作品一覧 2022/07/08更新 途上国のグローバリゼーション―自立的発展は可能か 試し読み フォロー 明治維新 1858-1881 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 大野健一の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 明治維新 1858-1881 坂野潤治 / 大野健一 明治維新を各藩の「柔構造」で捉え、国際化の成功を能動的な「翻訳的適応」にみる点は自分にとって新たな視点だった。現在に対する示唆としても面白い Posted by ブクログ 明治維新 1858-1881 坂野潤治 / 大野健一 読み始めて少し不思議な内容だと感じた。それは本書が一部海外向けの論文であることに由来をするのだろうか。冒頭に第二次大戦以降の開発独裁の国と、日本の明治維新の比較を様々に行う。日本人の感覚では開発独裁と明治維新とでは明らかに異なる発展の仕方に見え、比較検討をしようとあまり思わないのではないか。しかし海...続きを読む外では一見すると似た傾向を持っていると捉えられていてもおかしくはない。そして、私も開発独裁と明治維新とに決定的な違いは何かと問われたときに、断定的に回答する自信がない。 本書はペリーの接触後たかが50年で列強に加わった明治維新という現象を解釈する。明治維新というタイトルであるが歴史的経過は追わない。本書が明瞭にするのはその背景である。江戸期に培った経済的思想的な下地、地方で発展した雄藩の人財育成、そして指導者たちが様々な利害から離合集散を繰り返しながらも決定的な分裂を回避する柔構造。 本を閉じて思い返すと、明治期の政治家や軍人はどこまでも維新志士の延長にいたのだと思う。理念の違いをぶつけ合いながらも、大目標に向かって邁進する姿をイメージした。 Posted by ブクログ 明治維新 1858-1881 坂野潤治 / 大野健一 興味の持てなかった幕末~明治期。必要に迫られていろいろな本を読んでいたのだけれど、この本は「柔構造」という視点を提唱し、それに基づいて、幕末から新政府に関わった藩ごとに分析されている。「柔構造」という視点が新鮮かつ面白くて、この時代の面白さが少しわかったように思う。 Posted by ブクログ 途上国のグローバリゼーション―自立的発展は可能か 大野健一 2008年06月28日 02:18 記載: 昨年先輩に薦められて。 著者の大野健一さんは一橋、スタンフォードを出てIMFのエコノミストなどを経た大学教授だとか。 ほとんど無学のまま読んだのですが、特段専門的な知識も必要とせず、現在(ちょっと前だけど)の途上国、移行国が置かれた難しい立場を...続きを読む比較的わかりやすく説明していると思います。 とりわけ日本の国際化、工業化のプロセスやアジア危機の要因、そして普段あまり触れることのない中央アジアについても言及してあったのが興味深かった。 Posted by ブクログ 明治維新 1858-1881 坂野潤治 / 大野健一 プリンシプルの無いと呼ばれる日本の強さを分析した書、自分の生きてきた中の観察では相も変わらず大和民族の日和見主義は機能している。 今後も日本を大和民族が支配していく限りこのシステムは作動し続くことだろう。 Posted by ブクログ 大野健一のレビューをもっと見る