作品一覧

  • 家族が誰かを殺しても

    家族が誰かを殺しても

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    「幸せになっても良いのでしょうか」 ──人殺しの家族と呼ばれても、ともに生きるという道を探す理由。 ある日突然、家族が殺人を犯してしまった。 加害者家族と呼ばれる受刑者の家族は、その瞬間から、 過剰なマスコミ取材、ネット上での根拠のない誹謗中傷やいやがらせを受け、 辞職に追い込まれる、引っ越しを余儀なくされるなど悲惨な生活を強いられる。 そのような状況でも、罪を犯した家族を支え、そして更生の道を探るべく 「ともに生きる」決断をするのは、なぜか。 重大事件の加害者家族に寄り添い続ける著者だからこそ描けた 加害者家族の現実とその後の人生、 そして現代日本の抱える「家族」のいびつな形とは。 【目次】 はじめに 第一章 上級国民と呼ばれた家族──東池袋自動車暴走死傷事故 第二章 夫の無実を信じる純粋な妻の悲劇──東北保険金殺人事件 第三章 揺るがない兄弟の絆──岩手妊婦死体遺棄事件 第四章 死刑囚の支援者と葛藤──宮崎家族三人殺人事件 第五章 なぜ加害者家族支援を続けるのか 第六章 家族はどこに向かうのか 参考文献
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

    近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    それは愛なのか暴力か。家族神話に切り込む。 2008年、筆者は日本初となる加害者家族の支援団体を立ち上げた。 24時間電話相談を受け付け、転居の相談や裁判への同行など、彼らに寄り添う活動を続けてきた筆者がこれまでに受けた相談は3000件以上に及ぶ。 対話を重ね、心を開いた加害者家族のなかには、ぽつりぽつりと「家族間性交」の経験を明かす人がいた。それも1人2人ではない。筆者はその事実にショックを受けた。 「私は父が好きだったんです。好きな人と愛し合うことがそんなにいけないことなのでしょうか」(第一章「父という権力」より) 「阿部先生、どうか驚かないで聞いて下さい……。母が出産しました。僕の子供です……」(第二章「母という暴力」より) 「この子は愛し合ってできた子なんで、誰に何を言われようと、この子のことだけは守り通したいと思っています」(第三章「長男という呪い」より) これほどの経験をしながら、なぜ当事者たちは頑なに沈黙を貫いてきたのか。筆者は、告発を封じてきたのは「性のタブー」や「加害者家族への差別」など、日本社会にはびこるさまざまな偏見ではないかと考えた。 声なき声をすくい上げ、「家族」の罪と罰についてつまびらかにする。 (底本 2025年6月発売作品)
  • お金持ちはなぜ不幸になるのか

    お金持ちはなぜ不幸になるのか

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,003円 (税込)
    〈お金が〉“足りない”よりも“ありすぎる”方が人は壊れる! 裕福で幸せそうに見える家族ほど、闇が深い。 お金があれば幸せになれる――そう信じる人は多い。 だが、本当にそうだろうか。 加害者家族支援の第一人者である著者が見てきたのは、むしろ「お金によって壊れていく家族」だった。 家族間の支配、きょうだいの断絶、配偶者の性犯罪、子どもの引きこもり等々、「お金は魔物」という言葉は決して比喩ではない。 社会的地位も財産もあるのに、なぜ人は不幸になるのか? お金が人を駄目にし、家族の歯車を狂わせる瞬間を描きながら「幸福とは何か」を根底から問い直す衝撃の一冊。
  • 高学歴難民

    高学歴難民

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻990円 (税込)
    学歴があれば「勝ち組」なのか? 月10万円の困窮生活、振り込め詐欺や万引きに手を染める、博士課程中退で借金1000万円、ロースクールを経て「ヒモ」に、日本に馴染めない帰国子女、教育費2000万円かけたのに無職…… 「こんなはずではなかった」 誰にも言えない悲惨な実態! 【目次】 序章 犯罪者になった高学歴難民 第1章 博士課程難民 第2章 法曹難民 第3章 海外留学帰国難民 第4章 難民生活を支える「家族の告白」 第5章 高学歴難民が孤立する構造
  • 家族間殺人

    家族間殺人

    小説・文芸

    4.0
    1巻898円 (税込)
    家族に悩まされた経験を持つ人は少なくないだろう。配偶者のモラハラや支配的な親きょうだいの言動に「いっそのこと……」と思ったことはないだろうか。実際、日本の殺人事件の半数は家族間で起きている。家族の悩みは他人に相談しにくく、押さえ込んだ感情がいつ爆発するかわからない。傍から幸せそうに見える家族ほど、実は問題を抱えていることも多い。子どもへの度を超えた躾、仮面夫婦や夫と姑の確執、きょうだい間の嫉妬による殺人など理由はさまざまだが、そこに至る背景には一体何があるのか? 多くの事例から検証し、家族が抱える闇をあぶり出す。
  • 高学歴難民 1

    高学歴難民

    少年・青年マンガ

    -
    1~2巻880円 (税込)
    話題の新書を衝撃コミカライズ!! 高学歴者たちの闇を炙り出す禁断の問題作!! 日本社会をさまよう新しい弱者の正体!! 順風満帆な人生を歩むはずだった高学歴者たちの悲惨な実態に迫る渾身のドキュメンタリーコミック!!
  • 家族という呪い 加害者と暮らし続けるということ

    家族という呪い 加害者と暮らし続けるということ

    小説・文芸

    3.8
    1巻836円 (税込)
    「家庭を持って初めて一人前になる」とはよく言われるが、実際に幸せになる人はどれほどいるのか? 日本で初めて加害者家族支援のNPO法人を立ち上げ、千組以上の相談にのってきた著者は問う。なぜなら「妻の不妊治療に協力しながら痴漢行為をやめない夫」「家にお金を入れないダメ夫へのストレスから生後間もない息子を殺した妻」等々、家族のせいで不幸になる人が後を絶たないからだ。「加害者家族に共通するのは、極端に世間体を気にし、愛情のかけ方を間違えていること」と著者。家族が本当に幸せになるとはどういうことかわかる一冊。
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

    息子が人を殺しました 加害者家族の真実

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻836円 (税込)
    連日のように耳にする殺人事件。当然ながら犯人には家族がいる。本人は逮捕されれば塀の中だが、犯罪者の家族はそうではない。ネットで名前や住所がさらされ、マンションや会社から追い出されるなど、人生は180度変わる。また犯罪者は「どこにでもいそうな、いい人(子)」であることも少なくない。厳しくしつけた子どもが人を殺したり、おしどり夫婦の夫が性犯罪を犯すことも。突然地獄に突き落とされた家族は、その後どのような人生を送るのか? 日本で初めて加害者家族支援のNPO法人を立ち上げた著者が、その実態を赤裸々に語る。
  • 加害者家族を支援する 支援の網の目からこぼれる人々

    加害者家族を支援する 支援の網の目からこぼれる人々

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻638円 (税込)
    軽微な犯罪から重大事件まで、被害者と加害者が生まれる狭間で、時にバッシングの矢面に立ち、助けもなく放置される「加害者家族」。家族ゆえに連帯責任を問われることも多い。支援団体を設立し10年になる著者が、豊富な実例に基づき、かれらの置かれる苦境やプライバシー問題など、海外との比較を踏まえ、支援の必要性を訴える。

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ユーザーレビュー

  • 家族間殺人

    Posted by ブクログ

    犯罪加害者家族に対しての相談業務や同行支援などのサポートを生業とされている筆者が、家族間殺人というそれぞれの事件の背景に何があったのかを丁寧に検証して紐解いてくれて様々な考察をしてくれて大変分かりやすかった。

    家族は血が繋がっていても法的に結ばれていても自分と同じ人間ではない。家族なのだからいつかは理解し合えると楽観視し過ぎることは事態の悪化を招く。改善が難しいと分かった段階で第三者に相談するなり、別居や離婚など物理的に離れる事は事件を未然に防ぐ上で大事な事なのだろうと思う。

    とは言え第4章の洗脳された家族の事件(実際の事件名の記載はなし)では外部から悪意を持って侵入した人間によって悲劇が起こっている。尼崎連続変死事件も同じ構造だ。このような悪意を持った人間に対して何ができるのだろう?と悩んでしまった。

    加害者となった弟を支える兄の法廷での台詞が刺さった。
    「弟が起こした事件に関して分かってやりたいという気持ちはあるがご遺族(弟の妻)の心情を考えると許せない。だが、何があってもお前の兄である事に変わりはない」


    -------------------
    備忘録

    ●主な家族間事件
    2019 野田市小4虐待死事件
    2020 岩手妊婦殺害死体遺棄事件
    2010 宮崎家族三人殺害事件
    2019 元農水事務次官長男刺殺事件
    2018 目黒女児虐待死事件
    2018 滋賀医科大学生母親殺害事件 教育虐待
    2016 名古屋小6受験殺人事件 教育虐待
    2012 尼崎連続変死事件
    嬰児遺棄事件
    残された家族の人生
    洗脳された家族
    兄弟間殺人 

    ●家族間事件の主な準備因子
    マイノリティの家族
    父と長男の絶対的な優位
    劣等感から生まれる殺意、
    学歴偏重主義
    男尊女卑で女性への支援が不十分
    ジェンダーバイアス、ルッキズム
    生育歴
    世間の同調圧力
    人様に迷惑をかけてはいけないという共同体の価値観
    兄弟に対する家庭での差別的な対応
    家庭に居場所がない
    地方だと相談に行くとすぐ噂になるような閉鎖的な空間
    サポート体制が脆弱

    ●犯罪者家族の心理
    市民権を剥奪されたかのような恐怖心、常に行動を監視されているような緊張感、犯罪者同様に蔑まされている屈辱感を味わう
    困難な家庭環境の中で自立した生活を手に入れたためプライドも高く他人を信用せず援助も受け入れず、結果的に周囲との軋轢を生み孤立を深めた。
    早い段階でその不条理を理解してあげられる支援者がいればある程度は和らいでくるかもしれない。

    家庭は閉鎖的で社会から孤立している。社会に開かれた家族である事が事件を防ぐ

    家族間事件の難しいところは怒りの矛先が向かっても情があるので単純に警察に突き出せとか家族の縁を切れとか他人が言っても容易に解決しない所。

    家庭は本来安心できる空間であり家族は最初に信頼関係を結ぶ相手である


    ●なぜ第三者に相談できなかったのか?
    男は車と家庭を持って初めて一人前という根強い文化。容易に離婚ができない。
    家庭が悲惨というのは社会的な体裁が悪い
    子供が罪を犯せば親の責任という文化が強く親の社会的な責任が高いほど厳しい批判になり背負わされる責任が大きく問題を隠す傾向になる
    DVの被害に遭い精神的、肉体的に追い詰められ正常な判断ができない

    ●どうしたらいいか
    家族だからこそ離れて距離をとる必要がある。家庭内でトラブルがあれば見て見ぬ振りはせずに第三者を入れて解決を図るべき。人に頼らず自分の問題は自分で解決するという過信こそが家族間事件を招く。

    暴力や人格否定に社会が敏感になること
    加害者家族であっても人格は別でありあなたに責任はないと堂々と伝えられる成熟した社会になる事が不可欠

    0
    2026年06月28日
  • 高学歴難民

    Posted by ブクログ

    元から人間性に難あり、もしくはその兆候のあった人が博士課程や就職難、受験落ちによって化け物になってしまうのだろうと感じた。
    そこはうまく自虐ネタにして流せばいいのに……とか、なんでそんなにプライドが高いの?と感じたり。
    心が硬いと感じた。
    私も大学院進学を考えているが、金や知識よりもまずは人間性、挫折から立ち直れるレジリエンス、そして撤退のできるリアリズム的な価値観が大切であると思った。

    0
    2026年06月15日
  • 息子が人を殺しました 加害者家族の真実

    Posted by ブクログ

    一つ一つのエピソードがドラマのようで不謹慎な言い方になりますが面白いです。
    アルコール依存症患者の家族に相談窓口やら医師の指導やら家族会やらがあるように犯罪加害者の家族にも相談窓口やらプロの手やら家族会やらが必要ですよね。
    もっともっと支援が広がるよう応援しています。

    0
    2026年05月23日
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    閉鎖的であることは、非常に危うい。いかに家庭の閉鎖性が、ありえない性的関係を「当たり前」としてしまい、世代間で連鎖してしまう。他方で虚偽申告の恐ろしさ。
    家庭以外の場所での知識付与の重要性を痛感する。

    0
    2026年05月16日
  • お金持ちはなぜ不幸になるのか

    Posted by ブクログ

    今だけ、金だけ、自分だけと考える人が増えているとも聞く中で、本書のタイトルはショッキングだ。著者は、2008年から全国の犯罪加害者家族を対象に支援活動を行い、数多くの事例を通じてたどり着いたお金と幸せに関する本書を執筆した。犯罪家族と言えば、貧困層をイメージするかもしれないが、必ずしもそうとも言えない。お金が運んでくるものは、必ずしも幸せとは限らない。豊かに生きることは、お金持ちになることだろうか。箱入り三姉妹の確執と生涯、家事手伝いという生き方の末路。富裕層の子どもの引きこもりと働かない男が生きる道。田舎の名士に嫁いだ女性と夫の性犯罪。貧乏な恋人を捨て、金持ちと結婚した女の略奪愛の顛末と後悔。夫を経済的に支配する妻の代償。資産家の家庭内性暴力の悪夢。アフルエンザ(金満病)は、お金で人を支配することを幼い頃から覚え、感覚が麻痺したまま成人する。良かれと思って、子どもの意思を無視して受験勉強を強いる教育虐待と子どもたちの軋轢。親の過干渉が子どもたち生きる気力を奪っている実態。日本人の妬み僻みと世間体、因習と家族の葛藤を通じて「幸せとは何か」。昔みた映画の世界。そう横溝正史原作、市川崑監督の金田一耕助シリーズだ。見立て殺人としても超一級の「犬神家の一族(3種の家宝)」、「獄門島(3種の俳句)」、「悪魔の手まり歌(3番まで続く手まり歌)」を観ているような書籍でもあった。

    0
    2026年04月24日

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