あらすじ
草薙素子(くさなぎ・もとこ)が自称知的生命体現象と融合し、公安9課を去ってから4年5カ月。その世界は更に深化! 極めて肉感的に緊迫する電脳バトル!!
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草薙素子がフィジカルも強すぎるし、知能も高すぎるし、人形使いと融合して全知全能になっており、これはもう人類最強どころかもう神だろ、なんで公安とかに収まってるんだと思っていたら本当に神になるところまで行ってしまう話。なお、霊能局のセリフは全部意味不明
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やばすぎて泣けてくるほどの名作。サイバーパンクSFに刺激を受けているのか、与えているのかなどどうでもよくて、近未来を可視化したという意味では、世界的な衝撃を与えた作品。マイクロマシン、人工知能、ハッキング、この作品のファクターのほとんどが現実化した恐るべき予言の書でもある。
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士郎さんの本は昔から読んでいます。女性がきれいで格好良いだけではなく、練りに練った背景設定や緻密で長丁場のストーリー展開などなど、引き込まれ何度も読み返して味わえる漫画。やたらと欄外の書き込みが多く、これも読み返す中で咀嚼(反芻)できる楽しみ。
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理屈で物語を組み立てることなら教科書があれば出来るかもしれない。但しその物語には、匂いや音や触感は生まれ得ない。キャラクタに魅力的な味付けをすることも、誰にでも出来る。けれどそのキャラクタは、読み手の心の像のなかで立って歩くことは出来ない。 この人の優れている点は、実はそこにあるのではないかと思う。オタクごのみなガジェットや専門用語、閉じられたコミュニティでのみ受け入れられがちな造形ではなく。
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公安9課を去り、4年5ヶ月後。支援AIを従え、荒事を請け負い、情報の海にダイブする。事件の真相を追った先にあるものはーー。
素子、健在です。知性体『人形使い』との結婚は上手くいったようで、順調に繁殖しています。宇宙創造の神に迫る存在へ進化してしまうのでしょうか?
テクノロジーが極まり超知性体が誕生すると、生命樹とか創生神話とか、なんだか怪しげな話になることが多いですね。サイバーパンクとオカルトって相性がいいのかも。
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物語後半は、生命工学と神学がこねくり回されるような展開になってくるので、初代攻殻機動隊のような純粋サイバー警察モノを期待していると混乱すること必至。
ただこれは作者が宗教に落ちたわけではなく「学者が研究を進めていくと、ふとその法則性や成り立ちに神の意志を感じてしまう」という現象を絵に落としただけと考える。実際こういうきっかけから宗教に入る学者もいる(知り合いの学者は「それは学問の敗北、研究の学徒としての放棄なので絶対にあかん」と無神論を貫いていた)。
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バトーやトグサといった公安9課の面々がチームワークを発揮した前作とは異なり、本作は電脳空間での荒巻素子のスタンドプレイによる電脳戦が主体。
このため、タイトルを攻殻機動隊「隊」ではなく攻殻機動「体」にすることも検討されていたことも作者が述懐するほどです。
前作『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』から4年5ヵ月後の2035年3月6日。
ネットの海で人形使いと草薙素子の融合体は、別のゴーストと融合を繰り返し、同位体を生み出していた。草薙素子の11番目の同位体で巨大多国籍企業ポセイドン・インダストリアル社の考査部長である荒巻素子が、同社傘下のメディテック社所有の豚クローン臓器培養施設が襲撃されるという事件を調査するうち、他の同位体たちと接触する。
内容も描写も抽象度が増し、前作のストレートな続編を望んでいた読者には肩透かしかも。
そして、草薙素子が直接登場する場面は少ないものの、大半がその同位体たち(荒巻素子、ミレニアム、アンタレス、スピカ等)による攻防という点も、読者の好みを分けそうです。かくいう自分も、結局、素子による一人芝居か?みたいな感想は抱きました。が、生老病死を持ちながら模倣子(ミーム)は完全に継続性を保つ知的人工生命である珪素生命体との融合をめぐって、推進派の草薙素子と慎重派の荒巻素子で見解が分かれるところに、この作品の深淵を見ましたね。
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書いてあるセリフやら、7割8割方理解できない笑
主に草薙素子(であったもの、またはその一部)の電脳の内部で起こっていることを絵とセリフにしたもの。
第一巻とは全然趣が違うので、途中で挫折する人も多いのではないか、と推測する。もう完全に士郎正宗の頭の中というか、趣味全開に突っ走っている。艶かしい女体の描写が多いのも趣味だろう。こういう女体に様々な姿勢を取らせ様々な角度から描いてみたいという願望である。そこに批判が集まるのも想像できる。
だけどこれを出版したという事実がもうそれは物凄いことなのであって、攻殻機動隊の原作に果てしない奥行と、他人がどう解釈しても追いつかないくらいの深みを与えているんだろう。まだまだこれから先も付随する作品が生まれ続けそうである。
しかし人形使いと融合した草薙素子、ネット上で自分の分身とも呼べる存在(同位体と表現されている)をナンボでも生み出せるようになっていて、それは世界中のどこにでも存在できてどこにでも形をなせる(あくまでネットがあるところなら、だけど)わけで、もうそれは神と言っていいのでは?とは思ったけど、作中ではネットそのものを神のように描いている。素子=ネット=神で、個=全になったと捉えていいのかな、わからないけど。限りなく森羅万象。霊能力者の環の存在がまだちょっとよくわからない。
この作品が理解できる人は頭がいいんだなあ。士郎正宗は天才もしくは狂人ですね。
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何度も噛み締めて読む本。草薙素子属性と人形使い属性がどう働くかで思考や行動が変化するかの、大変広くて微妙な進化の風景と云う感じ。主人公が「荒巻」と名乗ったりどこまでも「素子」のパースが見え隠れするのがファンには嬉しい。
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1を読んだら2も読まないと。
10年越しの続編は公安9課が関係しないからかあんまり普及してないですか?いや、ほぼオールカラーのほぼフルCGの中身は士郎ファン垂涎。作りこみがすごい。何度も読めるぞ。
Posted by ブクログ
正直、1巻との繋がりは薄くてどこがどう繋がっているのか全く分からないかもしれません。しかし、進化したグラフィック、より発達した思考なんかもすばらしいです。そして行き着く命の理論は士郎正宗がさまざまなシリーズを通して持っているものだそうです。
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諸星大二郎リスペクトな設定がぶわーって出てる。
「オンラインゲームへ入ってゲームの「外」からなんかする」のはまぁかう言ふもんでせう。
作者のガソリンエンジン描きたいモチベは、なんか読んでしまふ。
匿名
楽しめました
元々攻殻機動隊はアニメから入ったけれど 個人的に好きな作品なので楽しんで読めました
ネタバレはしたくないので書かないけど
良かったらどうぞ
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映画とアニメを見て興味を持ち、原作を読んでみた。ネットワークが高度に進化して、ネットワーク上の実体と自分の境がなくなってくるようなイメージ。
しかし、難しい・・・わからなかった・・・
Posted by ブクログ
これもTVシリーズの元、なんだよね?。とにかく、アニメとの共通のセリフ回しだったりキャラクター名だったり、ニヤリとできる内容です。前作よりカラーページが多いのと、セクシーカットが多いw。嬉しい限りです。はい。
内容は前回よりも難解。著者が冒頭で書いているように、犯罪者を追う警察組織の物語ではないです。もっとこう、マニアックです。
深い。深いからこそ読み込みたいと感じるのか、なんだこりゃとはねのけるのか。大半の人が後者だと思ってしまうほど、でイープな深さです。
Posted by ブクログ
攻殻の2巻目という事で購入しましたが1巻目に比べてさらにマニアック。
宗教観とかもからみまくっていて作者の頭の中がどうなってるか真剣に知りたくなった(いい意味で)本です。