あらすじ
『アップルシード』『攻殻機動隊』などSFコミックの巨匠・士郎正宗が挑む、神話と科学が融合したハイパーアクションファンタジー巨編。従来の士郎作品と違い、ファンタジー色の強いコミックとしてファンの間でも伝説的人気を持つ。娯楽色の強い作品でありながらその緻密で重層的な言葉の使い方に、熱狂的な読者も多い壮大なファンタジーワールド、新たに電子書籍化。
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面白かった
世界観が神道とSFを合体させた感じで、エンタメ全振りで面白かったです。
設定と描き込みがいちいち細かいので飲み込みながら読み進めていると、読了までめっちゃ時間がかかりました。
攻殻とアップルシードぐらいしか知らなかったんですが、それらと並ぶくらい面白かったです。
士郎正宗世界の楽観性
数十年前に紙の本で読んでいたが久々に再読。
士郎正宗名物の欄外にビッチリと書き込まれた脚注文は、さすがにスマホでは読むのは大変。自分はタブレットで読んだが、所々は拡大して読んだ。
漢字横のルビは、拡大してもカスれて読み辛い箇所が多数。
再読して、記憶よりもしっかり一巻でキレイに完結してた漫画だった、という印象。
ノストラダムスの大予言が外れる以前、オーム真理教が大規模テロ事件を起こす直前の日本で発表された、神話✕SF✕オカルトの壮大な物語をジェットコースターのようなスピードで描く漫画だが、
記憶以上に明るくコミカルな読後感だった。
押井守監督や神山健治監督によりアニメ化された攻殻機動隊の印象で上書きされていたが、士郎正宗作品は基本的にこういう楽観的な世界観の作品だったのかもと思い出させてくれた。