚の権威付けには実学で明確に差異がでるものより虚学の方が適当。
    ・講座制は、教授の地位向上と年俸アップのほか、専門馬鹿にして政治に口出さないようにする(本当か?)ため。講座制導入時の教授は少壮気鋭の洋行帰りの学者だったが、大正まで居座り、アカデミズムの停滞を招いた。

    0
    2025年08月30日
  • パラダイムでたどる科学の歴史

    Posted by ブクログ

    読んで本当に勉強になりました。何というか科学も階段型で発展しているんだな〜、人の成長も似ているのかな〜、これからは量子なのかな〜(よく理解していませんが)。

    0
    2021年07月18日
  • パラダイムでたどる科学の歴史

    Posted by ブクログ

    「今、まさにパラダイムの変革期」などという言葉を、よく耳にする。しかし、この台詞、いつの時代にも言われてきたような気もする。実際に、いつの時代にも変革は起きているのだろう。問題は、それがどの程度の規模のものなのか、どういった意味を持つのか、その全容を変化の最中に把握しずらいことにある。

    これを見据えるための有効な手段として、過去に起きたパラダイムを検証するというやり方がある。今まさに起こっている変化を点として見るのではなく、過去からの時間軸に沿ってプロットすることで、明確になることは多い。本書は科学の歴史を、そんなパラダイムに沿って見つめ直した一冊である。

    ◆本書の目次
    第1章 「科学」と「科学史」をどう読むか
    第2章 天動説から地動説へ - コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ケプラー、ガリレオ
    第3章 「17世紀科学革命」 - ニュートン・パラダイム
    第4章 産業革命から化学の時代へ
    第5章 19世紀、化学の時代を育んだ大学
    第6章 20世紀は物理帝国主義から生物・生命の時代へ
    第7章 21世紀を支配するコンピュータ、デジタルのパラダイム
    第8章 科学と社会の関係ということ

    パラダイムとは、「一定の期間、科学上の問い方と答え方のお手本を与えるような古典的な業績」のことを指す。著者によると、史上最大の科学上のパラダイムはニュートン・パラダイムであるという。その所以は、万有引力の法則というニュートン力学のプラットフォーム上で、数百年もの間、さまざまな研究者たちが学問を推し進めることができたというところにある。たった一つの原理が、天体力学から地上の力学を経て、化学、生物学など諸学の力学化を推し進め、通常科学に無限の進路を与えることとなったのだ。

    このニュートン力学に至る前には、機械論というパラダイムがあった。ガリレオに端を発し、デカルトによって結実した機械論とは「すべてのものは神が機械的に創った。そのすべてのものを動かし始めたのは神である。したがって、すべてのものは機械的に動いている」というものである。最終的には原子・分子に還元して、研究すればすべての問題は解決するという「困難は分割せよ」的アプローチは、後の西洋哲学にも大きな影響を与えている。この機械論からニュートン力学へと遷移したパラダイムシフトは、現代における検索エンジンからソーシャルへという流れにも、どこか似ている印象を受ける。

    また、ダーウィンの進化論をパラダイムシフトではないと明言しているのも印象的だ。進化論のメカニズムを証明することで、通常科学が広く発展することはないというのが、その理由である。むしろダーウィンの説を人生や社会に応用したソーシャル・ダーウィニズムという思想への影響の方が大きく、科学ではなく歴史と捉えた方が適当であるそうだ。

    さて、それらを踏まえ、現在は一体どのようなパラダイムにあるのだろうか?著者によると、現在のコンピュータによるパラダイムは、あまりにも多岐を極めていている印象を受けるそうだ。いろいろなサブ・パラダイムが発生し、およそその初めのパラダイムの示す通常科学の路線とは、離れたものになってしまうという傾向にある。

    これを著者は、ポスト通常科学と呼んでいる。その特徴は、科学技術と社会の問題として扱わなければならないということにある。軍事科学技術の問題、遺伝子工学の問題、原子力発電の問題、科学者たちの頭の中だけでは片づけられない問題が実にに多い。科学技術と社会経済の二つが、切り離すことができない不可分な状態になっているというのが、現在のパラダイムなのである。

    いかなる社会的な変化も、根底には科学がある。そしてこの変化を、科学ではない方の目で見ることが、いかに重要なことであるか。改めて再認識させられる一冊であった。

    0
    2011年07月04日
  • パラダイムと科学革命の歴史

    Posted by ブクログ

    COTENラジオの自然科学に関するPodcastを聞き、その参考文献として記載があった当書籍を購入し読んだ。書籍の内容は最初の方に「パラダイム」とはなにかとその定義から説明されており、パラダイムがどのような変遷を辿るのかの解析から入っている。その後、西洋文化と東洋文化の比較も含めたパラダイムがどのように変わってきたかの解説や、「科学的」な考え方が西洋で育った背景、逆に東洋やそのほかの場所で育たなかった背景を分析し、社会現象として科学革命とそれらに関するパラダイムの変化を解説している。
    元々は1974年に『歴史としての学問』として出版された書籍であり、ちょっと古めであるが、追加の章で「学問のデジタル化、グローバル化」についても記載しており、興味深く読むことが出来た。
    が、正直私自身には難しすぎたと感じる点も多々あったと感じた。

    0
    2026年06月22日

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