明治維新 1858-1881

明治維新 1858-1881

935円 (税込)

4pt

途上国ニッポンはなぜ一等国になれたのか? 「富国強兵」「公議輿論」――。幕末維新期、複数の国家目標を成就に導いた「柔構造」モデルとは何か? 政治史家と開発経済学者が明治維新の本質を捉え直す一冊。(講談社現代新書)

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明治維新 1858-1881 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年02月23日

    明治維新を各藩の「柔構造」で捉え、国際化の成功を能動的な「翻訳的適応」にみる点は自分にとって新たな視点だった。現在に対する示唆としても面白い

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    Posted by ブクログ 2014年06月07日

    読み始めて少し不思議な内容だと感じた。それは本書が一部海外向けの論文であることに由来をするのだろうか。冒頭に第二次大戦以降の開発独裁の国と、日本の明治維新の比較を様々に行う。日本人の感覚では開発独裁と明治維新とでは明らかに異なる発展の仕方に見え、比較検討をしようとあまり思わないのではないか。しかし海...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月25日

    興味の持てなかった幕末~明治期。必要に迫られていろいろな本を読んでいたのだけれど、この本は「柔構造」という視点を提唱し、それに基づいて、幕末から新政府に関わった藩ごとに分析されている。「柔構造」という視点が新鮮かつ面白くて、この時代の面白さが少しわかったように思う。

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    Posted by ブクログ 2010年05月23日

    プリンシプルの無いと呼ばれる日本の強さを分析した書、自分の生きてきた中の観察では相も変わらず大和民族の日和見主義は機能している。

    今後も日本を大和民族が支配していく限りこのシステムは作動し続くことだろう。

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    Posted by ブクログ 2016年01月11日

    日本近代政治史の専門家と開発経済学の専門家が、明治維新という世界史上稀な革命を可能とした、幕末維新期の構造的特徴ついて考察している。
    明治維新は、個々の人物や事件を追っていくと極めて分りにくい時代である。登場人物が多く、彼らの間に政策論争や政治闘争が延々と展開されるし、国家目標なるものが複数個あり、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月23日

    明治維新は公議世論と富国強兵の名の下に実現され、外征、憲法制定、議会設立、殖産興業の4つの方向性のどれを優先するかで対立したものの、大きなところでの目標は共有していたため、組織が崩れずにいられたというもの。

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    Posted by ブクログ 2013年09月01日

    意外と面白かった。新しい捉え方で、都合よく当てはめてるだけでは、とか抽象的な表現に逃げているのではと思わなくもなかったが、それを差し引いても新鮮。推奨。

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    Posted by ブクログ 2013年06月30日

     本書を読んで明治維新の時代が立体的に見えた思いがした。この時代を取り扱った書として、高く評価できる本と思う。
     本書によると「明治維新は、欧米列強が支配する19世紀の国際秩序に後発国日本が組み込まれるという国際統合過程であった」とし、その政治過程は戦後の「開発独裁」と違って「富国(大久保)」「強兵...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月26日

    [ 内容 ]
    西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、板垣退助―途上国を一等国に導いた指導者を分析する。

    [ 目次 ]
    第1部 明治維新の柔構造(明治維新というモデル;柔構造の多重性;明治維新の指導者たち;政策と政局のダイナミズム)
    第2部 改革諸藩を比較する(越前藩の柔構造;土佐藩の柔構造;長州藩の柔構...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月02日

    明治維新に関するおススメ本として友人に教えて貰ったもの。
    なぜ明治維新は成功したのか、他の後進国の開発独裁型統治とは何が違うのか、という視点から雄藩間のやりとり、方針転換などの有様を分析し、この革命(?)の「柔構造」を解読する。
    専門外の本ながらわくわくして読んだ。明治維新はひとりの人間の力で成るも...続きを読む

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