士郎正宗の作品一覧
「士郎正宗」の「攻殻機動隊」「紅殻のパンドラ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「士郎正宗」の「攻殻機動隊」「紅殻のパンドラ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
大阪芸術大学芸術学部美術学科卒。SF漫画『アップルシード』でデビュー。第17回コミック部門で星雲賞を受賞。代表作は漫画『攻殻機動隊』。また光学式マウス「M-MAPP1SMシリーズ」のデザインも手がけた。
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Posted by ブクログ
15巻までは非常に楽しく読んでいたのだが、15巻から26巻まで続くラストバトルが長すぎて大失速の印象。物語は盛り上がっていくのに読み手は冷めていく。シロマサメモがオアシス。
近年の漫画は展開が非常に遅いと感じることがある。その原因は、ナイーブすぎる内心の吐露であったり、滋味に乏しい戦闘であったり。大ゴマを使って内容がない。それが漫画から遠ざかることになった大きな理由である。本作品はそうではなかったが、そうなってしまった。
シロマサワールドとの接続が次々と明かされていくさまには盛り上がれたが、紅殻の物語としてはダラダラと締りのないテンプレ展開という印象しか得られなかった。15巻までの輝きが続刊で失われてしまった。ブリなんとかもどんどんウザくなった。つまるところネタキャラなので頻繁に登場して楽しいものではなかったということになる。
過去には1巻だけ読んで面白いと感じていたのだが、『デスレス』中盤から始まった六道神士の絵柄の変化に思う所あり、完結したら読むことにした。こんなに続くとは思わなかった。
無料期間で15巻まで読めたのは無料公開版にはシロマサメモがなかったからで、16巻からシロマサメモ付きの電書版で読むようになり、読破に非常に時間がかかってしまうようになった。
我が事ながら、無料公開が宣伝になった好例ではある。
もはや完結を期待できない『アップルシード』のラスト?を知ることが出来ただけでも読む価値はある。
PS. テセウスの船は、この物語が最後に見せた煌めきだった。
本作の背中がやっと見えて来た
攻殻機動隊(1)と比べ語られる事が少ないと感じる続編。分かりやすいアクション主体の前作と比べれば仮想空間での電脳戦主体の続編は分かりづらく当時は読者にハマりづらかったのかもしれない。
25年前の作品だけど、そこで描かれる未来のイメージは今だに古びていない。むしろ今やっと今作を理解できる程に現実が発達しつつあると言える。AI時代になり、やっと時代が『攻殻機動隊(2)』に追いつきつつある。その背中はまだ遠くやっと小さく見えて来た程度かもしれないが。
今作の主役・荒巻素子が電脳空間の中で支援AIを駆使して個人で世界的大企業や巨大なカルト宗教団体、国家とやり合っていく冒頭からの電脳戦シーンは、令和の今になって見ると複数のAIエージェントのチームにタスクを分配して、人間個人はそのAIに委託したタスクを統括してワークとして組み上げるというAI時代の最新式の仕事術を先取りしてイメージ化してたのだなぁと感じられる。
この作品で描かれた作業空間やデバイス、ガジェットは、漫画の刊行から25年たった今見ても魅力的だ。