あらすじ
グローバリゼーションの圧力に直面し経済成長と社会変容というジレンマを抱える途上国の現状を著者の現地経験をもとに紹介するとともに現在の開発問題をとらえ直す。
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Posted by ブクログ
2008年06月28日 02:18 記載:
昨年先輩に薦められて。
著者の大野健一さんは一橋、スタンフォードを出てIMFのエコノミストなどを経た大学教授だとか。
ほとんど無学のまま読んだのですが、特段専門的な知識も必要とせず、現在(ちょっと前だけど)の途上国、移行国が置かれた難しい立場を比較的わかりやすく説明していると思います。
とりわけ日本の国際化、工業化のプロセスやアジア危機の要因、そして普段あまり触れることのない中央アジアについても言及してあったのが興味深かった。
Posted by ブクログ
元IMFエコノミストの一冊。しかし、ひとつの理論に固執して途上国に押しつけるIMFエコノミストのイメージとはかけ離れている。途上国の現場の息吹を感じ取ろうとする感覚と、高いレベルの理論のバランスが取れている。ベトナムの子どもたちの話や中央アジアの記述なども興味深い。