【感想・ネタバレ】西洋占星術史 科学と魔術のあいだのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年11月22日

占星術を科学として捉えてその歴史を描く、という方向性が面白い。特別な才能がなくても、法則性に則り占うことができる。つまり、科学の再現性である、と。体系化した占いは科学?

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Posted by ブクログ 2021年10月28日

今ではもうすっかりスピリチュアルの領域になってしまっているが、かつてら占星術もれっきとした学問だったことがよくわかった。歴史が体系的に書かれており面白い。

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Posted by ブクログ 2020年04月28日

友人からいただいた一冊。
幼いころ、あれは学研だつただらうか。子ども向けに書かれた星座と神話の本を何度も読んだ。そこには、黄道12宮の各星座のギリシア神話、各天体の神話的性質、ケプラーの伝記、キョクアジサシの星座をもとに渡る鳥の性質が書かれていたことを今でも覚えてゐる。ギリシア神話に興味をもつたのも...続きを読むそこからだと思ふ。
宇宙を考へることは好きだ。そこに始まりも終りもなく、ただ溶けだした自分と呼ばれた存在があるだけだからだ。星座といふ点に過ぎない集まりが繰り返し規則的に訪れることや、未知なる現象に対するひとの端的な理解の仕方であると感じた。
起こることだけが起こる。真の意味で未知といふことはひとは覚知できない。いや、覚知できてしまつたら未知ではない。星の巡りにしろ、この地球の出来事にしろ在ることしかできない。それらが関係ないといへばないし、あるといへばある。在ることだけが起きてゐる。
わたしといふ存在が、真に存在しない何かによつて裏打ちされてゐるといふ点では、遥か彼方の星によつてこの魂の在り方が定められてゐるのだと考へ至らざるを得ない。
星占いはなぜ、この「わたし」がその星の巡りとなつてゐるのかといふ謎に答えてはくれない。星占いが提供するのは、さういふ解釈の仕方である。その究極の地点にある謎に対して、ひとは物語の形でしか表現ができなかつたのだ。おそらくプトレマイオスもその辺のことを感じて苦し紛れに解釈を施したのだと思ふ。

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