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Posted by ブクログ 2014年06月07日
読み始めて少し不思議な内容だと感じた。それは本書が一部海外向けの論文であることに由来をするのだろうか。冒頭に第二次大戦以降の開発独裁の国と、日本の明治維新の比較を様々に行う。日本人の感覚では開発独裁と明治維新とでは明らかに異なる発展の仕方に見え、比較検討をしようとあまり思わないのではないか。しかし海...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月11日
日本近代政治史の専門家と開発経済学の専門家が、明治維新という世界史上稀な革命を可能とした、幕末維新期の構造的特徴ついて考察している。
明治維新は、個々の人物や事件を追っていくと極めて分りにくい時代である。登場人物が多く、彼らの間に政策論争や政治闘争が延々と展開されるし、国家目標なるものが複数個あり、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月30日
本書を読んで明治維新の時代が立体的に見えた思いがした。この時代を取り扱った書として、高く評価できる本と思う。
本書によると「明治維新は、欧米列強が支配する19世紀の国際秩序に後発国日本が組み込まれるという国際統合過程であった」とし、その政治過程は戦後の「開発独裁」と違って「富国(大久保)」「強兵...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月26日
[ 内容 ]
西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、板垣退助―途上国を一等国に導いた指導者を分析する。
[ 目次 ]
第1部 明治維新の柔構造(明治維新というモデル;柔構造の多重性;明治維新の指導者たち;政策と政局のダイナミズム)
第2部 改革諸藩を比較する(越前藩の柔構造;土佐藩の柔構造;長州藩の柔構...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月02日
明治維新に関するおススメ本として友人に教えて貰ったもの。
なぜ明治維新は成功したのか、他の後進国の開発独裁型統治とは何が違うのか、という視点から雄藩間のやりとり、方針転換などの有様を分析し、この革命(?)の「柔構造」を解読する。
専門外の本ながらわくわくして読んだ。明治維新はひとりの人間の力で成るも...続きを読む
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